「ハンティング・パーク」

ハンティングパーク

2016年の映画「ハンティング・パーク」を見ました。人間狩り映画はかなり前に一気に盛り上がってすぐ冷めた印象(エッチな人間狩り映画を量産したりもしたけれど)。久しぶりに謎のマスクの男が女を追い回す、という典型的な映画を見たのですが、ホント、期待していた以上のものはなかったのであります。

ネタバレ

ハンティングパーク1

「たしかなことがある。神も差別をするのだ」などと言いながら、男を撃ち殺す謎の男。

銀行強盗をしている2人組は、女を人質に逃げている。男の1人は銃で撃たれた傷で死に、サソリのジョーと名乗る強盗は人質のヴィヴィアンと共に逃げ続ける。だが、車がパンクしてさそりのジョーもスナイプされ、ヴィヴィアンも襲われてしまう。

ヴィヴィアンは兄が金を持ち逃げしたせいで、父と一緒に経営していた小さな農場を失いそうになっていた。(別に伏線にもならない話)

ヴィヴィアンが目を覚ますと、死体と手錠でつなげられ、外に放置されていた。彼女は死体の腕を砕いて、自由を取り戻す。彼女が看板のような地図(こすれていて読めないが)の近くによると、レコードプレーヤーが動いて音楽を奏でている。突然サイレンが鳴り響く。

このパークの支配者、ワイヤットは兄である警官と喧嘩をしていた。兄妹はとても仲が悪く、兄は弟の所業に感づいているようだ。

ヴィヴィアンは磔で放置されている死体を見つける。兄も、強盗の片割れの死体を見つけ、一度は帰ろうとしていたが戻っていく。

ヴィヴィアンは生きている女性を見つけるが、彼女が遠くから撃たれたので、助けられない。
だが、マスク男を殴って水や銃を奪うゴリラなヴィヴィアン。

その後、廃車置き場で手錠で車とつながれているトラヴィスという男を見つけるヴィヴィアン。水をあげて、助けを呼んでくると誓う。

彼女はある家に到着するが、そこにはぐちゃぐちゃの死体と、壁に貼り付けた大量の耳があった。家に入ってきた誰かを刺すヴィヴィアンだが、それはワイヤットの兄だった。ワイヤット本人は車で外に待機して、ヴィヴィアンとにらみ合いになる。

ヴィヴィアンは結局炭鉱に落ちてしまい、サイレンがなりまくるなか、追われることになる。
(暗闇でわめいたりしているので、よくわからない)
そして翌朝、彼女は無事に脱出する。

のちにこの場所はカーネイジ虐殺パークと名付けられ、24件の殺人の証拠が見つかった。犯人はまだ見つかっていない。

感想

・ぜーんぜん追われていないので、緊迫感がさほどない。
・カラッカラの砂漠地帯で、遠目に死体っぽいものが置かれていても怖くないですね。いや、現実なら怖いけども。
・ワイヤットはガスマスクをしていたのですが、あんまり強くもなし。どうしてこんなことをしているのか、本人のポリシーも語られないので、とても薄っぺらく感じました。