お肉大好きキチ夫婦がひたすら空回り「ザ・カニバル・クラブ」

ザ・カニバル・クラブ

ブラジル映画「ザ・カニバル・クラブ」を見ました。2018年の映画。
浮気症の妻と暴力的な夫の話です。タイトルにもありますが、カニバリズムはほぼ登場しないような…なんでこのタイトルなのかな?と思ったけど、原題がそうだからでした。

主人公・オタヴィアはテレビ局のお偉いさんで、妻は美人だけど使用人とバンバン浮気しちゃう曲者の女性。冒頭から浮気して、旦那が相手を撃ち殺し、その死体をバラバラにして焼くという衝撃的なシーンもあります。しかも夫婦でマッパのまま。やっぱりマッパは絵力がありますね。

しかし、奥さんは夫の知り合い(秘密クラブ仲間。この秘密クラブでは男女のまぐわいをみんなで観覧したあとそいつらを殺して食事をしているらしい。その男女の肉かははっきりと語られないが…)の政治家が、自分の家の警備員と性交渉を持っている(※男性同士)ところを目撃してしまうのです。

「口が軽いやつ・秘密をもらすやつは処刑」というルールがまかり通るカニバルクラブ。そのリーダー的存在である政治家のまずい秘密を握ってしまった妻は、なぜか政治家のもとに赴き「自分は何も見ていません」アピール。逆に気分を害してしまいます。このままでは夫婦が敵とみなされて殺されるかも?
というところに、新管理人のジョナスが登場。奥さんは早速ジョナスを誘って寝てしまうのですが(なんで断らないんだ)、その日に強盗が突入。ジョナスは奥さんを守って強盗を殺し、オタヴィアも残りの強盗を撃退。

夫婦は政治家を呼び出して騙し、殺すことに。ジョナスに手伝わせて政治家もSPも皆殺しにしたあと、夫婦は口封じにジョナスも始末しなければと思い出します。ジョナスと奥さんが関係を持っているところをすきをついて殺す計画をたてるも、勘がいいジョナスのせいで失敗してオタヴィアは奥さんを手にかけてしまいました。
そしてオタヴィアもジョナスに殺されて終わり。

ブラジルってこんなに治安悪いの!?それともキチ夫婦なのか!!?と、よくわからないまま狂気にのまれてしまった作品。胸糞悪い映画が好きな人にはおすすめかもしれません。そんな人いるのかわかりませんが。
夫婦はやたらと肉を食っていたもののそれが人肉なのかは明かされず…しかし、わざわざ人肉を食べる意味ってないですよね。変質者以外。モヤモヤを残す映画なのですが、そのモヤモヤが妙に心地よい映画でもありました。

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