だけど…嫌いじゃないよ、そういうの。というセリフ1億年ぶりに聞いた「君と世界が終わる日に」シーズン5・最終話の感想・解説(ネタバレあり)

早くも「君と世界が終わる日に」シーズン5が最終話を迎えました!そしてこの記事をアップし忘れていた!

み、みじかい。5話だもん。

このエピソードはかなり驚いた。ただ、悲しいくらい陳腐である。飯豊まりえさんがいなかったら、白目を剥いてふて寝してましたよ、私は。

 

前エピソードで、佳奈恵の前の仲間だった結月ちゃんとたしかシーズン2で登場した希望の家?だっけ??の代表の本郷奏多(役者さんの名前だけしか思い出せない)がタッグを組み、タワーを奪おうとしていることが判明。

(しかし、本郷奏多が演じていた青年はお金持ちの息子で、育ちが良い故に繊細な印象があったのですが、今のシーズンではごく普通の青年になってました。キャラが埋没している。でもやっぱり、長くやっている俳優さんだけあってセリフがめちゃくちゃ聞き取りやすいのですき)

憎しみ合っているアンダー住人とタワー住人は手を組むことを拒否。

アンダーの住人を煽る行動を繰り返す坪井に佳奈恵は忠告するが、坪井は失った彼女のことに触れられて逆上。佳奈恵に刀を押し付けて戦うことを選ばせるが(このシーンがなかなかカッチョ悪い。男女で日本刀勝負するって自分に有利すぎじゃない?)、加州が彼を刺し、佳奈恵を助けてくれた。

悩んでいた明日葉だったが、やっと再会できた加州と手を組み、秘策を打ち出す。

それはすべての責任を加州にかぶせ、明日葉が加州を処刑するという策であった。

タワーとアンダーをそれぞれ扇動し、仲違いさせた原因をは加州にあると宣言し、杖をつきつつヘッドショットする強靭な肩を持つ明日葉。加州は撃たれて息絶える。

すべてを知っている佳奈恵は息を呑み、驚愕する(そりゃそうだ)。

タワーとアンダーの住人はお互いを受け入れて協力することを選び、結月たちとのコミュニティとは提携を結ぶことになった。

明日葉は加州を失った悲しみに耐えながら、ユートピアの再建を誓う。(ちなみに冬馬は彼女の横でただただ突っ立っていた)

一方で、佳奈恵はユートピアを後にすることを決意していた。生きていた海斗が姿を現すが、佳奈恵は彼を拒否して去っていく。海斗はそれでもいい、いつか再会できる日を待つと彼女に告げる。

 

…はぁ?

明日葉と加州が結ばれないのは正直、仕方ないとも思います。この展開には私も驚いた。究極の自己犠牲。はあ、溝端淳平に報われて欲しかったよ。このドラマは悲恋が多いなあ。ゾンビものだということを利用して、お涙ちょうだいな展開ばっかし!

ただ!たださぁ!!生き残るためにタワーとアンダーが協力しなきゃいけないんでしょうが、両者ともにクソな大人が多すぎて、めっちゃいい奴でまともな判断能力を持つ加州の命を賭けてまで守るべき存在だったのだろうか…?

という疑問もあるんですよ。

あと、住人のなかには最近ユートピアにきたばかりの加州が全部悪いってありえなくね?おかしくね?という、正常な判断ができる人もいたと思うんです。佳奈恵のように。でも、処刑のシーンを見せられたらそりゃあ何も言えないわなという気持ちになった。おとなしい人がキレると怖い。自分も声をあげたらやられると思っただろう。

そういえば、明日葉が初めて人が加州なんだろうか(ゴーレムすら殺していなかったですから)。悲しいですね… でもなんだろう、あんまり感動しないの…

 

明日葉は本郷奏多演じる代表と話し合いをするシーンもすごい。「どんな人であっても、誰も排除しない。したくない」という理想論を掲げる明日葉に「そんなのきれいごとだ」と切って捨てる本郷奏多。

「でも…嫌いじゃないよ、そういうの」みたいな発言が飛び出して、あたしゃひっくり返りましたよ。こわい、こわいよ。中学生が描いた少女漫画みたいでこわいよ!

 

最後、海斗がどうやってゴーレムだらけの密室から救助されたのかも不明。はい、ご都合主義!急に森に現れたから、幽霊?と思いました。

ただ、海斗と佳奈恵のシーンはすごくよかったですね。そうだな佳奈恵、こんな自分たちに酔いしれている集団アブナイぞ!!早く逃げろ!!と思いました。今はよくても、たぶん後からまた揉めまくるだろう。確執を舐めてはいけない。

 

そんなこんなで、明日葉から漂う独善ラスボス臭… 明日葉が暴走したら非常に厄介な敵になりそう。そんな展開あるのかな?すべてが響の敵になる… とか??

そして今シーズンには響はまったく出てきませんでした。この話、どうやって収集つけるんだろ。メインキャラたちがどこかに定住するしか話の収めようがないと思うのですが、佳奈恵と響はこの後再会するんでしょうか?(佳奈恵は最後の最後に海斗が回収しそうだけど)

それとも「俺たちの旅はまだまだ続くぜ」スタイルなのだろうか?

とりあえず、エンディングのラストが「傷だらけで微笑んでる加州」だったのがちょっと笑ってしまった。少女漫画だなあ。

ちなみに坪井もようやく脱落、やっすいチンピラ役をやらされていた袴田吉彦も脱落(もう少しいい役をあげてほしかった。コミカルな演技ができる人なのに、袴田吉彦のポテンシャルを活かしておりませんね!!!)。で、加州も脱落。

これ、まだやるんだっけ?映画とドラマとどっちがエンディングに当たるのか。映画にしれっと佳奈恵が出てくるのか? すごく不完全燃焼だ。

でもウォーキング・デッドがU-NEXTでスピンオフドラマやりまくってるから、それよりはマシ!HuluいってディズニープラスいってU-NEXTってさあ、顔はいいけどトラブルメーカーの嬢じゃないんだから配信元を転々とするんじゃないよ!

ということで、終わっても続いてもどっちでも

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