「悪霊病棟」第9話『徘徊する魑魅魍魎』のネタバレ

悪霊病棟

第9話「徘徊する魑魅魍魎」

琉奈は、鈴木(を操るきぬ)に呪いをうつされたのだろうか?
父は、彼女の母に除霊の能力があったことを暗に語り、その能力を琉奈も受け継いでいると確信する。

朝陽は班目に会いに行く。

病院では、入院している息子の虫歯が増えたとクレームが入り、看護師が見に行く。だが、少年は看護師に噛みつき、暴れ回る。人が人を噛みだし、感染が拡大していく。

院長のもとにかけつける主任。主任に「君は……人殺しはできるかね?」と尋ねる院長は、琉奈を殺すように命じる。主任は自分のことを責めている。そして、自分自身が旧病棟に向かう。

愛美が取材で会いに行った老女に会いに行く班目と朝陽。彼女は旧病棟の隠し部屋のことを知っている。祓い師が自殺したというのはうそだった。彼は自らきぬと同じ力を身につけ、戦い、霊界に赴いてきぬを旧病棟に封印したのだ。
(そして、この老女が朝陽の祖父の妾だったかな?ということがわかる)

琉奈は母の服をもらい、自分の家に帰ってくる。

朝陽は琉奈が助かる方法を探している。だが、そこで鈴木から電話がある。病院で起きていることを知った朝陽は、急いで現地に向かう。病院は恐ろしいことになっていた。暴れている患者を抑えつける鈴木や医師たち。
そこに、赤い服(母の服)を着た琉奈が現れる。それは時代遅れなデザインではあるが、まるで戦闘服のようだ。

母からもらったおまもりを使い、みんなを祓う琉奈(実にイージーである)。患者たちの口から黒い歯がぽろぽろと落ちる。琉奈は旧病棟へ行こうとするが、院長が現れる。班目と朝陽もそこにやってくる。

実は、朝陽の祖父は源吉を死においやり、病院をのっとったのだ。そして、きぬは源吉の嫁だった。彼女は流行していた奇病にわざとかかり、黒い歯の呪いを広めたのだ。源吉の子を身ごもっていたきぬは、その子にも呪いを託した。しかも、子供もすでに自殺している。

院長は自分が犠牲になってきぬを鎮めようとするが、「きぬの怒りを増すだけ」と琉奈に止められる。
全ての恐怖が集まる、旧病棟。そのなかに主任の姿も見える。

感想

・琉奈が噛まれたという展開はなんだったのでしょうか(まったく伏線回収されず。説明がアッサリなのでよくわからない)。
・突然の感染ルート。ただ、非常に小規模なのであまり怖くないです。
・おまもりをかざすと悪霊が祓えるってすごく簡単ですね。拍子抜けしました。
・きぬの子供の自殺の話も、なぜ挿入されたのかわからない。怖いような感じの話だから?別に赤ちゃんの幽霊とか、子供の幽霊とかは出てこないんですけどね。
・主任に「殺せ」と命じつつ、結局琉奈を頼ってしまう院長。移り気ですね。