「Zネーション」シーズン4・第9話のネタバレ

Zネーション S4

※過去に起きたことと現在がクロスします

基地にやってきたゾナから身を隠しているカヤたち。
カヤはダクトを通り、侵入者たちの様子を探る。カメラを仕掛けたカヤだが、ゾナの黄色い眼鏡の研究者もそこにいるのが見える。

カヤは無線で援護を求め続けているが、敵は近付いてきているようだ。だが、カヤは監視カメラを見つけ、こちらに向かって手を降っている研究者に気が付く。

ロジータは大きなアンテナを見つけ、カヤへの接触を試みるためその建物に侵入するつもりだ。
だがその建物(テレビ局)は中から封鎖されていて、8年間そのままのようだ。

お天気キャスターからニュースキャスターになったカーリーは、飛行機事故のニュースを伝えている。だが、飛行機事故の臨時ニュースを読むためにベテランキャスターのジャックがやってきて、彼女から席を奪い取った。

ドクやリリーたちはテレビクルーの車の中からケミカルライトやトランシーバー、酸化していないオイルを見つけることができた。そして罠かもしれないと怯えつつ、テレビ局に入って進んでいく。マーフィはなにかを聞くが、気のせいだと思う。しかし、女性ディレクターのゾンビ(カーリーに指示を出していた人)が襲ってくる。

トイレで不安をまぎらわしているカーリーだが、ゾンビ化した経理課のヘレンが隣の個室にいるのがわかる。ヘレンに気を使う彼女だが、ゾンビ化には気付かず様子がおかしいので慌てて出ていく。

トイレで用を足しているドク。すると個室から、カーリーを励ましていたインターンのダグのゾンビが出てきた。ドクは彼に慈悲を与える。ドクを待っていたマーフィだが、突然ゾワゾワと何かを感じる。

カヤは相変わらず監視を続けているが、隠し部屋に入ってくる影をカメラで見つけてしまった。そっと中に入ってくるフードの男を銃で殴りつけるカヤ。だがそれは…ずっと行方がわからなかったサイモンだった!彼は息子のJZ(市民ZのJrだからから)に会いに来たのだ。
痩せこけ、凍傷になってひどく風貌が変わってしまっているサイモン。サイモンは基地から出ていった後、目的地から歩いて帰ってきたらしい(とはいえ、何をしたのか全然わからないまま)。一緒に出ていったカヤのおじさんは、墜落事故で死んでしまったらしい。再会を楽しむ4人。

ロジータたちは中に進んでいき、発電機を見つける。

生放送まで時間が迫っている。墜落現場に生存者がいたというニュースが入り、生中継することになる。だが、ゾンビに襲われているマイクの姿しか映らず、仲間のミッチェルが彼が転んだ彼を立たせている。そして、そのまま映像が途切れてしまう。さらにすぐにテレビ局で停電が起きてしまった。

スタジオに入っていくロジータたち。そこには、スーツ姿のミイラゾンビの死体が転がっている。そこら中が血だらけだ。だが、時間がないのでカヤに連絡がとれるものを探すことになる。

基地を歩き回っているゾナの男たち。だが、カヤもサイモンもその目的がわからない。

リリーとロジータがいろいろ探し回っている間、マーフィはニュースキャスターになりきってふざけている。ドクはカンペを出しているが、突然音がする。

ミッチェルはマイクを連れて局に戻ってきた。マイクは噛まれている。そのままテレビに出演する事になった彼だが、どんどん具合が悪くなっているマイク。生放送が始まったのに何もしゃべらないまま、吐瀉物を口から吹き出す。そして、駆け寄ってきたミッチェルやスタッフが噛まれ、感染がどんどん広がっている。
カーリーとダグは2人でゾンビの襲撃から逃げることにする。手をつないで屋上に逃げる彼ら。
ジャックはこっそり隠れていたが、マイクたちに囲まれてやはり噛まれてしまう。しかもカメラの前で食べられてしまう彼。

ドクを襲ったのはミッチェルのゾンビだった。マーフィは一瞬ミッチェルと心を通わせたようだが、そのままドクが彼を殺してしまった。さらに、マーフィのもとにやってきたのはジャックだった。マーフィはジャックの頭にエミー賞(とはいえ地域エミー賞)のトロフィーを刺してしまう。

サイモンとカヤは侵入者たちの目的を探り続けている。しかも、サイモンの後をずっと追いかけてきていたマットゾンビ・スキャンピー(サイモン命名)が、基地に侵入してきていた。ゾナの兵士もマッドゾンビの犠牲になって噛まれてしまうが、サイモンの気配を感じたスキャンピーはしつこく彼を追い回す。彼の体に刺さっているポールのせいで、ゾンビは足止めされた。逃げるサイモンとカヤだが、キスをしているうちにまた追いつかれる。しかし、行き止まりに出てしまった彼ら。膝を撃って足止めしようとするが、マッドゾンビを上から落として動かなくさせる。
ゾナたちはその物音を聞き、慌てて逃げていってしまう。

ロジータとリリーも屋上を目指す。

ゾンビに追われているカーリーとダグだが、閉じこもったトイレではダグがゾンビとなったヘレンに襲われてしまう。ヘレンは昏倒して頭を割って死んでしまうが、ダグがゾンビとして蘇ってきた。カーリーは彼をトイレに閉じ込めて、また逃げる。

ロジータたちは先を急ぐが、そこにゾンビたちが立ち塞がる。

サイモンとカヤは対応策を練っているが、サイモンは彼らに立ち向かうと行って出ていく。カヤはサイモンへの愛が止まらないと呟く。

屋上に向かうカーリーと、ロジータたちがオーバーラップする。
逃げ続けるカーリーの足を掴むゾンビのマイク。逃げ続けて、彼女は屋上に辿り着く。

カヤはゾナの研究者が基地のコントロールルームにいることに気が付く。カヤもそこに向かうことにしたようだ。
サイモンのあとをスキャンピーとゾナの兵士のゾンビが追いかけていく。
そして研究者を追い詰めたカヤ。彼に銃を向ける。だが研究者はニヤニヤと笑っている。彼はある重要な目的のためにここに来たようだ。だが、サイモンとスキャンピーの銃撃戦の音が響いてきて、カヤは気が散ってしまう。研究者を置いてサイモンのもとに向かうカヤ。

スキャンピーだけでなく、兵士もマッドゾンビとなり、撃っても死ななくなっていた。
サイモンを助けるカヤ。2人でゾンビたちをめちゃくちゃに殴りつける。
その間にゾナのヘリは立ち去っていった。

逃げてきたカーリーは、ヘリの操縦士と連絡をとる。もうすぐ助けが来るらしい。
カメラを用意してニュース動画を撮影するカーリー。屋上のドアの外にはゾンビが迫っている音がする。

ロジータたちも屋上にやってきた。だが、そこにゾンビ化したカーリーがいる。彼女を殺すロジータ。彼女は屋上でひとりで死んだらしい。彼女が待っていたヘリコプターはテレビ局のすぐそばに墜落していた。

ロジータからの無線を受信する基地。サイモンとカヤが通信する。サイモンにアディの失踪とルーシーの死を告げ、マーフィとロジータがゾナから脱出したと話すロジータたち。だが、サイモンたちはゾナから来た研究者が「黒い虹」と書かれたディスクからデータを抜き取っていったことを逆に教えた。ロジータは、自分の幻覚を裏付けられたことを喜ぶ。

感想

かの名作「ゾンビ」でもテレビ局からストーリーが始まり、ヘリコプターに乗って脱出しましたが、そのオマージュのようなエピソード。私はこの話好きです。カーリーのエピソードの悲哀がいいですよね。反対に、本筋のほうがちょっと短く感じられたほど。マーフィとドクのコンビの会話のコミカルさがここのところすごく増えているのも面白い。今までアディとドク、ドクと10Kのコンビが多かったですが、この組み合わせのシニカルさがたまりません。