「ミュージアム -序章-」

ミュージアム序章

2016年にWOWOWで放送されたらしい「ミュージアム -序章-」。白石晃士監督が手掛けていますが、本編のほうとごっちゃになっていたのが今ではお恥ずかしい。
本編の前日譚のような感じなのですが、当然ですがカエル男のなかには妻夫木聡はおらず、「芸術的な殺人」(という設定)ではなく、どちらかというと翻弄される人間の姿を描いている感じ。かなり原作に忠実な感じで、白石監督のカラーはけっこう薄く感じる。といえば聞こえがいいですが、テレビの作品だなあという印象です。... 続きを読む

「アブノーマル・ウォッチャー」

アブノーマル・ウォッチャー

2015年の映画「アブノーマル・ウォッチャー」。アメリカ映画です。じじいの大家が若夫婦の家を覗くというただそれだけの内容ではあるのですが、ラストがかなりえげつなく、それでいて爽やかという不思議な作品。このじいさんの目からは世界が美しく見えているという事実、それに震える作品でもあります。... 続きを読む

「ザ・ギフト」

ザギフト

2015年のアメリカ映画「ザ・ギフト」を見ました。主演は「モンスター上司」で主演していた俳優さんです。そのせいか、途中でなんだかコントに見えてきちゃう場面も……。
夫の高校の同級生に付きまとわれる夫婦。でも、その正体とは……?最初から感じていたモヤモヤ、違和感が順序を追って明らかになっていく。その感じは予想以上でした。... 続きを読む

「アバター」

アバター

ちょっと古い映画。「アバター」って言っても、青いほうのアバターじゃないです。2011年の邦画ホラー。主演は橋本愛、原作はあの!あの!山田悠介先生なんですって!
今ではもう全然流行ってない気がする『アバター』をモチーフにした映画。コンピュータ上のキャラをきせかえして楽しめるっていいですね。見ている限り、全然楽しくなさそうだけど。けっこうトンデモ映画です。... 続きを読む

「ディストラクション・ベイビーズ」

disbabys

2016年の映画「ディストラクション・ベイビーズ」を見ました。
・謎の男が、ひたすら喧嘩をし続ける
・その男の暴力性に惹かれていく高校生、巻き込まれるキャバ嬢
・兄を捜し続ける弟も、運命に巻き込まれていく
個人的に、音楽に向井秀徳さんがいるのが気になりました。好き。やたらと予告編で見かけた映画なのでつい借りてみたのですが、想像よりあっさりしていた。... 続きを読む

「マジカル・ガール」

majicalgirl

2014年のスペイン映画「マジカル・ガール」。これは間違いなく問題作であり、すばらしく繊細な話です。日本アニメも登場するので(劇中歌はなんと長山洋子!)、日本でもその点がフューチャーされましたね。
・余命僅かな娘の願いをかなえるため、コスプレ衣装を購入したい父
・たまたま出会った女性を、とあることから脅迫することに
・だが、その女がトンデモナイ女であり……
ラストは非常に後味が悪いですが、最後にぱちりとピースがはまるような感覚があり、その気持ちよさが胸糞の悪い展開を帳消しにしてくれる感じがあります。... 続きを読む

「ノック・ノック」

knockknock

あらすじ

「ホステル」「グリーン・インフェルノ」のイーライ・ロス監督がキアヌ・リーヴスを主演に迎えて贈るサスペンス・スリラー。1977年の「メイク・アップ」を基に、社会的な成功を収め、幸せな家庭を築いた主人公が、美女2人の誘惑に負けてしまったばかりに、サディスティックな仕打ちで絶望の淵へと突き落とされていくさまを描く。共演はロレンツァ・イッツォとアナ・デ・アルマス。
愛する妻と子どもたちに囲まれ、誰もが羨む理想的な家庭を築き上げたエヴァン。ある日、家族旅行の予定が仕事の都合で一人留守番をすることに。するとその夜、玄関をノックする音が聞こえ、彼がドアを開けると、土砂降りの中にずぶ濡れの美女2人が立っていた。ジェネシスとベルと名乗った2人は、道に迷い途方に暮れていると助けを求めてきた。家族の留守中に若い女性を家の中に入れることに抵抗を覚えつつも、人助けのためと2人を招き入れるエヴァンだったが…。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355718... 続きを読む

「サクラメント 死の楽園」

sakurament

非常に期待していた作品「サクラメント 死の楽園」を今さら見た。
・カルト教団の集団自殺事件に居合わせた取材クルーたち
・『楽園』には、恐ろしい裏があった
・信者たちは、死に飲み込まれていき……
結論から言いますと、物足りない。
タイ・ウェストとイーライ・ロスならもっとクドいくらいにキチっている映画かと思いきや、意外と助かる抜け道がちょこちょこと見えていて、カルトっていえばカルトだけど……と言いたくなるくらい、ぬるい。とはいえ、POV映画としてはよくできているし、リアルだなあという気持ちもあります。... 続きを読む