「殺戮にいたる山岳」

殺戮にいたる山岳

韓国のサスペンス映画はやっぱり面白い。その理由を探ると、自分の中では「知らない俳優さんが演じていることでリアリティが増している」気がするのもあるのですが。
今作もユニークです。2016年「殺戮にいたる山岳」。
この邦題は好き。原題は「THE HUNT」、つまり「狩り」というタイトルなんですが、「ザ・ハンティング」とかじゃなくてよかった。... 続きを読む

「31」

31

ロブ・ゾンビ監督の新作「31」。意味があるのか?と思って調べたのですが、アメリカでは「13」は不吉な数字らしいですけど(「13日の金曜日」しかり)、「31」についてはよくわからない。まあ、意味なんてなくていいのだ!
ちなみに、この映画はハロウィンシーズンのお話です。ロブ・ゾンビはハロウィン好きなのか?そして相変わらず嫁が主演です。相変わらずベイビーは美人です。「マーダー・ライド・ショー」の頃とは違う、凄みのある色気がありますぞ。
「ロード・オブ・セイラム」はものすごく悪魔主義的な映画でしたが、今回は過去作のエッセンスをまた凝縮したような感じです。たぶん、ゾンビ監督は撮りたいものが変わらないんでしょうね。私は好きです。
音楽もいいし、フィルムの質感もいいし、80年代を意識したのだろうなという雰囲気も好き。「悪魔のいけにえ」とか好きなんでしょうねえ。知らんけど。... 続きを読む

「ハンティング・パーク」

ハンティングパーク

2016年の映画「ハンティング・パーク」を見ました。人間狩り映画はかなり前に一気に盛り上がってすぐ冷めた印象(エッチな人間狩り映画を量産したりもしたけれど)。久しぶりに謎のマスクの男が女を追い回す、という典型的な映画を見たのですが、ホント、期待していた以上のものはなかったのであります。... 続きを読む

「グリーン・インフェルノ」

greeninfe

2013年のアメリカ・チリ製作映画「グリーン・インフェルノ」。
久しぶりにイーライ・ロスの監督・脚本・製作映画。製作はたびたびしてますけど、この人のプロデュース映画は好きです。
この映画に関しては、とにかく気持ち悪い。昨今のカニバリズム映画でめぼしいところを思い出すと、「肉」が思い浮かぶのですが、ああいうカルトや虐待、暴力の香りがするカニバリズムとは違い、この映画は純然たる食肉映画です。「食人族」を見た時の記憶が猛烈に蘇りますね。... 続きを読む