『死の匂い』を排除した結果、無味無臭になったアイドルホラー「がっこうぐらし!」

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2019年の邦画「がっこうぐらし!」。原作はコミック、以前にはアニメ化もされている作品でもあります。主演はラストアイドル。Wikipedia見たら個人名が掲載されてなくて、何かの怒りを感じました。
もともとかなり悪い方向に話題になった気の毒な作品(映り込んでいたキャベツが流通用に加工されたものだったせいで話題になったり、宣伝ポスターが既にネタバレだと炎上したり)ではあるものの、意外とよくできているゾンビ映画でもあります。ゾンビメイクもしっかりしているし、キャストだって別にそこまで悪くない。お金もかかっている。でも、全体を通してなんとなく物足りない。
「原作ファンにも納得してもらえるものを作りたい」と「ラストアイドルに忖度した作品にしなければ」という合間をウロウロした挙げ句、静かに倒れて沈んでいった感じ。アニメを盛り上げた主題歌『ふ・れ・ん・ど・し・た・い』も、当然映画用に差し替わっています。... 続きを読む

「なにか」を見たら死ぬ「バード・ボックス」

バードボックス

2018年のネットフリックス映画「バード・ボックス」を見ました。CMがやたらと公開されていたので逆に期待していなかったのですが、見てみたらビックリ、すごくよかった。彷徨う系の映画かと思いきや、全然そんなことなかったです。
説明がなされないまま、ただひたすら恐ろしいものに翻弄されるという展開が魅力的でした。ちょうど見返した「ハプニング」とちょっとかぶったけど。... 続きを読む

「GREEN ROOM」

greenroom

2015年のアメリカ映画「GREEN ROOM」を見ました。楽屋という意味があるんですね。知らなかった。売れないパンクバンドとネオナチ軍団の狂気の戦い!という、ユニークな内容。
ライブハウスを舞台に、楽屋に閉じ込められたリ閉じこもったり、仲間がどんどん脱落!?したりと、展開がスピーディです。... 続きを読む

「エンド・オブ・ザ・デイズ」

endofthedays

カンボジア映画「エンド・オブ・ザ・デイズ」を見ました。
・カンボジア初のホラー映画
・CGほぼなし、血のりでゾンビ襲来を描く気概ある作品
・全体的にスピーディ。友達を感染で失ったり、ほんの少しの決断の違いで生死が別れたり、大量の人間がぼろぼろ減っていったりと意外と見ごたえあり。
ただ、誰が誰だかわからなくなりました。... 続きを読む