『死の匂い』を排除した結果、無味無臭になったアイドルホラー「がっこうぐらし!」

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2019年の邦画「がっこうぐらし!」。原作はコミック、以前にはアニメ化もされている作品でもあります。主演はラストアイドル。Wikipedia見たら個人名が掲載されてなくて、何かの怒りを感じました。
もともとかなり悪い方向に話題になった気の毒な作品(なにかに映り込んでいたキャベツが流通用に葉をとられ加工された形跡があったことでSNSで話題になったり、宣伝ポスターが既にネタバレだと炎上したり)ではあるものの、意外とよくできているゾンビ映画でもあります。ゾンビメイクもしっかりしているし、キャストだって別にそこまで悪くない。お金もかかっている。でも、全体を通してなんとなく物足りない。
「原作ファンにも納得してもらえるものを作りたい」と「ラストアイドルに忖度した作品にしなければ」という合間をウロウロした挙げ句、静かに倒れて沈んでいった感じ。アニメを盛り上げた一因でもある主題歌も、当然映画用のものに差し替わっています。... 続きを読む

吐く音にエコーをつけるというセンス「怪奇!死人少女」

「怪奇!死人少女」を見た。2005年にDVDがリリースされた、白石晃士監督の映画です。原作は日野日出志先生。なぜホラー漫画家の巨匠はポニーテールなのだろうか。と、関係ないことが気になったけど、そもそも該当する人は日野日出志先生と御茶漬海苔先生しか思いつかなかった。そして久しぶりに神田森莉先生のことを調べたらとんでもない電子書籍を出してらっしゃるじゃない。ぜひ画像検索を。はらわたがよじれます。... 続きを読む

季節外れの通り雨がやってくる時、消えた子どもたちが戻ってくる「雨の町」

雨の町

2006年の邦画ホラー「雨の町」を見ました。原作は菊地秀行のSF小説で、未読ですが面白そう。読みたい。と思わせる映画。とはいえ、映画も負けてはいません。Jホラーが明らかに息切れしてきたであろう2006年頃であってもなお、なかなかどうして怖い作品です。つっこみどころが適度にあるのも好ましい。... 続きを読む

「幽霊ゾンビ」

幽霊ゾンビ

2007年の邦画ホラー「幽霊ゾンビ」。たまたま見たんだけど、「ゾンビ村」よりもはるかにできがよく、怖いシーンもちゃんとありました。と思ってクレジットを見たら、白石晃士監督だった。納得。キャスティングを見ると、「平野幽霊」「斎藤ゾンビ」「柳ユーレイ」とあり、柳さん以外にも幽霊さんっていたのねと思う。... 続きを読む