感染者を隔離するか、追放するか?投票ゲームが始まる『happiness』第6話の感想・解説

またまたミーティングで揉める住人たち。201の物資を巡って喧嘩になったり、屋上(別の棟と繋がっている。どういう造りなんだか不明)から感染者が侵入しようとしたりとトラブルが続く。

オ・ヒョンジュンはネクストの存在を知り、トレーナーからそれを回収しようとするが、失敗に終わる。トレーナーのスンボムは発症してしまい、さらに孤立する。同僚トレーナー(こいつがヤクの売人)からネクストをもらっており、数回飲んだことがあると正直に話したスンボム。彼を追放するか否かで投票が行われる。

「追放する」「追放しない」が同数となるが、15階に住む変わり者の青年も投票にやってきて「追放しない」に票を投じ、セボムとイヒョンは胸を撫でおろす。(追放する=感染したら放り出す、どうなっても知ったことじゃない、みたいな意見です。追放しない=隔離して共存しよう、みたいな意見)

セボムは15階のペントハウスに住む住人キム・セフンと仲を深めている。非常に変わり者だが、いい人だと感じるセボム。しかし、スンボムは彼にもネクストを売っていたという情報が出てきて…??

別の棟の住人は弁護士夫婦に法律相談を持ちかけ、彼らを襲おうとするが失敗する。

ドンヒョンは母のスマホを盗み見て、彼女が感染しているのでは?という不安に襲われる。場所のないボラムはドンヒョンに頼まれ、彼のスマホを取りにマンションの外に出てしまう。しかし、そのせいで外の棟の感染者がマンション内に侵入。

イヒョンの上司・ジョングクと、棟代表の夫の牧師が感染者に襲われ、401の住人・スミンの兄も感染者に噛まれてしまう…!!!

 

「漂流教室」を少し思わせる投票シーン。丁寧に感染者の処遇を決める投票の緊迫感が描かれています。まあ、外に出したところでなんとかして中に入ってきちゃう、という恐ろしさも同時にこのエピソードでは描かれるのですが…

このドラマの感染者たちはスピードが速く、覚醒している時にはあまり賢くない(猪突猛進になる)のですが、発症する直前は普通の人間と見分けがつかず、知能も通常時と変わらないのでより危険なんですね。

オ・ヒョンジュンはネクストを入手して、とにかく悪用しようとします。次から次へと悪いことばかり考えるのはすさまじい行動力の裏返しでもある。エネルギッシュな悪役だなあ。

そして暗躍する感染者たち。「オオカミと7匹の子ヤギ」レベルの言い訳や嘘のオンパレードなのですが、こちらもありとあらゆる方法でもって吸血しようとする人物が出現するのがすさまじい。最終話のエンドロールでは物語を大きくかき乱した感染者の俳優さんも映っていたので、韓国ではわりと知られている俳優さんなのかなあ?と想像しています。