「デッド・ライジング ウォッチングタワー」

deadrisingw

2012年の映画「デッド・ライジング ウォッチタワー」という映画を見ました。アメリカ映画です。それにしても、この映画は何だったんだろう。
・デッドラファンにはお馴染み、大人気ゲーム原作
・といってもゲームの話をトレースしたわけではなく、完全オリジナルストーリーとキャラで展開
・なんと「武器と武器を合体させる」ゲームシステムをクローズアップ。エエエエエ~!
ストーリーは「バイオハザード」の劣化版みたいです。泣けるぜ!

あらすじ

ジャーナリスト、チェイス・カーター、彼の相棒の女性カメラマン、ジョーダンは、オレゴン州のゾンビパンデミックにより、政府機関、FEZA(ゾンビオーソリティ)によって、壁に囲まれたエリアの取材を試みる。そこでは抗ゾンビウィルス薬<ゾンブレックス>によって、ゾンビウィルスの治療が試みられていたが、その薬の投薬は失敗、逆効果となってしまい街中にゾンビウィルスが広がってしまった。
チェイス、ジョーダン、そして彼らとであった子供を探す母親のマギーそして謎の女性クリスタルは、政府がゾンビを消滅させるための空爆作戦の前に、この街からの脱出を図る。
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登場人物

カーター:主人公。ジャーナリスト気取りだが、一流とは言い難い強引な取材も多い。
ジョーダン:街の外に脱出して、カーターをフォローする。
クリスタル:謎の女性。当然美人。
マギー:ゾンビに戻った娘を探し続ける母。

ネタバレ

ゾンビに追われているカーター。ピエロの格好のゾンビに追われている(サイコな生存者ピエロではありません)。警官ゾンビにも襲われ、弾切れで絶体絶命。大量のゾンビがなだれ込んでくる。

時は巻き戻る。カーターはゾンビやゾンプレックスに関連した問題について調査、レポートしている。ゾンプレックスを投与される感染者たち。そんななか、エリアの中にいたクリスタルという女性にインタビューを試みるが「フランク・ウエスト気取り?」と怒られる。
※フランク・ウエストはゲーム第一作の主人公です

感染者を取材中、ゾンプレックス(ゾンビ化をストップさせるための薬)を投与していた人たちがゾンビに戻っていく。街にパニックが起こる。
クリスタルと逃げるカーター。

ニュース番組では、フランクがインタビューに応じている。

カーターはクリスタルと、途中で出会ったマギー(ゾンビに戻った娘を殺した)と3人で行動することになる。ちょくちょく娘の心配をするマギー(殺したと思ったけど、はぐれていたのでしょうか??このあたりの描写がよくわからない)。車で逃げるが、ゾンビをはね、フロントガラスにその体が刺さる。3人は近くの質屋に逃げ込み、立てこもることになる。
アイテムを組み合わせて武器を作るクリスタルたち。

街の外に出ようとしている一般市民。だが、空気感染を恐れている軍は彼らを外に出そうとはしない。

マギーは夫と別れた時の話や、娘のケイシーが噛まれた時の話を語る。

外に出たジョーダンは検査を受けている。

質屋周辺をバイカーが襲撃する。日本刀を持っているバイカーが質屋に侵入してくるが、クリスタルは銃で脅して出ていかせる。だがそれは空砲だった。日本刀をクリステルにとられた男は、クリスタル作った武器を代わりに持っていく。

街の外に出ようとしている夫婦もいるが、軍が放置しているため、ゾンビに噛まれて死んでしまう。

クリスタルは感染者だった。彼女のゾンプレックスを捜すために外に出るが、ゾンビに追われたカーターは逃げまくるしかできない。ここで冒頭のシーンにつながる。
芝刈り機とチェーンソーを合体させた武器もここで登場する。
すんでのところで、倒れているカーターの上にかぶさっているゾンビをクリスタルが器用に車で轢き殺す。

外に出たジョーダンは、協力者の助けを得てゾンプレックスのある場所をカーターに教える。その倉庫の外では、抱っこひものなかに入っている赤ちゃんを食べている父親ゾンビも見える。

その倉庫には、誰かが住んでいるような形跡も見える。
政府は、ゾンプレックスが既に効力を失っていると思っている。倉庫にあるゾンプレックスは効果がないのだろうか?カーターは倉庫にあるゾンプレックスを撃って様子を見て、症状が出たら急いで今所持している最後の1本を打つべきだとクリスタルに主張する。

マギーは娘のゾンビに似たゾンビに食べられてしまう。

倉庫にあったゾンプレックスは効果があった。ゾンプレックスは今まで通り効果があるようだが……?
クリスタルは今まで生きていていいことがなかったと落ち込む。だが、カーターは一緒に外に出ようと誓う。だが、ゾンビが押し寄せてきて、前にも後ろにも行くことができない。そこに戻ってきたのがここを根城にする件のバイカーたちだ。カーターは拉致され、クリスタルはバイカーのボスのもとに連れていかれる。

目が覚めたら、フォークリフト?に括り付けられているカーター。そこにゾンビが少しずつ群がり、それをバイカーたちが愉快そうに見ている。だが、カーターは自分を拘束しているロープをゾンビが持っていた包丁で切っていく。すんでのところで逃げた彼だが、ガス漏れで爆発まで起きてしまう。ゾンビの持っていた包丁が爆風で飛ばされ、野次馬のバイカーに突き刺さる!

カーターはジェイソンと電話を行うが、ジェイソンが外で聞いた「一般市民の救出作戦」は行われていなかった。もしかしたら、検問まで行けば外に出られるかもしれない。でも、何かがおかしい。

クリスタルはバイカーのボスに襲われている。彼は時限爆弾を持っているようだ。クリスタルは彼の気を引くが、うまくいかない。逃げ出したカーターはバイカーの見張りをやっつけて、クリスタルを助け出そうとする。だが、そこにゾンビも加わり、混戦状態に。そのなかにはマギーのゾンビもいる。そしてマギーのゾンビがボスを噛む。バイクで逃げるカーターとクリスタル。

ゾンプレックスの代わりに、マイクロチップを生存者の体に埋め込む政策が発表されている。だが、どうもきな臭い。この計画を推し進めている将軍の基地には、この事態が起こる前に大量のマイクロチップが搬入されている。ジョーンズはその秘密に迫ろうとしている。

検問は相変わらず通ることができない。カーター立ちはどうしたらいいか考えるが、後ろからゾンビを引き連れたバイカーのボスがやってくる。そのトラックにはピエロの頭が括り付けられている。爆弾付きのオノを持ちだすボス。その爆弾で、検問を吹き飛ばしてゾンビを外に出そうというのか。だが、カーターは辛くも彼を撃退する。
(ここで謎の「武器目線」が出てきます)

しかし、カーターとクリスタルが外に出てゾンプレックスとマイクロチップの真実に迫ろうとした時、既に飛行機は爆撃を開始。ゾンビも街も焼き尽くされる。

感想

・夢を見ていたのかもしれませんが、こういうワケワカランオチだったのは、おそらくゲームシリーズが爆撃オチを連発しているせいでしょうか(3日間生き延びて、最終的にボスを倒して街から脱出するゲーム)。にしても、非常にわかりにくい話。初見の人は「ハァ?ゾンプレックスってなに?」だと思う。
・つまりは政府の陰謀が絡んでいる話なのですが、マイクロチップの利権問題なのか?それとも勢力争いなのか?テロなのか?と、判断がつくまでに時間がかかる。そもそも、最終的な目的が何なのかは私もよくわからない。
・フランクさんはあんなんじゃないと思う(俳優さんには悪いですが、なぜあの人を起用したのか……??)。そもそも、最初からゲーム通りの話を作ってくれてよかったのに……金かかるからダメなのか?
・カーターがコブンのTシャツを着ていたのですが、どうせならコブンをかぶったり女装したりロックマンの格好してくれてよかったのよ。