「Zネーション」シーズン2・第4話のネタバレ

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今シーズンの目玉ともなっていそうな「植物ゾンビ」が登場する回。
・植物と一体化したゾンビが登場
・マーフィがだんだん、人間に殺されるゾンビに感情移入をしていきます
・今回の悪者のひとり、エスコーピオンが再登場します

※ワーナーのHPでは「エスコルピオン」と表記されていますが、ドラマの吹き替えでは「エスコーピオン」と呼ばれていたような……??
※HPでは「バッチ47」ですが、ドラマ内では「グループ47」になっています。

第4話のあらすじ

「ゾンビウイルス/BATCH 47 」
チームは、ゾンビウイルスの“自然な”治療薬、薬草“バッチ47”を求めオデガードの温室を訪れる。チームの前には、植物ゾンビ“ファイト”が立ちはだかるが、マーフィがゾンビパワーで彼らを抑え、その間に一行はバッチ47の実を採取する。だがそこに現れたのは“ゼロズ”のリーダーで“さそり”という名の危険な男、エスコルピオン。ゼロズは、Zウィードからもバッチ47からも利益を得ている。バッチ47は本当に治療薬なのか。そして副作用は?
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

ネタバレ

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※前話で登場したレッキンボールはなぜか、登場しません。

温室の中を進む男たち。だが草まみれのゾンビに襲われ、次々とやられていく。

温室前では、この施設のボスである博士が演説している。「グループ47」というゾンビウイルスに効く植物の“さや”を捜しており、希望者たちを次々と温室に送り込んでいるのだ。その人の群れには、マーフィとカサンドラも紛れ込んでいる。

演説をしていた博士のところを訪れるマーフィ。マーフィは男の前で、半分植物・半分ゾンビの植物ゾンビの手を思うがままに動かす。驚かされる博士。
だが博士は、マーフィのことを思い出す。彼はマーフィの存在を、終末にはびこる噂だと思っていたようだ。
「グループ47」について知りたいマーフィ。文献に「グループ47」のことが書かれているという男だが、そのあと治療されたゾンビがどうなったのか?副作用があるのか?は、わかっていない。

温室ではパニックが起きている。冒頭で植物ゾンビ化した仲間に噛まれた男が、外に出てきたのだ。ツタ絡みつかれている男は、温室に取り込まれていく。続けて、新たな挑戦者が温室に入っていく。
だが、マーフィの正体を理解し、彼を見つめている男もそこにいる。クリアン博士だ。

サイモンは相変わらず、バリケードの中に潜んでいる。スペイン語で自分の名前(※市民Z)が呼ばれているような気がするサイモンだが、バリケードの外の物音に怯えるしかない。
彼はロベルタたちに通信を呼びかけ続けている。

ロベルタたちは施設につく。彼らは治療薬をとりにきたチャレンジャーとして施設の中に入るが、先般温室に入っていった挑戦者の女性が植物ゾンビに襲われているのを見て、助けてしまう。

ゾンビ草を吸うカサンドラ。博士はマーフィに「グループ47」について説明する。
・ここはもともとゾンビウイルスを研究していた
・自生していた大麻を売って大儲け中
・施設のスタッフが中に閉じ込められ、植物ゾンビ化した
・グループ47までは誰も辿り着けていない

ケガしていた女性を、挑戦者控えの小屋まで連れていくロベルタたち。ドクは彼女の傷口に女性用のナプキンを押し当て、ロベルタに顔をしかめられる。この女性は娘を抱きしめている。

マーフィと博士は温室の中に入っていく。ツルに絡めとられた博士はそれを切るが、マーフィはその時に激しい痛みを感じる。植物ゾンビとマーフィは呼応しているのか。
博士を襲おうとした植物ゾンビだが、マーフィに睨まれてひっこんでしまう。

外では、カサンドラが待っている。不気味そうに彼女を見ている監視たち。
「グループ46」のところに辿り着いた博士たちだが、マーフィは突然具合が悪くなる。「こいつらを感じる」とまで言う。

温室でケガをした女性は、彼女を母のように慕う少女とは、実は血がつながっていないことを明かす。身寄りを失った者同士、寄り添って暮らしてきたのだ。だが、子どもは既に命が危ない。挑戦者は全員、治療薬が必要なのだ。だから温室に潜入している。
アディは女性の乗ってきた車に、無線があることを知る。
10Kはカサンドラを見つけ、マーフィの居場所を知る。

マーフィは温室の中を進み続ける。「グループ47」を見つけた彼ら。葉とさやをほんの少しとればいいという博士に、「利口だな」とマーフィはつぶやく。だが、ほんの少し葉を摘んだだけでも、彼らの前に立ち尽くしている大きな植物ゾンビが動き出す。マーフィは謝りながら、サヤをむしって走る!

挑戦者の女性に少女は「死んだら天国に行きたい」といい、女性を困らせている。
アディは無線を聞き、市民Zと交信する。カリフォルニアの疾病対策センターの座標をアディに伝える市民Z。彼女は車の窓の埃の上に、それを書く。
冒頭でマーフィに気付いたクリアン博士は、挑戦者の中に混じってその文字列を見つめている。市民Zとアディは交信が途切れてしまう。

博士は「グループ47」の粉末をゾンビの鼻から吹き入れる。2グラム投与されたゾンビは、頭が爆発する。1グラム投与されたゾンビには変化がない。1.5グラムの投与があったゾンビは「ノウミソ~」と喋り出した。そこにカサンドラが現れ「あいつらがいる」と呟く。マーフィは、ロベルタたちにサヤを収穫させるつもりになる。

マーフィは堂々とロベルタたちに姿を見せ、「グループ47は本物だった」「カリフォルニアに行かなくてもいい」と言い出す。そして、彼らに収穫に関わるように遠回しに命令する。
女性もロベルタたちに「一縷の望みにかけてほしい」と懇願し、彼らは温室の中に行くことになる。

植物ゾンビには銃が効かないので、彼らは草刈機やナイフのような武器に持ち変える。ヴァスケスは「アレルギー持ちだから」と中に入ることを拒否する。
マーフィにロベルタ、10K、ドクが中に入っていく。
「これはまさに“ジャイアントショップ・オブ・ホラーズ”だな」と呟くドク。
(「リトルショップ・オブ・ホラーズ」を引き合いに出している皮肉)

10Kが出てきた植物ゾンビの頭を撃つが、それは死なない。マーフィはまた痛みを感じる。彼らはツルでつながっているので、全滅させないと死なないのだ。マーフィはゾンビを睨み、後退させる。

サヤと葉を収穫するロベルタたち。目覚めた植物ゾンビのボスが、彼らを襲おうとする。植物ゾンビと目を合わせるマーフィ。ツルをつかみ、植物ゾンビの動きを抑制する。だが、すぐに限界がやってくる。植物ゾンビが彼を取り込もうとしている。
マーフィは別の方向に逃げてしまい、ロベルタが追おうとするが、植物ゾンビに邪魔されてしまう。
温室から出たマーフィは倒れ込むが、そこにはクリアンがいる。彼は核爆発から生き残って、また姿を見せた。

クリアンは「グループ47は効かない」「人間は生き残れないが、マーフィやその仲間だけが生き残れる」ことを予言し、「ただし、私が協力すれば」とつぶやく。

そのマーフィの後ろ姿を、ヴァスケスがじっと見ている(彼の後ろ姿しか見えないので、不審に思いつつも見守っている感じ)。クリアンの申し出をマーフィは断るが、そこに“ゼロ”とクリアンが呼ぶ集団が車で現れる。クリアンの研究のスポンサーであり、マーフィと彼を追っているのだ。ゼロはゾンビ草密売の元締めでもあるらしい。

ゼロのメンバーは、次々と車から降りてくる。そこには、ロケットランチャーでロベルタたちを攻撃した男もいる。彼がボスのようだ。エスコーピオン(本名はヘクター・アルバレス)と呼ばれる幹部は、博士にも威圧的に接する。オデガルド博士の嘘を見抜くエスコーピオン。「顧客を殺すな、ゾンビよりも人間が死んでる」と怒る。そして、博士の差し出した試薬を、人間で試すと言い出す。
温室から出てきたロベルタたちとエスコーピオンは鉢合わせする。とってきた葉やさやを出させるエスコーピオンだが、ドクは一部をポケットに隠す。

クリアンとマーフィは別々の方向に逃げていく。ヴァスケスは遠くから、スコープでエスコーピオンを狙っている。

「ゾンビを用意しろ」と言われて、挑戦者のひとりを射殺してゾンビにするエスコーピオンの部下。エスコーピオンは電子タバコに粉末を入れ、博士の鼻に突っ込む。博士は急激にテンションが上がっていく。そしてエスコーピオンがゾンビに博士の体を噛ませようとするが、博士はすぐにゾンビに変化する。
エスコーピオンは彼を射殺する。

そこに、クリアンが捕まって連れてこられる。
「(言い訳は)女王(※「ラレイナ」とも言われている女性)に話すんだな」
といい、クリアンを車のトランクに詰め込む。そして、エスコーピオンは温室を全部焼き払うと明言する。部下たちはガソリンをまき始める。

ヴァスケスは放火をしようとしている男たちの1人に銃をつきつけ、タトゥーを確認する。
なぜか、彼はゼロの内情に詳しい様だ。「Z」の入れ墨を確認した後、その男を射殺するヴァスケス。

マーフィは温室に走り込み、植物ゾンビを外に出そうとする。
「歩け、できるぞ!自分の身を守るんだ!」
だが、ツルが絡んでいて植物ゾンビは外に出られない。放火しようとやってきた男が驚き、植物ゾンビに噛まれる。しかも植物ゾンビたちは、マーフィまで敵だと思って襲い始める。
マーフィは植物ゾンビのボスを助けようとしたが、彼は入口まで追いかけてきて10Kやカサンドラ、アディすら襲い始める。植物ゾンビのツルを換気扇に巻き込ませ、マーフィから引き離す10Kとアディ。マーフィの「殺すな」という懇願もむなしく、換気扇でバラバラになる植物ゾンビのボス。植物ゾンビの受けた痛みやショックが伝わってきて、悶絶するマーフィ。
外では、換気扇でバラバラの植物ゾンビをモロに浴びた男がゾンビ化している。

具合が悪い少女に、ドクはとっておいた「グループ47」の葉を与える。それを噛み続ける少女と、泣きながら見つめている母代わりの女性。彼らをおいて、車は出発する。

彼らは車を走らせている。マーフィはまだ「殺すべきじゃなかった」と公開している。そこに、セリーナが現れる。マーフィの子を宿している、アディがコミュニティで一緒だった女の子だ。車を停めるロベルタ。
アディは降車して彼女に話しかけるが、セリーナは「パパを捜しているの」と呟き、マーフィを見つけて駆け寄る。彼女の腹の中から、小さな手が腹をつつく。そして、顔がくっきりと浮かび上がる!おののくマーフィとその仲間。

感想

・植物ゾンビが救世主になってくれるのかと思いきや、やっぱりダメ……という話。でも、病気の女の子とその母を放置して終わるのはちょっと……。
・ゾンビに明確に肩入れをしだすマーフィ。
・ヴァスケスにはある秘密があるようですが……?
・ラレイナと呼ばれているゼロの女王は、果たしてこれからどれくらい物語に絡んでくるのか?
・連れ去られたクリアンですが、またマーフィたちの前に姿を出しそうです……!