第4話の登場人物
ジャック:アリシアと無線で会話した青年。彼女のことが好き。
リード:3人ののリーダー。ジャックと共にアビゲイルを訪れた。
妊婦の女性:ジャックと共にアビゲイルを訪れた。
コナー:ジャックの仲間。
ルイス:今エピソードからアビゲイル号に合流する。
第4話
夜の海から泳ぎ切り、上陸するニック。上空をヘリコプターが飛んでいく。急いで服を着て陸へ上がっていくが、そこには閑散としたキャンプがある。ウォーカーと遭遇するニックは、逃げてテントに隠れる。テントの布越しに迫るウォーカーをニックはナイフで刺殺する。
彼は死体の腹にナイフを刺し、その血を体に塗りたくる。そしてどこかに歩き出す。
ストランドの行い(助けを求めてきた人のボートをけん引するロープを切ったこと)に怒りを燃やすトラヴィス。だが、マディソンは彼の家に入れてもらうため、今は彼に従うべきだと主張する。
クリスとオフェリアはメキシコについて語り合っている。オフェリアは両親の世話に追われて、自分のことをすることもなかったという。2人は恋人の有無について話し合う。クリスには昔彼女がいたし、オフェリアもこっそり友達と遊んだりはしていた。オフェリアは「クリスには、またすぐ彼女ができる」「女は山ほど残ってる、どこかにね」と笑う。
そこに、ボートに乗った男2人と妊婦の女性がやってくる。ストランド以外の全員が彼女を助けようとする。
ストランドだけはこっそり隠していた銃を探すが、ダニエルが何かしたようで、それは役に立たない。
アリシアはその声から、青年のひとりがジャックだと気が付く。その瞬間、青年たちはトラヴィスとダニエルを捕え、妊婦はマディソンを拘束する。アリシアはジャックから、ダニエルを縛るように命じられる。ジャックたちはなぜか、船に乗っている全員の名前を知っている。
ボートに乗って脱出しようとする影が見えるが、青年たちはそれを撃つ。ボートには穴があき、乗っているストランドは海を漂うことになる。
かつての記憶。
洪水のニュースが流れる中、ストランドは楽しげに酒を飲んでいる。彼は横の男に、自分の父が無欲だったと語っている。父は牧師だった。母はどこかに消えてしまった。横に座っている男は同じ不動産業で財を成した男だったようだが、ストランドは洪水のせいで持っていた不動産の価値がなくなり、破産したとカミングアウトする。
ストランドは泥酔した男をホテルまで送り、世話してやる。そして、男のクレジットカードを抜いて部屋を出ていく。
そのストランドは沈んでいくボートの上で、誰かと携帯電話で連絡をとろうと躍起になっている。
船の鍵を誰が持っているか吐かせようとするジャックと、もうひとりの青年・リード。だが、鍵はストランドが持っている。トラヴィスは銃を向けられているクリスを助けるため、鍵なしでも船が動かせるようにする(コードをつなぐ)と申し出る。そこにマディソンが連れてこられるが、ニックがいないことに気が付く。
ストランドは無線機も壊して逃げたようだ。予備の無線機を探す彼ら。
アリシアが彼らに連れ去られることになり、彼らは「コナー」という人物に連絡をとろうとしている。
ジャックを責めるアリシア。ジャックはコナーと話すために無線機のある場所を尋ねるが、彼女は答えない。アリシアの安全は確保されても、彼女の家族については安全ではなさそうだ。
血まみれのニックはメモを片手に、ある場所にたどり着く。彼のことにはウォーカーも気が付かない。
高級ホテルでくつろぐストランドのもとへ、彼が襲ったトーマス・アビゲイル(この男が船の持ち主だろう)とその連れの男・ルイスがやってくる。彼がカードで盗んだ金の行方について尋ねられるが、ストランドはその金で不動産に投資するつもりのようで、盗んだ金を返す予定だったと弁明する。その返済方法について話し合おうというトーマス。ストランドは寛大な措置に礼を述べる。
「許しちゃいない、義務を負わせたんだ」
トーマスは冷たく突き放す。
ストランドは、海の中に携帯電話を落としてしまう。
トラヴィスは運転席で作業をしていたが、今度は機関室に移動する必要があると告げる。
マディソンはダニエルと共謀し、彼らに対抗しようとこっそり話し合う。ニックが姿を消したのにも、ストランドが関係しているのだろうか?
気をそらすため、わざと妊婦に話しかけるマディソン。出産や子供(女の子が生まれてくる予定らしい)ことについて話し続けるが、途中で怒らせてしまう。
機関室で作業を続けるトラヴィス。何かを袖に隠す。
ジャックはコナーという男に相談している。無線機で話し終わった後、アリシアは彼を質問攻めにする。彼は嘘をついていたが、ガールフレンドを亡くしたのは本当だったようだ。コナーは兄が死んだ後、ジャックを助けてくれたらしい。だが、今までたくさんの人を騙してきたことを彼女は怒っている。
「この出会いにも理由があるのかも」
と呟くアリシア。ジャックは彼女に一緒に来るように命令するが、家族が一緒ならとアリシアは条件を出す。拘束を解いてくれたジャックに抱きつくアリシア。
ストランドの使いで、ある家を訪れたニック。彼の目の前に現れたのは、かつて、トーマスと共にストランドの前に現れた男・ルイスだった。ルイスはメキシコのトーマスの家に案内してくれる役目を担っているらしい。高級車に触るニックを怒るルイスだが、他にも大勢の者がアビゲイルに乗船していることは知らないようだ。
ダニエルの手の拘束具はもう少しで外れそうだ。マディソンは気をそらそうと、妊婦を挑発するようなことばかり言う。流産や死産の危険だけでなく、「お腹の中で胎児が死んだらウォーカーと化すだろう」などと恐ろしいことまで言う。女はマディソンを殺そうとするが、リードが出てきて彼女を止める。トラヴィスは工具をソファの陰に隠し、エンジンをかけるため運転席に戻ろうとリードを促す。
ルイスの高級車が海岸に到着する。ルイスはストランドと2人でメキシコに入国するつもりだったようだ。もともと、トーマスとルイスは幼なじみ(ルイスの母がトーマスの家の使用人だった)であり、メキシコ・バハの家にルイスの母とトーマスがいると語る。
別荘でくつろぐストランドとトーマス。彼らはすっかり打ち解けているが、ルイスの母はストランドを嫌っているようだ。彼はビジネスパートナーとして成功している。
「ここにいられるのなら、残りの世界が崩れ去ってもかまわない」
トーマスは別荘から見える風景を愛している。手を握り合う2人は恋人同士のようだ。
エンジンをかけられるようにしているトラヴィスたちだが、そこにコナーがやってくる。コナーはマディソンのケガを手当てしてやれと命じて、アリシアとトラヴィスだけ連れて行くと宣言する。2人は袋をかぶせられ、そのまま連れ去られる。
マディソンはアリシアたちを追いかけたいと言うが、その願いはかなわない。そこに、ニックたちが戻ってくる。ルイスはライフルで見張り2人を撃ち殺し、マディソンとダニエル、オフェリアが協力してリードの腹を刺す。アリシアを追いかけようとするマディソンだが、リードはストランドの捜索を優先させようとする。
トーマスはロサンゼルスに行こうとしているストランドを止めている。だが、彼は出かけてしまう。キスを交わして出ていくストランド。
海に浮かんでいるストランドを見つけ、マディソンが助けている。
感想
・アリシアのせいでジャックに居場所がバレてしまったのか?しかし、彼らはなぜみんなの名前を知っていたのでしょうか??
・実はストランドは恋人のもとに行くために奔走していたのですね。それにしても、いきなり展開がロマンチックですね。
・ニックが移動しているシーンは凄みを感じるほど孤独感がある。彼だけが世界で「生きている」人間のように見えるシーンも多いです。ゾンビにはさほど魅力がありませんが(「ウォーキング・デッド」と比べると登場シーンも少ない)、ニックというキャラクターは面白いなあと思います。
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