ご近所トラブルみたいな嫌がらせが続く、ある意味ハロウィンの恐怖『ハロウィン・レポート』

ハロウィン・レポート

2014年のアメリカ映画『ハロウィン・レポート』を見ました。リポートなのかレポートなのか、わかりにくっ!原題、全然違うし。「THE HOUSES OCTOBER BUILT」だから、「10月生まれのお化け屋敷たち」みたいな感じ??... 続きを読む

まるで『ワンダと巨像』のワクワク感「トロール・ハンター」

トロールハンター

2010年のノルウェー映画「トロール・ハンター」。北欧の妖精…というよりも、日本の鬼に近い存在の『トロール』を題材に、そのトロールをハンティングする謎の男と彼に密着する撮影隊のモキュメンタリーです。
ホラー映画によくある映画学科の学生がわらわらと出てくる感じですが、トロールの描写が見事すぎてものすごくワクワクする。トロールとの逃亡劇の間に足の隙間をくぐり抜けたり、息を殺してこそこそ逃げてみたり、VRで見てみたいなと思わせる演出も多いのです。
監督のアンドレ・ウーヴレダルさんは「ジェーン・ドゥの解剖」の監督でもあり、どちらもハイセンス!「ジェーン・ドゥの解剖」を見てからずっと気になっていたのですが、ようやく見られました。インパクトある恐怖演出と特出したアイデア力、企画力には唸らされますね。ただ、POVには私ですらちょっと飽きてしまっているので、入り口で嫌っちゃう人もいそうですけど…... 続きを読む

「残穢」

zane

2015年の「残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-」を見ました。
原作は大好きな小野不由美さん。にしても、この仕上がりはなんでしょうか。
・呪怨にも似た、呪いのリンクが続く
・新しい登場人物が出てくるごとに、テロップで名前が表示(モキュメンタリー風?)
・ただ、昔の再現映像だけはめちゃくそ怖い。... 続きを読む

「サクラメント 死の楽園」

sakurament

非常に期待していた作品「サクラメント 死の楽園」を今さら見た。
・カルト教団の集団自殺事件に居合わせた取材クルーたち
・『楽園』には、恐ろしい裏があった
・信者たちは、死に飲み込まれていき……
結論から言いますと、物足りない。
タイ・ウェストとイーライ・ロスならもっとクドいくらいにキチっている映画かと思いきや、意外と助かる抜け道がちょこちょこと見えていて、カルトっていえばカルトだけど……と言いたくなるくらい、ぬるい。とはいえ、POV映画としてはよくできているし、リアルだなあという気持ちもあります。... 続きを読む

「ヴィジット」

visit

どうしても「ヴィレッジ」と「ヴィジット」が混ざる!2015年の映画「ヴィジット」です。シャマラン監督の映画のなかでも、今までの作品とは少し違う特色があります。
・全編POV
・子役が完全に主演。そういや、「シックス・センス」も「サイン」も、監督作品ではないけど「デビル」も子どもがキーパーソンではありますが、今回は彼らは完全に脅かされる側です。... 続きを読む