「ミュージアム -序章-」

ミュージアム序章

2016年にWOWOWで放送されたらしい「ミュージアム -序章-」。白石晃士監督が手掛けていますが、本編のほうとごっちゃになっていたのが今ではお恥ずかしい。
本編の前日譚のような感じなのですが、当然ですがカエル男のなかには妻夫木聡はおらず、「芸術的な殺人」(という設定)ではなく、どちらかというと翻弄される人間の姿を描いている感じ。かなり原作に忠実な感じで、白石監督のカラーはけっこう薄く感じる。といえば聞こえがいいですが、テレビの作品だなあという印象です。... 続きを読む

「葛城事件」

葛城事件

2016年の「葛城事件」を見ました。この監督の前作「その夜の侍」もよかったけど、この映画もすごくいい。劇場に見に行けばよかった。でも、すごく落ち込んで帰ってきて数日間うなされたと思う……。
無差別殺傷事件を起こしてしまった息子、そしてその父と母、兄の話。
本当に陰鬱で嫌な話ですが、見終わった後に残る「何か」がたまらなく好きな印象。... 続きを読む

「クリーピー 偽りの隣人」

creepy

2016年「クリーピー 偽りの隣人」を見ました。ずっと「クリーパー」だと思っていた。「ジーパーズ・クリーパーズ」の影響だろうか?
・引っ越したら、隣の人がどうにもおかしい
・嫁もどんどん浸食されていく
・サイコパスに打ち勝つことはできるのか?
という、サスペンスであります。130分あるくらいなので、だいぶボリュームがありますが、見やすい話ではあります。実在した事件もモチーフになっているのだろうなあ、とは思いました。... 続きを読む

「ディストラクション・ベイビーズ」

disbabys

2016年の映画「ディストラクション・ベイビーズ」を見ました。
・謎の男が、ひたすら喧嘩をし続ける
・その男の暴力性に惹かれていく高校生、巻き込まれるキャバ嬢
・兄を捜し続ける弟も、運命に巻き込まれていく
個人的に、音楽に向井秀徳さんがいるのが気になりました。好き。やたらと予告編で見かけた映画なのでつい借りてみたのですが、想像よりあっさりしていた。... 続きを読む

「ドロメ」【女子篇】

doromeimage

「ドロメ」【女子篇】。2016年の邦画。
ダブルアングルホラーとのことですが、今回は森川葵ちゃんが主演のほうの女子篇をご紹介します。といっても、男子篇と猛烈に何かが違うわけではないのですが、共通しているシーンもありますが、別のシーンも多く、片方の動画では語られなかった謎がもう片方の映画を見るとわかる、というユニークなシステムになっています。
個人的には「男子篇」の方が面白かったのですが、女子篇も面白いです。... 続きを読む

「残穢」

zane

2015年の「残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-」を見ました。
原作は大好きな小野不由美さん。にしても、この仕上がりはなんでしょうか。
・呪怨にも似た、呪いのリンクが続く
・新しい登場人物が出てくるごとに、テロップで名前が表示(モキュメンタリー風?)
・ただ、昔の再現映像だけはめちゃくそ怖い。... 続きを読む

「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」

ネガティブハッピー・チェーンソーエッジ

2007年の映画「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」。
長くてタイトルが覚えられない。ずっとネガティブ・チェーンソー・ハッピーエッヂだと思ってたよ。チェーンソー男と戦う美少女を好きになる青春映画、という感じ。ちなみに原作を読んでおります。チェーンソー男の造形だけはやたらとカッコイイです。... 続きを読む