「悪霊病棟」第7話『憑依の咆哮』のネタバレ

悪霊病棟

第7話「憑依の咆哮」

琉奈は、自分は幽霊と波長が合うから利用されやすいと語る。彼女は旧病棟であったことを思い出す。琉奈は逃げ出すことができたが、鈴木がとりつかれたと考える。
女の幽霊は「きぬ」。きぬが鈴木にとりついているのだ。だが、鈴木は行方不明になっている。

朝陽の夢も、琉奈の夢も満月から始まった。きぬは満月の日に、もっとも力を持つと推測する琉奈。
のっとられた鈴木を探す朝陽だが、琉奈を見つけた主任は彼女を責める。逃げる琉奈は、化け物と化した鈴木と遭遇する。目の色が変わり、四つん這いでツメは伸びており、よだれをダラダラ垂らしている鈴木。歯はもちろん黒い。
にぎったお守りから立ち上る煙。琉奈は襲われてしまう。

朝陽が助けに来たら、鈴木がそこに倒れており、黒い歯が落ちている。朝陽と鈴木は、班目と主任のところに戻る。
鈴木は最近記憶がなくなることが増え、上顎から変な歯が生えてきたと語る。同時に、琉奈に恐怖心を抱くようになり、同時に憎く感じるようになったのだ。

主任は旧病棟に鈴木を行かせたことを公開する。
「アヤカ……アヤカ……」
呼んでいる声が聞こえたという鈴木。寒くて暗い場所。でも、思い出せない。
主任は自分の母も看護師だったと思い出話をする。

今夜ですべてが終わると言う朝陽。旧病棟の最上階、廊下の突き当たりの扉は存在しないと言い出す。それは事実なのか?

朝陽は拾った黒い歯を班目に見せる。石川の言葉「くろいは」は「黒い歯」だったのだ。
まだ、終わっていないことに気が付く2人。

感想

・実は憑依されていたのは鈴木だったのですが、特殊メイクで四つん這いでナースで、と情報が多くてすごいことになっております。
・「歯」って、どちらかというと他人のそれを怖がるよりも、自分のそれのほうが怖いと思うのですが、その点においてはこのドラマは怖くない気がする。もちろん、歯が汚い女が襲ってくるとか、知らない間に自分の上顎から歯が1本生えてくるとか、怖いことは怖いシチュエーションなんですけど、どうしても自分のこととして怖いというより、他人事としての感覚が強い。この点、やはり映像だと表現が難しいのかもしれない(小説だったらもっと自分に置き換えられそう)。
昔見た悪夢で、歯がぽろぽろ抜け落ちて、吐いても吐いても歯が口から落ちてくるという夢を見たことがあるのですが、その感じを超えてほしい(まあ、自分勝手な意見ですが)。
関係ないですが、歯が汚いばあさん悪霊と言えば「スペル」だと思います。