「カリフォルニア・ダウン」

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2015年のアメリカ映画「カリフォルニア・ダウン」を見ました。
・大災害に見舞われた街にいる娘を助けに行く父と、離婚しかけの妻
・ドウェイン・ジョンソンが「ピューと吹く!ジャガー」のあおすじ吾郎にしか見えない

ネタバレ

「ワイルド・スピード SKY MISSION」のドウェイン・ジョンソン扮する救難ヘリ・パイロットが、巨大地震に見舞われたカリフォルニアで人命救助に奔走するディザスター・ムービー。共演はカーラ・グギーノ、アレクサンドラ・ダダリオ、ポール・ジアマッティ。監督は「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」のブラッド・ペイトン。
ロサンジェルスの消防局で救難ヘリのパイロットとして活躍するレイ・ゲインズ。仕事に追われるあまり家族を顧みず、いまや妻エマとの関係はすっかり冷え切ってしまっていた。そんなある日、ネバダ州で大地震が発生、レイも救助活動へと向かう。ところが今度は、カリフォルニア州を縦断する巨大なサンアンドレアス断層が動き、巨大地震が一帯を襲う。ちょうどLA上空を飛行中だったレイは、高層ビルに取り残されたエマを電話で屋上へと誘導し、間一髪で助け出す。さらに、最愛の娘ブレイクを救出するため、サンフランシスコへと急行するレイだったが…。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=352368

登場人物

レイ:ムキムキの救難ヘリパイロット。非常に有能である
エマ:レイと離婚寸前で、新恋人の家に引っ越し予定
ブレイク:レイの娘。大学に進学する予定の美人。有能。
ダニエル:エマの新恋人。建築会社の社長だが、災害の途中にブレイクを見捨てて助けも呼ばずに自分だけ逃げる。
ベン:ダニエルの会社に就職試験を受けに来た若者。ブレイクと出会い、恋に落ちる
オリー:ベンについてきた弟。オチャメで明るい。
ローレンス教授:地震学者。

ネタバレ

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崖崩れで転落した女の子の車。かろうじて崖に引っかかっている車から、レイは女の子を助ける。彼はアフガニスタンやロサンゼルスで救助活動をしてきた、ベテランのパイロットだ。

カリフォルニア工科大では、地震の講義が行われている。そこには地震学で有名はローレンス博士がいる。

レイはエマから送られてきた離婚の書類を見てへこんでしまう。彼らの間にはブレイク以外にも娘がいたようだが……?

その頃、地震でカリフォルニアのダムが決壊する。ローレンス博士の助手のキムは、女の子を助けるために犠牲になってしまう。

地震の救助のためにネバダに向かう予定になったレイ。娘を大学まで送る約束をしていたが、エマの新恋人であるダニエルがその代わりをする。
レイはエマが新恋人と暮らすことにもショックを受けているが、本音を言わない。

プライベートジェットでカリフォルニア・サンフランシスコに向かうブレイクとダニエル。

ローレンス博士は、地震を予知できると発表する。だが、彼の案には誰も興味を示さない。

ブレイクはダニエルをロビーで待つが、その間に就活中のベンと弟のオリーと知り合う。

その頃、エマはダニエルの妹?と高層ビルのレストランで食事をしていた。しかし、その瞬間に地震がくる。電話でエマにビルの屋上に逃げろというレイ。ビルはどんどん崩れていく。

地震はサンフランシスコでも起こる。ブレイクは駐車場におり、ダニエルと一緒に車に乗っていた。だが、地震で駐車場に穴が開き、そこに車がはまり、運転席に脚を挟まれてしまう。ダニエルは助けようとするが、逃げてしまう。逃げたダニエルの姿やその言葉から、ロビーにまだいたベンは駐車場に走る!

レイの乗っているヘリからも、崩れた街が見える(彼は調子の悪いヘリを修理に出して回収している最中だった)。エマはひとりで屋上に向かう。屋上のプールは地震でブルンブルンと震えている。レイはギリギリで彼女を助けることに成功する。娘がサンフランシスコにいることから、助けに向かうレイとエマ(ちゃんと上の許可はとってます)。

ブレイクはベンに助けてもらう。ジョッキを使い、タイヤの空気を抜いて隙間を作り、体を抜くブレイク。
そして、彼らは電気屋を探し始める。

ローレンス博士は、電波をハッキングして市民に警告を始める。

ブレイクは電気屋で固定電話をつなげ、ダニエルの留守電に怒りのメッセージを吹き込む。その頃、ダニエルはトボトボ避難しているが、ビルの倒壊から身を守るために他人の場所を奪い、自分だけ助かる。

レイとエマ夫婦は久しぶりに2人きりの時間を過ごすが、やはりぎこちない。
ヘリが故障して、ショッピングモールに不時着する夫婦。強奪が起きており、人々は電化製品を盗みだしている。その車を、今度はレイが盗み返す。

ローレンス博士は、地震が終わりではないことを告げる。まだ余震が起こるだろうというのだ。

ブレイクの妹であるマロリーの話題を出す夫婦。だが、レイはその話題に触れたがらない。しかも、道が分断していて進めない。
同じく立ち往生していた老夫婦に車を渡し、その代わりに航空会社を運営していた老人からアンティークな飛行機を譲り受けるレイ。

マロリーは家族旅行のラフティングで川に落ちて死んだのだ。

ブレイクたちは両親と約束したコイトタワーの頂上を目指すが、既にビルが炎上している。別の場所にとりあえず向かうことにする彼ら。

レイたちは、飛行機から飛び降りてカリフォルニアに降り立つ。

また地震が起こり、ベンは足をケガしてしまう。

レイは、余震で怖がる人たちに的確に指示を出す。スタジアムの壁のそばに人々を集め、立てない女性はお姫様だっこをする。

しかし、今度は津波がやってくる!ボートにのっている夫婦は津波の方向にボートを走らせる。津波を乗り越えようとしているのだ。同じようにしているボートは、次々陥落していく!波に弄ばれているコンテナ船に激突しそうになるも、華麗に回避。

橋の上を逃げていたダニエルは、コンテナに潰されて死亡してしまう。

津波を切り抜け、ブレイクを探し続ける夫婦。

ベンは災害のことに詳しいブレイクに感嘆して、2人はキスをする。そこに、レイとエマがボートで外を通りかかるのが見え(津波で浸水しており、普通に歩けないほど水浸しです)、彼らはガラス窓を叩くが、とても聞こえない。そこで、弟が持っていたレーザービーム(授業で黒板を指す時に使うようなタイプの小さいもの)で、彼らは夫婦に存在を知らせる。
だが、津波のせいでビルも浸水している!娘が水の中で取り残されてしまう。
レイは危険を顧みず、娘を助けに向かう。火事場のバカ力でドアをこじ開けるレイ。ブレイクは動かない。外で待っているエマはボートでビルに穴を開けて、ベンたちと合流する。そこにブレイクを連れてきたレイ。娘の死に取り乱す夫婦だが、ギリッギリのところで生き返るブレイク。

彼らは避難所で改めてハグをする。彼らは助かったが、カリフォルニアの街はひどいことになっている。それを高台から見ている登場人物たち。

感想

・ダニエルが絵に描いたような悪人になっていましたが、こういうのって難しい問題ですよね。
・ブレイクが有能すぎてちょっと現実離れしていましたが、災害に関する教育ってもっとあってもいいのかもしれませんね。
・災害の途中に恋人ができるって、なんか、スゴイね。
・パニックムービーのお決まり「主人公が学者」「主人公が人命救助のスペシャリスト」のルールから逸脱することない、お手本のような映画でした。
・あおすじ吾郎の映画だと思ってみると楽しいよ。