トンデモアイドルホラーの頂点「死幣-DEATH CASH-」第5話『呪いの原点』のネタバレ

死幣

死幣のせいで村人のほとんどが死んだ村。そこにはかつて夏子という女の子がいた。彼女は村長の息子と結婚するはずだったが女優の道を選んで上京、結婚・出産を経て10年後に出戻りした。しかし彼女を待っていたのは村八分。困っている夏子をみんなが見捨て、結果、夏子と子供1人(1人の子供は生存)は死んでしまった。夏子の遺体は黒い涙を流したという。
なお、この地方にはお棺に本物のお金を入れ、三途の川の渡し賃にするという風習もあった。
(たしか、この葬儀のお棺のお金もケチられていたような…)

由夏は妹から渡された稲川淳二のお守りを大切にしているが、若本にも妹がいたらしく…?

一方、灰谷はお金を電子マネーに変えて大儲けしていた。「弱い心の人間のところに金が集まる」と説教されても彼は変わらない。その日の夜、出前を大量に頼んでちょっとずつ食べて残すという謎プレイに興じている灰谷。ピザ、寿司、そば、ミートソースが並ぶ(大成功したわりには質素なメニューであります)。しかし、由夏は灰谷が死ぬビジョンを見ていた。
灰谷のFX用のモニターには「おなかすいた」という文字が表示され、食べ物が勝手に彼の口の中に飛び込んでいく。そして灰谷はパスタを喉につまらせて窒息死した。出前を電子マネーで精算したせいだ。

由夏は、村の生き残りの志乃から連絡を受ける。死幣の伝説を調べていた人間がもうひとりいる。それがゼミの教授の財津だった。

今回は昔の少女漫画みたいな演出の村八分を経て、後半はミートソースで死亡する灰谷くん劇場です。いやあ、ホラーはたくさん見てきたけれど、死因がミートソースっていうのは初めてかもしれない。

「セブン」くらいじゃないか、食べすぎて死ぬという描写は。漫画だと「神の左手悪魔の右手」がありますけど。そうだ、呪われた金を電子マネーにすればいいんだ!なんて通用するわけないと思う。
最後のシーンの意味は、貧しさのあまり死んでいった夏子とその子供は食べ物を無駄にした灰谷が許せなかったということか。あと、意味ありげな若本の過去ですが、最初に言っておくと全然伏線じゃないです。期待するだけアホらしいので、「もしかして」と思うのはやめましょう。カロリーの無駄遣いです。