「呪怨」「呪怨2」(ビデオ版)

呪怨ビデオ

さて、みなさんは呪怨シリーズはお好きでしょうか?  \大好きで~す!/
私は「リング」より「呪怨」のほうが好きなのですが、理由は特にありません。

呪怨は驚くほど長く続いており、「リング」シリーズ、そして「貞子3D」よりもシリーズ本数は多いかもしれない。
もともとのベースとなった、「学校の怪談」。
そして、ビデオ版として発売された「呪怨」「呪怨2」。
そして、劇場版で公開された「呪怨」「呪怨2」。海外で3作リメイクされ、「白い老女」「黒い少女」でだんだんチープになってきて、「呪怨-終わりの始まり-」「呪怨-ザ・ファイナル-」で、もともと「呪怨」のいう映画の中に存在していた恐怖の芯のようなものがじりじりと見えなくなり、消えてしまった。味のなくなったガムをなごりおしく噛むように、私たちは「呪怨」のことが結局忘れられないのであります。

やはり、もっとも怖いのは「呪怨」「呪怨2」だと思うのですが、私はなかなかビデオ版を入手できず、よって見ることもできていなかったのですが、タイミングが合い、ようやく見ることができました。

「呪怨」ネタバレ

呪怨ビデオ

「俊雄」
妊娠している妻と、教師の小林。連絡がとれず、登校してこない生徒・俊雄を案じている彼だが、彼女の母親が、かつての同級生・伽椰子であることに気が付く。
佐伯家に家庭訪問する小林だが、母の姿はない。俊雄だけがいる。彼が背中を向けた時、俊雄は口を開ける。そこからは猫の鳴き声が不気味に響く。

「由紀」
幼馴染の村上柑菜の家庭教師をしている由紀。ネコ嫌いの彼女だが、家の中からその鳴き声が聞こえてくる。
しかも、生徒の柑菜は登校日(ウサギの飼育当番)なのを思い出し、慌てて登校する。家に取り残された由紀は、レゲエを聴き始めるが、突然テープが途切れる。(この辺の描写に時代を感じる)
家の中には誰もいない。だが、そこに黒猫が出てくる。なぜか、押し入れの中に入る由紀。天井裏に引きずり込まれる由紀だが、柑菜の兄の強志は気付かない。
その家はもちろん、佐伯一家が住んでいたその家である。

「瑞穂」
恋人の強志が現れず、待ちぼうけをくらっている瑞穂。校内に戻るが、教師につかまってしまう。ひとりで、職員室にて待つことになったが、突然停電になってしまう。思わず隠れる瑞穂だが、隠れた机の上で携帯が鳴っている。
携帯をとろうとして、つかんだのは子供のかかとだった!
電話の向こうでは、猫の鳴き声がする。瑞穂の後ろに、少年が立っている。

「柑菜」
警察が、身元不明のバラバラ遺体を調べている。人間のアゴだけが見つかったのだ。ウサギの血も混じっている。
その頃、村上家では母が帰宅していた。兄妹が帰宅しておらず、そこに電話がかかってくる。学校から、強志が消えたと連絡があったのだ。母は電話を切るが、そこに柑菜が帰宅する。だが、彼女は血まみれで、振り返るとアゴがない。

「伽椰子」
小林は、家の中を見てまわる。風呂場で、血だまりを見る。だが、それは幻覚だった。
伽椰子の声に導かれ、彼女の日記を手に取る小林。病的な書き込みと、小林への偏執的な愛情が綴られている。(日記のページに穴があいており、その下のページに書かれている目が見えるようになっているのにはビビった。怖い)
そして、天井裏の伽椰子の死体を見つける小林。(ドーン!というSEがおかしい)
俊雄を連れて逃げようとする小林だが、そこに佐伯(俊雄の父で、伽椰子の夫)から電話が入る。俊雄を突き放す佐伯。
「私が先生の代わりに育ててきたんだ、そろそろ交代ですよ」
そして、佐伯は続ける。
「赤ちゃん、生まれましたよ…これ、女の子ですねぇ」
血まみれの電話ボックスの中で暴れる佐伯。
気が付けば、伽椰子が階段の上からはいつくばって小林に迫る。

街を彷徨う佐伯は、ゴミ捨て場にあるゴミの中に、伽椰子が混じっているのが見える。絶叫する夫。ゴミ袋に入ったまま、伽椰子は夫に向かって這っていく。

「響子」
不動産屋で働く鈴木の妹・響子には霊能力がある。事故物件に同行するように頼まれる響子だが、そこで村上一家について話を聞く(娘と母が死に、息子は失踪。夫だけが入院しているが、精神状態は芳しくない)
響子は日本酒を持ってこさせ、この家を借りたい人には酒を飲ませ、まずそうにしたら貸しては説く。霊能力があれば、霊障のある家においておいた酒は味が変わって飲めないからだ。

結局、家は売れてしまうが、鈴木の息子(響子の甥)の信行が喋らなくなっている。
響子は引っ越しのあった家を見に行くが、中にたたずむ女性と目が合い、足早に去っていく。

「呪怨2」のネタバレ

呪怨2ビデオ

「伽椰子」
1のほうのくだりとほぼ一緒なので省略。

「響子」
こちらも同じ。途中から新展開。

砂嵐を見ている響子の甥・信行。後ろに白い手が見える。
響子はあの家について調べているうちに、佐伯家にたどり着く。
だが、響子の甥・信行が自宅に閉じこもり、気絶しているのを見つけた響子。隣人は「赤ちゃんの泣き声と悲鳴が聞こえた」と様子を見に来る。そこはよく見たら、小林が住んでいたアパートだった。倒れる響子。小林の嫁を殺す佐伯の姿がちらつく。

「達也」
現在、佐伯家に住んでいる夫婦。妻は何気ない顔で、フライパンを使って夫のことを殴る。

鈴木家の実家。響子はすっかり頭がおかしくなり、療養している。それを見ている信行。
響子の両親と兄・達也(信行の父)は今後を相談する。父親は霊能力があり、「今すぐ帰って、家をなんとかしろ。自分も持っていかれるぞ」と警告する。
その頃、達也の勤める不動産屋に響子が姿を現すが、すぐに消えてしまう。
あの家を訪れる達也だが、奥さんが出迎えてくれる。だが、子供がいないはずなのに、その気配がする。絵も飾られている。

鈴木家の母親は、響子を見ながら「響子が笑ったよ、アハハハ…」と笑い出し、狂ってしまう。父親はそれを見て、魔の手が迫っていることに気が付く。電話を受ける達也だが、そこからは猫の声がして、横を見ると裸の俊雄がおり、彼が猫の声を出している。
「どうかしましたかぁ~」
この家の奥さんはすっかり取り込まれている。そして、達也に迫っていく。

鈴木家の父は殺され、母も死んでしまったようだ。信行だけが生き残っている。

「神尾」
村上家について調べていた刑事・吉川がおかしくなり、同僚の神尾たちが様子を見に行く。だが、吉川は出てこない。部屋の中で固まってしまった吉川。その妻も、同じ方向を見上げてフリーズしてしまう。
そして、警察を尋ねてきたのは、伽椰子。
神尾刑事も殺され、やはり事件を調べていた飯塚刑事も精神を病んでしまう。

「信行」
学校で掃除をしている信行。だが、学校に伽椰子が現れる。2体の伽椰子に追いつめられる信行。
教室に、まっしろになった信行が転がる。窓を、たくさんの伽椰子がひっかいている。
そして、校庭をもたくさんの伽椰子がさまよう。

「沙織」
また廃屋となった家に、忍び込んでいるらしい少女たち。彼女たちは、家の中にあった日本酒を飲み、「まずい」と騒いでいる。だが、そこに伽椰子と猫の声が響いている。

ちなみに、おそらくヒロイン的役割なのは栗山千明と三輪ひとみです。