スーパーで好きなものを好きなだけ手に入れる物資調達回『happiness』第5話の感想・解説

テレビも電話も遮断され、マンションの住人たちはだんだんと病んでいく。住人たちはそれぞれ自室で生活をするが、たまたまこの封鎖に巻き込まれた清掃業者や管理人たちは201号室に仮住まいをすることになった。

そもそも、感染者は本当に存在するのか?と疑う住人も出てきた。オ・ヒョンジュンは棟の外にある敷地内スーパーに物資を取りに行く人間に金を分配すると言い出し、ホームクリーニングの業者夫婦とその部下・アンドリューが外に出ると決める。セボム、イヒョン、配信者のドンヒョンも同行すると言い、心優しい401の住人ナ・ヒョンギョン、602の弁護士の嫁・ソユンも食料や衣服を提供すると声を上げる。

スーパーには店員のボラムが隠れており、正気を失った感染者も隠れていた。ボラムとともに、住人たちは急いでマンションの中に戻る。逃げ遅れそうになったドンヒョンを助けるアンドリュー。しかし、ドンヒョンは慌てた拍子にスマホを落としてしまう。

棟代表は「外に出たから感染したかもしれない」と言い出し、物資調達組がマンションの中に戻るのを認めようとしない。オ・ヒョンジュンはそれを煽る。力業で中に戻ったセボムとイヒョンたち。イヒョンは態度の悪いオ・ヒョンジュンの顔に感染者の血を塗りつけて警告する。

他の棟の住人たちは今は正気に戻っており、自分たちの犯行を隠そうとしている。しかし、壁についた血が何が起きたのかを物語っていた。

棟代表とトレーナーのスンボムは実は共犯者であった。棟代表の横領を手伝う約束で、トレーナーとして働いていたらしい。だが、それは2人の秘密であった。

 

第5話はゾンビドラマによくある物資調達回なので、ちょっと爽快感があります。好きなものを好きなだけかごに入れる回。ちなみにこの物資は201にて管理されるのですが、封鎖が長引くにつれ、食料や水を巡ってのトラブルが増えていきます。

住人たちの性格が徐々に明らかになっていくのですが、ナ・ヒョンギョンは本当に優しい人。で、ソユン(セボムの家の隣に住む女の子と同じ名前ですが、別人です)は旦那の仕事のために寛大になろうとしている感じかな。

そして5話にして新キャラ(とはいえ、前のエピソードにも出てきたのですが)のボラムちゃんが出てきます。この子もいい子なんですが、外様なのでとにかく迫害され、後から来たから居場所がないという感じ。すごくかわいそうなキャラクターです。

棟代表は性格が悪いというよりも頭が固い・自己保身に走りがちというキャラクター。しかし、スンボムくんをトレーナーとして雇用したところで何ができるんだ。自分のいい噂を広めてもらうのか?と、謎は残りました。