イノシシドーン!で思わず笑った『君と世界が終わる日に』シーズン4・第4話の感想(ネタバレあり)

『君と世界が終わる日に』シーズン4・第4話を見ました。

何が悪で何が善なのか?そもそも、人間のなかに善なんてあるのか?

ということを強く問う、そんな今回のシーズンなわけですが。とカッコイイことを言ってみましたけれども、このドラマは相変わらずすごいなあ。

ゾンビドラマのなかでも、食料不足・水不足をしっかり描いている点は面白いですけどね。ただ、不満の表出の仕方が下衆いですけど。

  • 明日葉たちはユートピアのゲートに辿り着くが、中に入れるのは5人だけだと知り絶望。財団グループの仲は悪くなっていき、仲間を見捨てた男をゴーレムの群れに突き出すまでに刺々しい雰囲気に。さらに毒殺事件も起こり、犯人を疑われた響は追放される。
  • 明日葉の弟を連れた伊織や佳奈恵もゲートに到着。中に入ろうとするが、海斗の裏切りにより弟は連れ去られる。海斗は弟を連れて囚人グループに戻り、同行できるのは5人だと兄に相談するが、明日葉の弟は先に囚人たちにその真実を話し、自分で連れていく人物を選別。陸斗は置いていかれることになり、さらに囚人たちからリンチに遭う。
  • 伊織は佳奈恵に執着するが、たまたま森の中で響と合流。響はイノシシをつかまえ、飢えで殺人事件まで起きた財団グループに戻り肉を提供する。
  • 明日葉の弟が同行する囚人グループ(陸斗の恋人、子分のワタル、海斗など)は、明日葉と同盟を結ぼうと声をかける。が、明日葉は1人でユートピアの幹部と交渉し、全員を連れていくと宣言。
  • しかし、ゲート前にて待つ財団グループと囚人選抜グループにゴーレムが襲撃、さらに置いていかれた陸斗と兄を助けた海斗が合流し、登場キャラクター全員による壮絶な殺し合いがスタート。ワタルや明日葉の弟が犠牲となる。

このエピソードの見どころはやはり、追いついた陸斗が「こーんにちわぁ~~~!」と大絶叫しながら乱入してくるシーンなんだろうか。ギャグだなあ。ハンサムがやるとサイコパスみがすごい。陸斗はもうユートピアなんてどうでもいい、好き勝手に兄弟で生きていきたいと思っているようですが、それにしてもムチャクチャすぎる。いや、陸斗はまだいい。無限湧きのゴーレムのほうがすごい。好き勝手に湧いてくるので、放牧されてるのか?とすら思いました。

あと、青酸カリを飲料水に混ぜて殺人を起こすというのもなかなかにスゴイ展開である。犯人は看護師をしていた桃子さんなんですが、「男なんてダメ、男なんていらん」とか言い出してゲンナリ。なぜフェミニスト…??いや、フェミニストならば男なんていなくていい、女だって強くて戦えるみたいな論法なんですかね。この女優さんは熱演していたなあ。

もうひとつの山場はやっぱりイノシシドーン!と投げる響でしょうか。イノシシって血抜きと解体にめちゃ時間かかる印象なんですけど、どちらにしろ水が大量に必要なイメージ。水がなくてもなんとかなるか??血まみれなのを気にしなければいいのか。

来週はさらに混戦するようで、溝端淳平が明日葉を裏切るっぽいシーン(まあ建前なんだろうけど)が挿入されていました。それにしても「誰を連れて行けばいいの…」で食料も水もないのにひたすら悩んで皆を待たせたらそらイライラされるわなという明日葉への苛立ちが抑えられません。出た結論が「中にいる人と交渉してくる」なら、さっさと行けばよかったのでは。まぁ、戻ってこられない可能性もありますけど…

次回、ようやく連れていく5人が決まる模様。というよりも、人数がごりごりに減って5人ぴったりになりそうですね。

そして、最終話らしい。ということはシーズン5がユートピアの内部の話か。ウォーキング・デッドのファイナルシーズンとか『ランド・オブ・ザ・デッド』みたいに政治家とかお金持ちがタワマンでパーティしてる世界観なのか。『東京ゾンビ』みたいに地下闘技場とかありそうですね。

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