「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン3・第6話『赤い土』のネタバレ

フィアーザウォーキングデッドシーズン3

ニックの銃の練習に付き合っているオットー。マディソンが戻ってこないことを気にしているニックをオットーが慰める。アリシアはまたジェイクと寝ていた。彼女も母が戻ってこないことを心配している。
遠くから、フラフラ歩くマディソンやトロイたちが見える。彼らの歩き方はまるでウォーカーだ。靴がなくて足をケガしているうえに、脱水症状を起こしている。
住民たちは不安そうにしており、トロイから話を聞きたがる。
外にいた仲間たちは死んでしまい、トロイの部下のマイクは皆死んだ、俺達も死ぬと騒ぎ立てる。なぜか、オットーはその光景を薄く微笑みながら見ている。ぞっとするマディソン。

トロイは怒りでイライラしている。オットーとジェイクの話し合いに同席しているマディソン。オットーはトロイが油断していたんだろうと責める。マディソンはトロイをかばうが、オットーは警戒を強めるだけで反撃はしないと強く言う。
マディソンは、牧場がある土地が先住民族から奪われたものだと知り、驚く。だが、オットーは珍しく激昂してマディソンを激しく攻撃する。ジェイクの説明によると、ウォーカーは部族の弁護士であり、オットーたちを訴えてきた過去があった。裁判では勝っていたが、実際の戦いはどうだろう?
オットーは先住民族を差別しており、侮蔑もしている。だが、マディソンはウォーカーが脅威だと感じている。ジェイクは住民たちに説明をしなければいけないが、どう言えばいいのだろう?

母の手当をするニックとアリシア。足の裏はひどいことになっている。
ルシアナが出ていったことを知るマディソン。ニックの頭を撫でる。
ニック「彼女は強い」
マディソン「あなたもよ」

銃の練習をしているジェイクを見に来たアリシア。仲間のお悔やみを言うが、ジェイクはどことなくつれない。創始メンバーが死に続けている。ラッセルは自殺してフィルは先住民族に殺された。残っているのはバーノンとオットーだけ。アリシアは、ジェイクの銃を撃たせてもらう。アリシアはジェイクの味方だと強調する。

グレッチェンと顔を合わせるマディソン。一緒に外に行ったマイクは疲れ切っていて、マディソンがいなかったらみんな死んでいたとこぼしているらしい。住民たちは怯えている。バーノン(グレッチェンの父)ですら。「暴力は暴力を生む」と信じている彼らは、何かが起きる前にここから出ていくと言う。マディソンは外の危険性を知っているからそれを止めるが、バーノンは既に動き出そうとしている。

酒瓶を見つめているオット。だが、何かの気配を感じて外に出る。
いろんなところで火事が起きている。牧場を取り囲むように、何ヶ所も燃えているのがありありと見える。オットーもマディソンも、それを見ながら立ち尽くしている。これは警告だ。

翌朝。火事は広がらなかったが、住人たちはより怯えている。オットーはそれを意に介さない。

出ていく準備をしている者たちも多い。一方、修理のために備蓄庫から木材やネジを持ち出そうとしているニック。
トロイは出ていこうとしている人たちをキツイ言葉で引き止める。だが、オットーがそれを許していると知り、トロイはショックを受ける。

オットーと話をしようとするマディソンだが、そこにバーノンがやってくる。彼は牧場を去ると告げに来たのだ。マディソンはあっさりをそれを承諾したオットーに、バーノンを止めるように命じる。彼が出ていったら、他の者も続くだろう。
トロイはバーノンを追いかけ、引き留めようとする。ジェイクとケンカになるトロイ。殴り合いが始まった。結局バーノンたちは出ていく。グレッチェンは、車の中からアリシアをじっと見つめている。

トロイは、銃を持ち出されないように細工をしている。そこにマディソンが来て、彼がヤケになっていないかを確認する。だが、トロイはバーノンやマイクに裏切られたと強く感じている。マイクはずっと彼の友達だったのに、家族を選んだのだ。去っていく時、彼を見すらしらなかった。
「どうしたらいい?」
「他の人を止めて。同じ間違いをさせないで」
マディソンが彼を手伝うという。

住人たちを前に、話をするトロイ。マイクの名前は今後禁句となり、トロイは皆の手本になると言う。そして、この牧場を守り抜くしか方法はないと言う。

深夜、ラッセルの小屋の中に誰かがいるのを見るニック。そこには泥酔したオットーがいた。彼もバーノンが立ち去ったことで深く傷付き、酒に溺れている。ニックは彼を寝させようとするが、オットーは火事の起きた家こそ創設メンバーが牧場計画を思いついた場所だと語る。
だが、仲間は死に、去った。オットーは突然テーブルをひっくりかえして、床板を撃つ。
途端にしょんぼりして眠りについてしまうオットー。
「この地は、血に染まっている」
というオットーの言葉が、ニックの耳に残る。

夜、こっそり部屋に戻ってきたアリシアはマディソンに見つかり、ジェイクとの仲について告白する。「安全日なんてないわよ」というマディソンだが、アリシアはちゃんと避妊していた。
彼が好きだが、愛ではないというアリシア。彼女の気持ちは複雑だ。

翌朝。二日酔いになっているオットーについて、知らんぷりをしてあげるニック。
だが、牧場の外のフェンスにのところになぜか馬がいることに気が付くオットー。彼は血相を変え、マディソンを呼びつける。

荷台にニックを乗せ、マディソンとオットーは車で走っている。
あの馬は、バーノンが連れて行った馬だった。だが戻ってきたのには、何か理由がある。
彼らは殺されただろう。だが、どう殺されたのか知らなければならない。

ジェイクは保留地に行き、ウォーカーと交渉しようとしている。
「善人も悪人も死ぬ。俺はこれ以上死なせたくない」
というジェイクは、アリシアが止めるのも聞かない。

バーノン一家のキャンピングカーを見つけたオットーたち。車には大量の銃痕が残っている。オットーは車の中の様子を伺うが、バーノンも妻のキャシーも殺され、マイクも外で死んでいた。
死者の気配がするが、それは馬を食べているウォーカーたちだった。その中には、ウォーカーと化したグレッチェンもいる。彼女を撃つことができないマディソン。ニックが変わりに彼女を撃つ。

ニックは、彼らを殺したのはトロイではないかと疑い、マディソンは先住民を疑っている。だが食料などの物資がまるまる残っている。オットーも、これはトロイの仕業だと感じている。彼はどうしたらいいのかわからない。

キャンピングカーごと牧場に戻ってきたオットーやマディソン。マディソンは、バーノンたちの遺体を住人たちに見せる。マディソンは死んだ者への感謝を述べ、トラヴィスも同じように殺されたと訴える。マディソンは、先住民族がバーノンたちを殺したと強調して、そう思い込ませる。
そして、他の者がこの牧場を出ていかないように仕向ける。そんな母を、ニックはジロジロ見つめている。

アリシアは慌てて荷物をまとめ、ジェイクのあとを追おうとしている。
住民たちは荷物を備蓄庫に戻しているが、ニックは母親の嘘に呆れつつ、そのしたたかさに笑い、同時に恐れを感じている。ニックはトロイが犯人だと確信しているが、マディソンはそれを利用している。ニックは勝手な判断をした母を怒っているが、母の味方であり、トロイを信用するなとも言う。

マディソンはトロイのもとに行くが、やはり彼が犯人だった。出ていくときに、彼の目を見なかったから。だから殺したのだ。
トロイを励ますマディソンだが、その言葉に、トロイは「イエス、マム」と微笑む。

感想

グレッチェンはウォーカーになるんだろうなあ、と思っていたらやっぱりなりましたね。

今回もよくわからないのは、ジェイクがウォーカーに交渉をしに行くと言い張ったこと。
いやいやいや、仲間を殺した相手に言葉で渡り合おうとしても無理ではないの?という印象しかありません。ジェイクが殺されてトロイとオットーブチギレルートかしら?
オットーと一緒にいる時のニックの笑顔がすごくいいので、なんだかわからんがこのコンビは気に入っています。でも、きっと先住民族が正しくて、オットーたちが彼らの土地を奪った経緯があるからやり返されているんだろうなあ。