「ストレイン」シーズン3・第6話『大きな賭け』のネタバレ

ストレインS3

第6話 大きな賭け

セントラルパークの地下にストリゴイの巨大な巣があることが判明し、フェラルド市議はフェットの協力を得て大きな賭けに出ることにする。それを知ったエフたちも、ストリゴイの通信方法を研究しようとセントラルパークへ向かう。一方、巣を潰すべく地下に向かったフェットは意外な人物と再会する。
http://video.foxjapan.com/tv/strain/s3/episode/index.html

ネタバレ

ブルックリン
カドマンプラザ東165
ニューヨーク特別司令室

囚人たちに地下を潜らせ、警察官たちに地上を見張り、ストリゴイを一掃する計画を立てるジェラルド。会議に参加しているヴァシリーはその強気な発言に驚くが、セントラルパークを取り戻さなくてはいけないという意見にみんなが同調する。
ヴァシリーは自らストリゴイの巣を潰すつもりだ。ジェラルドとヴァシリー、フランクは励まし合う。
「派手に行こう」

父親の夢を見ているザック。だが、母とアイヒホルストに起こされる。時計がないので時間がわからない。ケリーはザックにプレゼントを持って来たという。だが、そこから姿を現したのは“感知者”の子供だ。ザックはもちろん抵抗する。その子が人を殺したところを見たからだ。だが、まるで犬のようにザックのいうことを聞く感知者。
だが、感知者の役割はザックを守ることだ(また、ザックの見張りのようにも見える)。慣れてきたら、外に一緒に出掛けてもいいというケリー。そして、感知者を部屋に残したまま、ケリーとアイヒホルストは外に出ていく。

ヴァシリーは一緒に仕事をすることになったロジャース警部を探している。だが、そこにはかつて一夜をともにしたケイトがいた。驚く2人。しかも、ロジャース警部=ケイトであり、彼女が彼の護衛をすることがわかった。ケイトもヴァシリーにかなり惚れこんでいるようだ。ヴァシリーはこの偶然をかなり喜んでいる。

エフとダッチがいる家に戻ってくるヴァシリー。彼は道具を取りに戻ってきた。ダッチに新しい恋人であるケイトを見せるヴァシリーだが、彼女はあまり気にしてないように見える。セントラルパークの計画を聞き、ストリゴイの通信方法を調べているエフとダッチも乗り気になる。彼らもセントラルパークの上で実験を行う予定だ。
だが、彼らが立ち去った後にヴァシリーはケイトに対して苛立つ。

ザックは感知者が部屋にいるため、落ち着かない。だが、「来たければこっちに来てもいい」という彼の言葉に素直に従う感知者。ザックにもたれかかり、髪の毛を撫でてもらう。まるでペットと飼い主のようだ

マンハッタン 西57丁目

護送車の中。運ばれていくガスやエンジェルの横には、女の子もいる。女まで戦いに駆り出すとはと嘆くガスに「女には戦えないっていうの」とその女が噛みつく。
目的地であるセントラルパークについたガスたちだが、勇敢に戦えば恩赦がもらえると知り、俄然やる気になる。ガスは女の子(マリアという名前)に武器を選んでやり、親切に振る舞う。この女の子は死体を漁っていただけだったのに逮捕された。彼女は飢えていて、食料と変えられるものを探していたのだ。恩赦の存在を無邪気に喜ぶマリアだが、エンジェルはそれが嘘で、おそらく死なないと任務から解放されないだろうと語る。
看守のリーダーが中に入り、ガスたちも続く。

フランクとジェラルドは本部でそわそわしている。戦いが始まった。

ヴァシリーたちは地下道を歩いている。

マンハッタン
セントラルパークサウス

セントラルパーク内にて、実験のための道具を準備しているエフとダッチ。果たして、マスターの通信パターンを読み解くことができるのか?ダッチはケイトのことを今さら持ちだし、嫉妬心をあらわにする。そのことをきっかけに子供っぽい口論になるエフとダッチ。だが、機械がストリゴイの会話を受信して喧嘩が中断する。

ヴァシリーたちは進んでいく。狭い通路で、ストリゴイもたびたび飛び出してくる。
慎重に進み続けるが、噴き出してきたガスの白煙が目くらましになり、仲間が次々とやられる。

女の子に戦いのコツを手早く教えるガス。銃を持っている看守たちだが、ガスやエンジェルを先に行かせようとする。看守に噛みつくガスと、こっそり母国語でちゃかすエンジェル(ガスとエンジェルはメキシコ系なので、母国語で会話するとアメリカ人にはわからない)。
女の子を残し、ガスたちが先陣を切る。
ガスたちは中に入るが、そのまま襲われる。襲われている物音だけが外に響いてくる。囚人たちを先に行かせ、自分たちは入ろうとしない看守たち。彼らはおそるおそる中に入るが、ガスたちは大量のストリゴイを既に殺していた。他の仲間や看守たちは驚き、看守のリーダーはガスを自分のそばに配置する(自分を守るためだろう)。

ヴァシリーたちも進んでいる。襲ってきたストリゴイをさっさとやっつけるヴァシリー。
生存者の声が聞こえてかけつけるが、彼は既に感染していた。制止する仲間を射殺するケイト。

ストリゴイの気配を感じたガスたち。看守たちは、今度はマリアを先に行かせようとする。だが、彼女に勝機があるわけはない。ガスとエンジェルは不意をついて女性の看守を人質にして、リーダーの看守を脅す。ガスたちは逃げたいだけだから彼らを殺さないというが、結局撃ちあいになり、看守は2人とも死んでしまう。

感知者とボール投げで遊んでいるザック。だが、ケリーとアイヒホルストが登場し、荷物をまとめて逃げると聞かされる。ここにはもう二度と戻らないとも。ザックはこっそり愛読書らしい「メイズ・ランナー」のページに書置きを残す。

エフとザック。通信を傍受できても、その中身はまったくわからない。

ザックやガスたちは先を進み続ける。だが、自分たちがどこにいるのかわからないし、ストリゴイに襲われる。囚人がひとりさらわれ、既に残っているのはガスとエンジェル、マリアだけだ。
と、そこに人間が現れる。
ヴァシリーとケイトだ。ヴァシリーとガスはかなり仲がいいようだ(シーズン2のラストでクインランとエイブラハムが協力することになり、一緒に船に乗っているシーンもあった)。囚人たちが戦いに駆り出されていることを知り、驚くヴァシリー(ケイトは知っていた)。ヴァシリーはガスに助けを求める。ガスはエンジェルにマリアを託し、自分だけが行くと告げる。マリアは彼に感謝する。

ジェラルドはイライラしている。フランクは日が落ちる前に計画を中止してもいいというが、彼女は計画を続行すると言う。

ヴァシリー、ケイト、ガスはある場所にたどり着く。そこはザックが隠されていた部屋だった。そして彼はあるものを拾う。「メイズ・ランナー」だ。ヴァシリーはザックが生きており、さきほどまでここにいたと知る。

なんの情報も得られないままのエフたち。だが、通信が盛んになっている。だが、エフはヴァシリーの無線を受信する。彼はザックのことで、エフに「こっちに降りてこい」と命じる。

もう夜になっている。まだ計画は遂行されていない。本部ではやはりジェラルドがイライラしている。

エフとダッチはヴァシリーたちを追って地下に潜っているが、ストリゴイを通じてマスターに場所を知られてしまう。

ヴァシリーたちは巣に到着するが、大量のストリゴイたちは蠢き始めている。ガスとケイトはその光景に驚く。ストリゴイたちは目を覚まし、彼らを襲いだす。ヴァシリーはようやく準備を済ませ、ストリゴイたちの巣に手榴弾を投げ込んで銀の粉をまき散らす。苦しむストリゴイたち。

本部に作戦が成功したと連絡が入り、ジェラルドはフランクに抱き着いて喜ぶ。
「次はマンハッタン」「そこから始まる」と励ますフランク。「いい夜ね」とジェラルドも返す。

ザックたちの隠れていた部屋を見つけ、残した本を拾うエフ。洋服の臭いを嗅ぎ、息子が生きていることを確信する。ダッチは他の部屋を捜索する。だが、現れたのはアイヒホルストだった。
「あの子は特別な子だ。可能性を秘めてる。彼は守られてる、君の手から」
エフがいままでザックを傷つけてきたことを揶揄するアイヒホルストだが、続けて彼らが勝利したと思っているのは間違いだと告げる。

ジェラルドのいる本部に検問所を大量のストリゴイが襲い、突破したというニュースが伝えられる。これで北は全滅だ。彼らはセントラルパークに人間を引きつけ、その隙に逆襲したのだ。

降伏をほのめかすアイヒホルスト。だが、その手を隠れていたダッチが切り落とす。彼は激昂してダッチを殴り、逃げ出す。

どんどんとストリゴイはニューヨークに攻めてきている。

ヴァシリーたちはニコニコしながら外に出る。だが、無線で襲われている人たちの声が聞こえてくる。エフたちも外に出るが、エフはザックに執着していてパークを離れようとしない。だが、ダッチの説得で彼も脱出する。

とうとう、ジェラルドは退却を命じる。
「おしまいよ」

セントラルパークを、大量のストリゴイ達が彷徨っている。

感想

・やっぱり敵の罠だったというオチでした。ストリゴイの巣そのものが蠢く虫の塊に見えて気持ちが悪い。
・ヴァシリーとガスのコンビもなかなかいいですね!ちなみに、ケイトはこの回限りで登場しません。次のシーズンはわからないですが、たぶんこれで出演終わりなのかな?
・しかし、ザックは母親といながら父を思い、父と一緒にいる時には母を求める。子供だから仕方ないにしても、吸血鬼になじみすぎだろうとは思いました。