トンデモアイドルホラーの頂点「死幣-DEATH CASH-」第10話(最終話)『呪いが解かれる時』のネタバレ

死幣

高山はあっさり逮捕された。財津を殺したと思われている若本だが、萱原に助けられてなんとかなる(ホント、なんとなーくなんとかなったとしか言えない状況)。

由夏は病院ですでに死幣を使い支払いを済ませていた(1千万をキャッシュで!?)。妹は死幣を使うなとうわごとで心配するが、由夏は嘘でごまかし手術を決行する。
今まで死んだみんなのビジョンが押し寄せてくる由夏。様子を見に来た若本にすがりつき、死にたくないと喚く。しかし、由夏にも呪いが迫っていた。

病院内の部屋に閉じ込められ、勝手に動き出した工具用のドリルに襲われる由夏。それはよけたものの、飛んできたメスにまた襲われる。しかし、それをかばったのは若本だった。若本によって呪いは解かれ、由夏は死なずに住んだ。
高山から呪いを解く方法を聞き出していた若本。高山は父に死幣を盗まれていた。そのせいで呪いは父に移り、自分は死なずにすんだのだ。若本は由夏の身代わりになった。妹を守れなかった後悔で由夏を救った若本。

その後、由夏も小夢も元気になっていた。由夏は未だに若本のことを思い出している。若本のようになりたくて刑事になった由夏。しかし死幣はまだ存在し続けており、とある行き場のない親子のバッグのなかで金は増え続けていた…

まず病院の手術のお金をキャッシュ1千万で支払うってどういうシチュエーションなんだとか、普通退院時に精算じゃないのかね(高額医療の場合には先に支払うとかあるんスかね、でも普通は手付金ぐらいまででは??)とか、そもそも親に相談せずに勝手にドンドン決めるのか(親は外国で働いているらしいが登場しません)とか、もうメチャクチャであります。

あと、メスが飛んできて胸に刺さるという死に方も気になる。ルールとして「事故か自殺に見える死に方をする」ってあったけど、どういう事故よ。工具用ドリルの迫真の演技だけは素晴らしかったですね。

大方の予想通り「身代わりになれば呪いは終わる」という最後のルールも明らかになりましたが、高山巡査は「呪いをとめたかった」と豪語していたものの、由夏の身代わりになる気はなさそうだったよなあ…どうやって連鎖を止める気だったのか。まさかのゼミ生皆殺し?

そしてあっさりしたエンディングで、由夏は刑事になっています。というよりも警察官か?若本のことが本当に好きだったんですね。時々でいいから1話で好きだった三浦くんのことも思い出してあげてほしいですね。
しかし、このドラマは何だったんだろうか。とは思いつつ、トンデモホラーを見たいという人にはぜひ進めたい怪作ではありました。未見の方はぜひどうぞ。