「Zネーション」シーズン2・第3話のネタバレ

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今回はトレーラー軍団と出会い、さらに新ゾンビが出てきます。
・マーフィのいうことも聞かないほどパワフルでスピーディな「ブラスター」が登場
・友好的なトレーラー軍団と出会うが、彼らには大きな秘密があり……!?
・ウエスタンな人たち(顔もペインティング)って、あんまりゾンビ映画で見ないよね。

第3話のあらすじ

「ゾンビロード/ZOMBIE ROAD」
ついにマーフィを捕らえたチームは、あるトレーラー集団と出会い、一緒に旅をすることになる。彼らは、核爆弾の被害者たちを安全な場所に運ぶという、勇気ある生存者たちだった。チームは、死の灰によって変異した超高速ゾンビ“ブラスター”たちと戦い、ゾンビを肥やしに成長した強力な麻薬“Zウィード”に出会う。そして彼らは、ゾンビウイルスの治療薬になるかもしれない薬草“バッチ47”を求めて旅を続ける。
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

※ドラマの吹き替えでは「Zウィード」は「ゾンビ草」と表現(翻訳)、「バッチ47」は「グループ47」と表現されております

ネタバレ

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「ゾンビロード 通るな」と書かれた道を、車が進んでいく。そこにいるのは2人の男だ。彼らは横転させた車の物資が目当てらしい。ゾンビ化している人間たちを射殺して行く男。1人の男が車を調べるが、何もない。だが、男の背後を、猛スピードで何かが通り過ぎる。
男の連れはゾンビに顔を噛み砕かれていた!逃げようとする男を、ゾンビが捕まえ、同じように顔に噛みつく。男の顔は削れて、眼球がむき出しになる。

ロベルタたちは歩いて移動している。核爆発の“死の灰”を避けるためだ。
マーフィに威圧的なヴァスケス(1話から登場して、ロベルタを助けた。現在は仲間に入っている)に、「俺のボスはウォレン(ロベルタの苗字)だ」と言うマーフィ。ロベルタが慌てて間に入る。

10Kはカサンドラのことを案じている。ロベルタは「カリフォルニアに着いたら戻せるかも」と言う。
カサンドラは甲斐甲斐しく、マーフィの肩を揉んでいる。少し10Kに微笑みかけるカサンドラだが、すぐに無表情に戻る。

崖下の道路では、ゾンビの生首を先端に付けた巨大なトラクターがやってくる。しかしその道を通せんぼするように炎上した車が置かれており、その傍らには乱射する男もいる。激しい撃ち合いになるが、乱射男の仲間らしいトラクターもやってきて、銃撃戦はより激しさを増す。
ロベルタは彼らを狙うが、ヴァスケスが「弾を無駄に使うな」「勝った方の車を奪えばいい」と言う。それでも、彼ら(トラクター側の人間)を救おうとするロベルタ。
10Kにヴァスケス、アディ、ロベルタは崖下に降りていき、通せんぼをしている側の2人を殺す。10Kの腕前に、ヴァスケスも驚く。

マーフィは、ふと何かに呼ばれて立ち上がる。そこには、冒頭に登場したスピーディなゾンビがいる。

トラクターの後ろを走っていた車の荷台には、たくさんの被爆者がいる。
このグループのボス・サムと挨拶をするロベルタ。このグループは死の灰から逃げ、エドモントンに向かっているという。サムは元トラックの運転手で、車の修理もできる。彼らのグループが乗っている車は、それぞれサムの思い出の車でもある。彼は避難者を助け、物資を配って、人助けをしてまわっているようだ。
サムの甥っ子であるレッキンボールがロベルタに話しかけてくる。テンションが高すぎる彼だが、「頭のネジが外れてる」「でも、今の時代には合っているのかも」とサムは愚痴る。
エドモントンは非常に寒い気候であり、ゾンビは寒さが苦手。だからエドモントンを目指している。被爆者たちも一緒に連れていくのだというサム。そしてロベルタたちを仲間に引き入れたいと申し出る。

10Kやドクは食料をもらっている。レッキンボールは人懐っこく皆に話しかけ、マーフィの横に座る。マーフィはもちろん嫌がっている。
サムたちを殺し、車を奪うことを考えているらしいヴァスケスだが、ロベルタは「人数が多い方がいい」とたしなめる。しかし、懸念しているのは被爆者たちだ。彼らの1人がゾンビになれば、すぐ広まるだろう。

スピーディなゾンビが近くを駆け抜けていき、10Kはそれを狙う。だが、それはすぐ姿を消す。

サムはマーフィの噂話をしている。マーフィを狙う賞金ハンターたちはまだ相当数いるらしいが、サムはその噂を信じてない。
レッキンボールはドクとマーフィに「ゾンビ草」というドラッグを勧める。ゾンビ草は、ミネアポリスの元研究所でゾンビを発酵させて作ったというのだ。また、ゾンビを薬草で治す研究をしているとも言い、マーフィはそれに食い付く。ドクとマーフィは久しぶりのドラッグにご機嫌だ。
そこにやってきたサムは、マーフィに病人用の車に乗るように命じる。彼を病人だと思っているのだ。

「幌馬車隊だ!」
サムたちは叫んで出発する。マーフィはカサンドラに念を送り、ついてくるように命じる。カサンドラはマーフィの進む方に走り出すが、転ぶ。そこには、いくつもの顔を食いちぎられた人間の死体(冒頭のゾンビの仕業)が落ちている。

マーフィを追ってきたカサンドラを、荷台に引き上げる彼。同じく荷台にいたアディもそれを手伝う。「彼女は……シャイなんだ」とマーフィは誤魔化すが、病人たちは具合が悪そうで、それどころではない。

顔のない死体は、「ブラスター」と呼ばれるゾンビたちのせいだ。群れで狩りをして、動きも早い。脳だけを狙う。そのパワーと知能は、核爆発の影響だとサムはロベルタに語る。
アディは被爆者たちを献身的に介護して、励ましている。
幌馬車隊の女の子は、10Kの射撃の腕前を褒める。まんざらでもない10K。

マーフィはカサンドラに、ゾンビ草を吸い込んで吐きだした息を吸わせる。
「何か感じる」
という彼女。キス寸前で、彼らは息を吸わせ合う。

また銃撃戦が始まる。『幌馬車隊』を狙う男たちは、道で待ち伏せをしていたり、バイクで並走してきたりする。激しい撃ち合いやゾンビの襲撃で、サムの仲間は次々に減っていく。
ドクとノッキンボールの車は襲われ、奪われる。車の上に乗った襲撃者を襲うカサンドラだが、ドクたちは飛び降りるしかできない。サムは激昂して車を奪い返そうとするが、ロベルタは「仲間が置き去りになっている」と車を止めさせる。
仲間は何人も殺された。先ほど10Kを褒めていた女の子も、死んでいる。

マーフィはまた何かを感じたようだ。
「ドク、ここにいちゃダメだ」
彼は何かを感じていて、座り込んでいるドクを立たせようとする。だが、ノッキンボールもドクもすぐには立てない。その後ろにブラスターたちが3体も立っている!

マーフィはブラスターの動きを止めようとする。だが、核の影響を受けたブラスターのボスだけは、言うことを聞かないようだ。ブラスターはマーフィに対してとても怒っている。
彼らは仲間の1人に噛みつくが、ブラスターのうち1体(腹が上になっている逆四つん這い状態で、走って追いかけてくる)は車に轢き殺される。

サムは車を取り戻したいとロベルタに言う。レッキンボールが運転していた車にしか水が積んでいないのだ。
ロベルタとヴァスケスに相談するが、徒歩での移動はブラスターがいるから危険だと悩む。そこにアディが合流して、マーフィの力もブラスターには効かないと報告する。ロベルタも驚く。

サムはノッキンボールがちゃんとしていないせいでアテナ(10Kと打ち解けていた女の子?)が死んだと責める。罰として医療車にノッキンボールを乗せるサムだが、ノッキンボールも「あんたのほうが顔色が悪い、病気じゃないか」と怒鳴る。サムはみるみる不機嫌になり、ロベルタの意見も聞き入れなくなってくる。

マーフィは、医療車に来たノッキンボールに手を貸して車に乗らせる。

だが、そこにまたブラスターの群れが襲撃してくる!彼らはヴァスケスを襲い、突き倒す。ロベルタは彼を救い、サムに今すぐ車を出すように命令する。サムも「そのほうがよさそうだ」と車を出す。

被爆者のひとりは、アディに「今すぐ俺を殺してくれ」と頼んでいる。
ノッキンボールは叔父のサムが冷酷だと語る。彼は自分の息子すら、医療車に追いやった。その息子こそ、アディが介抱していた(たった今、「殺してくれ」と懇願している)青年だった。彼は自分のせいで病気が広がったと、自らを責めている。
(具合が悪いのは被爆のせいでは……?)

車に追いつくサム。そこには、血まみれのカサンドラもいる。10Kは彼女に駆けよるが、様子がおかしい。ドクは彼女の背中に刺さっていたオノを抜き取る。
「もっと……ゾンビ草が欲しい……」
しかし、カサンドラは10Kの手をすり抜けて、マーフィに抱きつく。ドクや10Kは、カサンドラがゾンビなのか人間なのかわからなくなってきている。

サムは奪還した車の中でぼんやりしている。具合が悪そうだ。
ロベルタはサムも被爆していることを理解する。彼女はサムに「運転を変わる」と銃をつきつけるが、その隙にサムが取り返した車に乗って、カサンドラとマーフィ、ノッキンボールたちが逃亡する。

マーフィの乗る車を追いかけるトラック。医療車に乗っていたアディだが、ブラスターたちが追いかけてきているのが見える。しかも、サムの息子のジークがとうとうゾンビ化してしまい、他の被爆者を襲い始める。
アディは、後ろから来たブラスターと荷台のゾンビに挟まれてしまう!

ブラスターは車の荷台に飛び乗る。トラクターの上で、連結されている車たち。それをつたって、ゾンビやブラスターたちが彼らに迫ってきた。サムは具合が悪くなり、トラックはスピードダウンしている。トラックは道の真ん中に積まれたドラム缶や廃材の山に突っ込み、突破する!

サムはエドモントンにこだわっていた理由を語る。そこは彼と息子の思い出の場所だったのだ。だが、大量のゾンビやブラスターたちの攻撃が彼らを苦しめる。サムはそろそろ命が危ない。ブラスターの親玉はロベルタの作戦で車の下に落ち、トラックのタイヤに挟まって死亡する。
サムの仲間は次々と襲われていく。ロベルタはサムと運転を代わり、スピードを落とさないまま進み続ける。
しかしとうとうロベルタたちは車から飛び降り、サムもゾンビに襲われてしまう。

ノッキンボールはペラペラ喋りつづけて、マーフィを困惑させている。どうやら、ブラスターは核爆発で脳が溶けてしまい、感情というものがないらしい(あくまでノッキンボール説)。カサンドラとマーフィの関係や、マーフィの能力に興奮しっぱなしのノッキンボール。カサンドラが車を運転するマーフィの代わりに、ノッキンボールをどついている。

アディは、マーフィたちがミネアポリスにある遺伝子操作研究所に向かったはずだと話している。ロベルタは、サムがノッキンボールにたびたびしていた質問になぞらえ(病気になっていないか確認するための質問)、「エドモントンに20人の避難者が向かった。6人の生存者とマーフィと出会った。エドモントンに到着したのは何人?」と呟く。アディは「ゼロよ」と語る。

彼らはサムのトラックから荷台を切り離し、走り始める。

マーフィはノッキンボールからゾンビ草をさらにせしめている。カサンドラはマーフィの吐いた煙を吸い、少し楽になる。ミネアポリスの研究所には、ノッキンボールの知り合いがいるらしい。ノッキンボールはテンションが上がり「これからはずっと一緒だ、『3人の騎士』だな」とワクワクしながら話している。それを、カサンドラがシラ~ッとした目で見ている。
ミネアポリスまでは、あと130キロ。

感想

・あっという間に幌馬車隊は全滅。ちなみに、ノッキンボールはこの後のエピソードにはまったく登場しません。
・核ゾンビのブラスターが登場。ただし、ブラスターも今後ほとんど登場しません。見た目的には特徴がありませんが、運動能力や知能が高めという感じ。
・次回はまた別の形態のゾンビが登場します。