前半は西部劇、後半は色白プレデターによる解体ショー『トマホーク ガンマンVS食人族』

トマホーク ガンマンVS食人族

2015年のアメリカ映画『トマホーク  ガンマンVS食人族』を見ました。なんと132分もある!のも当然、主人公は死霊館シリーズでもお馴染みのパトリック・ウィルソン、準主役をなななんとカート・ラッセルが演じております。... 続きを読む

アルゼンチン版『マーダー・ライド・ショー』!?「ブラッド・インフェルノ」

ブラッドインフェルノ

アルゼンチン/ニュージーランド製作の「ブラッド・インフェルノ」を見ました。2017年の映画。
この映画はとにかくパッケージが悪い!DVDジャケットの適当な合成のせいでやっつけ感がすごく、「絶対にハズレ映画だろう」という印象。ですが、その中身は『悪魔のいけにえ』か、はたまた『マーダー・ライド・ショー』を思わせるダークファミリー×残虐拷問モノ!... 続きを読む

お肉大好きキチ夫婦がひたすら空回り「ザ・カニバル・クラブ」

ザ・カニバル・クラブ

ブラジル映画「ザ・カニバル・クラブ」を見ました。2018年の映画。
浮気症の妻と暴力的な夫の話です。タイトルにもありますが、カニバリズムはほぼ登場しないような…なんでこのタイトルなのかな?と思ったけど、原題がそうだからでした。... 続きを読む

サイコパス殺人鬼に染まる『何もない女』の悲劇「メイヘム 殺人晩餐会」

メイヘム殺人晩餐会

2018年ブラジル映画「メイヘム 殺人晩餐会」。
レストランに強盗が入ったのをきっかけに、店主が突然サイコパス化。狂った店主に同調してしまうウェイトレススや、反発して監禁されるシェフと客たち。反抗する者は次々殺されていくが…。
非常に「鬱」なお話です。... 続きを読む

「RAW 少女のめざめ」

RAW

2016年の映画「RAW 少女のめざめ」を見ました。フランス/ベルギー映画。
フランスの女性監督がカニバリズムと女性の性の目覚めを絡めて描いた青春ホラーってことなのですが、ものすごくクセがあるのに美しく、それでいて醜く、すごくいい映画です。フランスらしいよくワカンネーところもありましたが。... 続きを読む

「ホラー喰っちまったダ!/やめられない、とまらない人肉バーベキュー」

ホラー喰っちまったダ

「ホラー喰っちまったダ!/やめられない、とまらない人肉バーベキュー」。1979年のアメリカ映画。DVDになったのは最近だと記憶している。
もう、この映画はあきらかにおバカ、とうよりもそれ以上の「低能」「アホ」ホラーなのですが、タイトルからしてものすごい。
「ホラー喰っちまったダ!」というタイトルがもう、意味が分からない。そして「やめられない、とまらない」はおそらく、カルビーのかっぱえびせんのCMのパロディなのでしょうか。営業妨害で訴えられてもおかしくないレベルであります(カニバリズム映画だし)。... 続きを読む

「GHOUL グール」

グール

「チェコ歴代興行収入ナンバーワンホラー」だという映画です。
「GHOUL グール」。「東京喰種」の影響でこの邦題になったのかと思いきや、もともとのタイトルも「GHOUL」でした。チェコとウクライナの共同製作映画です。
オカルトにカニバリスムの要素が加わり、おまけに真っ暗な森のなか、敷地外に出ることができない家の中で悶々とするというお話。監禁モノではないけれど、外に出られない設定作りがうまい。
また、謎の「人肉を食べた過去を持つ男」も登場し、彼の正体も恐怖を煽ります。... 続きを読む

「31」

31

ロブ・ゾンビ監督の新作「31」。意味があるのか?と思って調べたのですが、アメリカでは「13」は不吉な数字らしいですけど(「13日の金曜日」しかり)、「31」についてはよくわからない。まあ、意味なんてなくていいのだ!
ちなみに、この映画はハロウィンシーズンのお話です。ロブ・ゾンビはハロウィン好きなのか?そして相変わらず嫁が主演です。相変わらずベイビーは美人です。「マーダー・ライド・ショー」の頃とは違う、凄みのある色気がありますぞ。
「ロード・オブ・セイラム」はものすごく悪魔主義的な映画でしたが、今回は過去作のエッセンスをまた凝縮したような感じです。たぶん、ゾンビ監督は撮りたいものが変わらないんでしょうね。私は好きです。
音楽もいいし、フィルムの質感もいいし、80年代を意識したのだろうなという雰囲気も好き。「悪魔のいけにえ」とか好きなんでしょうねえ。知らんけど。... 続きを読む

「フリーキッチン」

フリーキッチン

2013年の邦画「フリーキッチン」。原作は福満しげゆきさんの「娘味」です。昔『ガロ』で連載されていた時にリアルタイムで読んだ思い出。
人肉を息子に食べさせる母の話です。不倫や愛人が絡んでくるので、その点は映像で見るとやや生臭いのですが、ホラーコメディというよりはホラーファンタジーに近い印象であります。... 続きを読む