私を食べなさいと言われても困る…「君と世界が終わる日に」第6話(最終話)の感想(ネタバレあり)

シーズン3最終回でござる!

わりと衝撃的な展開が多めではあったのですが、未見の方をビックリさせないように、先に言っとくネ。

シーズン4があるらしいゾ(いや、シーズン3の続きかもしれないが)!!

わぁ、長引かせる~~~!!!そんなに人気あるの?それとも契約上?

さて、そういえば第5話で言い忘れていたけれど、来美がXのいうことをおとなしく聞いていた理由は… 響の命をとると脅されていたからだそうです!!えっ、シーズン1で軍の基地にいた時も同じ理由で脅されていたじゃねーか。

あと、響たちがXのところに向かう際、佳奈恵は同行していなかった。よく見たら。スミマセンネ。

つまり

【響の仲間】響、シンジ、ジアン、伊織

【X】来美(と子供)、結月、人質の子供たち、坪井、カイ(ケガで重態)、ゴウダ(重病)

【教団】佳奈恵、ワンティーティ(檻に監禁中)、信者たち

【海岸】イナバたち Xの暴徒

みたいな感じ。

響たちはXの拠点へ(ひたすら移動してんなコイツら)。

Xの拠点では、来美によってカイの手術が進んでいた。「オレノカゾク ダ…」とゴウダを連れて逃げてくれと頼むカイだが、ゴウダはカイを助けてくれと来美に頼む。来美はカイを助けようと手術を続ける。

イナバたちは目的の海岸につき、船を待ちわびていた。「これで国へ帰れるぞ~~!!!」と叫びながら、銃乱射する面々。アホなのか。景気づけ??ゾンビ集まりそうなもんだが…

シンジは首藤(シーズン1のボスのサイコパス博士)のことをなんだか知っているような口ぶり…??響たちはXに潜入する。

ゴウダは、無線が実はテープレコーダー(アナログゥ!)であることを明かし、本国との連絡がとれなくなっていることをみなに告げる。手術が成功したカイと来美を連れて逃げるというゴウダだが、来美の子供は捨てていくと言うゴウダ。拒否する来美にゴウダは銃を向ける。それをかばったのは坪井だった。彼は来美と結月をかばったのだ。

ゴウダの態度に驚くカイ。動かないカイは、ゴウダによって撃たれてしまう。彼は家族のように思っていても、ゴウダにとっては駒にすぎなかった。そこに入ってきたジアンも撃たれてしまう。

誰もこないことで察したイナバたちはXの拠点に戻ってきて、来美と結月、人質、子供たちは入れ替わりで逃亡。ゴウダはイナバたちに追い詰められ、殺されてしまう。さらに、坪井はイナバを問い詰め、仲間のハルを殺したのはカイではなくイナバだと知る。しかし、イナバによって顔に薬物?をかけられ、彼は倒れてしまう。

イナバたちは来美を追いかけて教団へ向かう。

カイを助けようとしていたシンジだが、突然その手を止めてしまう。彼はジアンを撃ち、どこかへ消えてしまう。姉弟は幼い頃の思い出の花輪を握り合いながら死んでしまう。

なんでわざわざ双子の弟役として再度出演させたのかわからないくらい美味しくない役どころだったなぁ。かわいそう。わざわざ韓国から来たんじゃないのか。そしてジアンもここで脱落… ゴウダを慕ってたけど、それなら慕うエピソードなり、愛されていたようなシーンを入れてほしかったね。

響を探して教団に行った来美は赤ん坊を取り上げられ、監禁される(アンジャッシュのコント並みに入れ違うなこいつら)。隣の檻にいたのはワンティーティだった。結月は赤ん坊を取り返そうとして教団の現リーダーにブン殴られてしまう。

来美は諦めず脱獄しようとする。

ワンティーティ「信じてるんですね…」

来美「間宮響は、私の誇りです(キリッ)」

いやぁ、なんだコレ… なにこのワードセンス… ええっ… ごめんちょっと横になるわ…

教団にやってきたイナバたちはゴーレム(ここのゾンビメイクにすごく力が入っているので驚いた)を放ち、信者は皆殺しに。

襲われた佳奈恵はナイフで男と渡り合うが、殺されそうになる。しかし、彼女を守ったのは手元にあった等々力の義手。その義手で男を殺し、抱きしめる。

いやぁ、すごい義手がチラチラ視界に入ってくるから「こ、これは絶対義手に守られるフラグ…!」と思ったら、やっぱりそうでしたわ。にしても、ナイフでやたら強そうな暴漢とわたり合うスキルを持つ女子大生ってなんなんじゃ。

子供たちと結月、信者のおじさん(響たちと一緒に研究所に行かされた人で、強い人に流されやすいがお人よし)と追い詰められる結月だが、そこに現れたのがゴーレム化しながらも子供たちを救おうとするワンティーティだった。ゴーレムにかじられながらも子供たちを守り、絶命するワンティーティ。玉山鉄二の首筋がニーンとしてゾンビに食べられるシーンを見られるとは、日本は平和だなあ(白目)。

ワンティーティ「私は神様じゃなかった」

結月「あなたは神様。(子供たちを身を挺して守った)あなたは本当の神様よ」

ワンティーティ「…おなかがすいたろう… 私を、食べなさい…(ガクッ)」

!?!? こ、こわい…

最初、キリスト教の「神は自分の肉をパンとして、血をワインにして人々に与えた」みたいな感じの話かと思ったら、マリスね。しかし、なんかドロドロしてるなぁ。

しかし、玉山鉄二は演技がうまいなぁ。ちょいちょい役名でウッてなるけど、やっぱりうまいなあ。結月ちゃんも、演技とアクションが様になっていてなかなかすごいんだが。

今度はイナバに赤ちゃんを人質にとられる来美。その根拠とは「ゴウダを生き延びさせたのはお前のせいだ」ということらしい。しかし、突然射られるイナバ。響登場である!

やっと2人は仲直りしたのだ…(どうでもいいけど赤ちゃんかわいい

来美と響は教団を出ていくが、結月は教団に残り、子供たちとともに生きていくという(佳奈恵は不明)。

そして海を見に行くふたり。妄想育児トークをする2人だが、来美は突然ゴーレム化が進行する素顔をさらし、自分を殺すように響に命じる。鳴り響く銃声。海と青空だけが画面に映る。)

シンジはXである薬物を見つける。それを問い詰める伊織。シンジは実は首藤の息子だったのだ。

来美を埋葬した響だが、戻ってきたら車の中にいるはずの子供が消えている。そして爆発する車。吹っ飛ぶ響。彼はそっと、落ちていた赤い紙ナプキン?を握りしめる…

ということは、

【死亡にて脱落】来美、等々力、ジアン、カイ、ワンティーティ(あとイナバとかゴウダもそうだが)

【もう出てこなさそう】結月

【今後も出てきそう】佳奈恵、シンジ、伊織、坪井

私の想像ですが、たぶん新しい海辺のコミュニティに助けられると思う。漁師とか?

あと、これも私の想像ですが、響の子供に抗体あると思うな。

しかし、仲間がほとんど消えたし、どうするのかな今後。響の仲間はゼロ(佳奈恵がいるのか?)、もしかして伊織はシンジと行動するのか、それとも戻ってきて佳奈恵と行動するのか?坪井はまたスナフキンみたいに出てくるんだろうな。

追記。書こうと思って忘れてたけど、竹内涼真の前作『テセウスの船』と今作の子供の名前が全く同じですね。「未来」。未来への希望を込めて… って、二作続けてこうなるのか。こういうツメの甘さもなんだか気になるな~。