「ウォーキング・デッド」シーズン6・第8話のネタバレ

walkinddeads6

あらすじ

第8話 雪崩(Start to Finish)

監視塔が倒れたことにより壁も破れてしまいウォーカーの大群がアレクサンドリアの町に流れ込んだ。抵抗する術はなく、みな家に逃げ込む。リックはカール、ミショーン、ゲイブリエルとジェシー一家のいる家に避難してジュディスと合流するが、逃げる途中にリックをかばったディアナが負傷してしまう。タラとロジータはユージンを連れ倉庫に、キャロルはモーガンと共に隠れるが、そこは負傷したウルフを監禁している家だった。

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ネタバレ

相変わらず階下に降りてこられないらしき、サム。廊下に食べ終わった食器を置き、おもちゃや落書きが見える。窓枠をつたって、彼の食べ残したお菓子に大量の蟻がたかっている。それはまるで、人間を捕食しているウォーカーのようにも感じられる。

塔が、バリケードを突き倒す。もうもうと砂煙が立ち上がり、ウォーカーがなだれこんでくるのが見える。大量のウォーカー。中にいる住人とはくらべものにならないほどだ。
バリケードのそばにいたリックは立ち上がり、走り出す。カールも走り、ロンは呆けている。

タラとロジータはリックの改修を手伝っていた男の住人(ケガしている)を助けて、一緒に逃げる。ユージーンも呆然としている。

ディアナがリックの元へ来る。「逃げるんだ」「あなたもよ」ディアナも果敢に銃を使っている。

モーガンとキャロルは共に逃げているが、キャロルは躓いてしまう。落ちていた銃弾をつかみ、キャロルはまた走り出す。建物の中に逃げ込む2人。

ディアナはリックを助けようとして、ノコギリの上に倒れ込んでしまう。それを助けて、2人もまた逃げる。

マギーは何度も倒れながら、ウォーカーを殺していく。しかし弾切れだ。彼女はなんとか、見張り台の上に向かって登っていく。はしごをつたっていくも、それすらむしりとられてしまう。なんとか、見張り台の上に這い上がる彼女。助かった。しかし、下には大量のウォーカーが溢れている。空には、緑色の風船が飛んでいくのが見える。

ユージーンは建物の影に1人で隠れている。が、すぐ横にはウォーカーの群れ。
ふと、下に落ちていた無線機から声がする。ダリルだ。ユージーンはそれを拾い上げ「助けて」とつぶやく。と、彼を襲おうとしていたウォーカーの頭は撃ち抜かれ、タラとロジータが彼を引っ張っていく。ガレージの中に隠れる彼ら。大量のウォーカーが扉を叩いている。

リックとディアナに、ミショーン、神父、カール、ロンが合流する。しかし、彼らは囲まれてしまった。と、ジェシーが彼を助ける。大量のウォーカーを乱射した彼女は、リックたちを家に招き入れる。
アレクサンドリアの街は、みるみるうちにウォーカーにのまれていく。

街の外にいるグレンとイーニッド。壁の中へ侵入していくウォーカーを見て、反対側から侵入することを提案しているグレンだが、イーニッドはうわのそらだ。
「まだ中で人が生きている」
「いつものことよ。いつだってこうなる」
「まだ生きてる。君を気遣う人たちも、妊娠中の妻も」
その言葉を聞き、驚くイーニッド。
「怖いからと逃げて全部忘れるか?行けよ。だから失うんだ。君が捨てるから」
イーニッドはその言葉に反論できない。グレンは立ち去ってしまう。

サムは部屋の中で、騒ぎを聞きつける。ジェシーが部屋に入ってきてレコードを止め、ディアナが運ばれていくのも見える。
「怪物が来たの?」
その時、彼にとっては全てがスローモーションになる。
「勇気を出して怖くないふりをするの、頑張って」
母は急いで立ち去る。大人たちを見つめ、そのまままた自分の部屋に閉じこもるサム。

キャロルとモーガンは2人きりで立てこもる。彼女は額を怪我しているが、モーガンを信用していないのか、ケガの様子を見せようとしない。
「あなたは信じない」
「正直なのはいい」
笑って去るモーガン。
「嘘をつく人だとは思わなかった」
立ち上がるも、キャロルはふらついている。相当具合が悪いようだ。

「彼は戻らない。戻ると思うか?」
W(ウルフ)の仲間の1人を、モーガンはかくまっていた。彼はウォーカーに噛まれているのか、具合が悪そうだ。医者のグレースは彼を診察している。
「話してもいいだろ、怖がらなくていい。話せよ」
「外に負傷者がいる、ここにいるべきじゃ」
「ないよな」
「あなたは?」
「何が」
「あんなことして、ここにいるべき?」
「ああ。俺が何をした?」
「人を殺した」
「解放したんだ。俺たちは残り物をいただくだけだ。何も知らずにきたんだろ。モーガンは隠してた」
「殺さないってわかるまで拘束するって」
「ただの感染症だ。車を襲ったんだが、バンパーで切った。それだけ。理不尽だとは思わない。理不尽なんてない。俺は死ぬかもしれないが、役目は果たした。残りは世界が片付ける、それは変わらない
グレースは彼に傷を見せるように言う。
「生まれつきじゃない。変わったのよ。変われるわ」
彼女はケガの手当の準備を始める。

ディアナはかなり出血している。脚だけではなく、腹をウォーカーに噛まれていた。それを知り、絶望する彼女。「クソ」と呟く。

「熱が出てる、長くない。どうなるか彼女は知ってるか」
リックとジェシーが会話している。ディアナは果敢にジョークを飛ばしていたようだ。リックは当面の食料はあるし、ウォーカーが移動したら武器庫へ行き、彼らを誘導するという。ここではない場所へ。

ミショーンは街の拡張計画を見たとディアナに語る。そしてその実現を誓う。計画書に書かれたラテン語について聞くミショーン。それはレジの言葉らしい。家族と一緒に過ごすことを何より望んでいたディアナは、それを叶えられたと微笑む。
「あなたの望みは?」
「街を機能させること」
「それがあなたの望み?あなた自身の望みは?」
「わからない」
「考えて」

ガレージに移動するロンのところに行くカール。彼は落ち込んでいるようだ。
「イーニッドは死んだ、皆死ぬ」
「聞いて、パパが何とかする」
「ふざけるな。お前の親父は人を死なせる。いつもだ。そういう人だ。殺人者さ」
カールの前にきて、にらみつけるロン。
「君の親父もだ」
ロンは黙り込む。
「話し合おう」
「俺は死ぬんだ。母さんも。弟も」
「死なないよ。生きられる」
「お前の親父も、お前も死ぬ」
鍵を抜いてポケットにしまうロン。殺意を持って、ロンはカールに向かってくる。ガラスの割れた音を聞いて、ウォーカーがジェシーの家に集まってくる。リックは鍵のかかった扉を斧で割ろうとする。ドアから侵入しようとするウォーカー。ロンは銃を持って逃げ出す。ドアが開き、リックはカールを助け出すが、ウォーカーはどんどん家に侵入してきている。地下室になだれ込むウォーカー。大人たちはソファで扉を抑えつける。

なぜこんなことになったのかを聞かれたカールは、嘘をつく。ロンをかばったのだ。たまたま物音を立ててしまって、そのせいでウォーカーが来たのだと。だが、リックとジェシーはロンとカールが喧嘩していたのではないかと疑る。

ロンとカールはジェシーの部屋に重しとなるナイトテーブルをとりに行くが、今度はカールがロンに銃を向ける。彼が隠し持っている銃を取り上げようとしているのだ。ロンは「ごめん」と口にして、銃を差し出す。カールはついに本音を漏らす。
「そうさ、君の親父がパパに殺されたのはクソ野郎だったからだ」
ロンは鼻息荒く、その言葉を聞いている。

ミショーンや神父は窓から外を覗いている。ジェシーの作っていたオブジェが壊れる音がする。そのせいで、もっとウォーカーが集まってくるだろう。さらに、ジュディスも泣き出してしまう。リックは娘をあやしに上に向かう。

リックはレコードが聞こえるサムの部屋のドアに手をかけるが、気が付くと、ベッドの上にディアナがいない。サムのかけているレコードの音だけがかすかに聞こえる。慌てるリック。と、ベビーベッド(仕切りだけだけど)に覆いかぶさるディアナが!

と、彼女はまだ人間だった。お互いに肝を冷やす2人。
「最後にひとめ、この子を見たかった」というディアナ。ジュディスは彼女を見つめている。
ディアナを寝かせて、計画について語ろうとするリック。
「君の計画だが」
「あなたのよ」
「今から、誰かをそばにつける。娘はダメだ」
「そうね」
「娘を移動させる」
リックを呼び止め、スペンサーとマギーへのメモを渡すディアナ。
「息子をお願いね」
「わかってる」
「あの子を、お仲間と同じように見てあげて」
困惑するリックに続けるディアナ。
「いい?ここの住人は全員あなたのお仲間よ」
「そうとは言えない」
「そうなのよ。あなたが好きだから助けたんじゃない。善人だからでもいい父親だからでもない。ヒゲも関係ないわ。あなたを助けたのは、仲間だから。それが正しい答えよ」
階下でリックを呼ぶ声がする。彼は娘を抱いて立ち去る。

ロジータは、ガレージのなかで頭を抱えている。ユージーンはライターの光で世界史の本を読んでいるようだ。
「みんな家の中に入った」
タラだけは机上に振る舞う。
「これで終わり?」
「なんて?」
「この街のことよ」
「違うわ。まだやることがある。みんなが無事だと信じ、ここで待つか。戦うか。住むなら貢献しなきゃ」
「もう貢献してない?」
「まだみたい」
ロジータは落ち込んでいる。
「エイブラハムは死んだ、そう感じる」
「死んでないわ」
タラは励まし続ける。
「これからどうする?」
向こう側を見てみようと言うロジータ。鍵を銃で壊そうとするが、突然ユージーンが立ち上がり、ピッキングを始める。彼はピッキングまでできるらしい。

キャロルは相変わらずぐったりしている。
「大丈夫か」
「目を休めてるだけ」
強がるキャロル。モーガンは階下を見ている。と、電気が消え、キャロルが姿を消す。薄暗がりの中、キャロルはモーガンを突き飛ばして外へ向かおうとする。

ジェシーの家では、窓を破ってウォーカーが侵入しようとしている。他からも侵入者だ!とうとう家の中に入ってきた彼ら。2階に逃げるしかない。ミショーンが日本刀で応戦するが、数が多すぎる。ソファで階段を塞ぐことにするが、いつまでもつだろうか?「2頭必要だ」と、リックはウォーカーの頭に斧を叩きつける。その意味とは果たして?

グレースは男の手当てをしている。そこにキャロルがやってきて、男にナイフを向ける。モーガンは彼をかばう。
「解決できたのに。だが―もう無理だ」

リックはウォーカーの死体を上に運び、全員分のシーツを持って来いと指示を出す。死体の内臓を体に塗り、臭いを消して紛れ込む。ウォーカーの間を通り抜けるために。リックとミショーンは死体を解体し、それをジェシーとロン、神父は驚いて見ている。
「ここに残れば死ぬ」
「ディアナは?」
答えられないリック。

「ナイフはいらない、話をしよう」
「いいえ、もう終わりよ」
「連中と同じだ」
「違うわ」
「殺してもか?」
「奴らが殺すから、止めなきゃならなかった」
「生きていれば、可能性はある」
Wの男を巡って、殺すか殺されるかで対立するキャロルとモーガン。
モーガンを殺そうとするキャロルと、「(君は)できない」「殺さない」と言う彼。

ディアナはもう死期が迫っている。
「私たちは行かなきゃ。もしあなたが、まだ……」
「心の準備が、できてない。もう少し。すぐよ。その時は、自分でやる。私の命よ。最初から最後まで」
何かを呟くディアナ。
「いつかこの痛みは有益となるだろう」
ミショーンの顔を撫でるディアナ。ミショーンは泣いている。
「行って、あなたが必要よ」
立ち上がるミショーン。
「ありがとう」
「何が?」
「信じてくれて」
「今でも信じてる。壊れちゃったけど、望みは持っていた。あなたは、何を臨む?今度はあなたが望みを持つ番よ」
「必ず」
「生きなさい」

死体の内臓を体に塗りたくるリックたち。そこにサムが来る。ウォーカーの死体の内臓を塗りたくる母と兄に、驚くサム。
「モンスターになるの」
「いやだよ」
「行かなきゃダメ。ここにはいられない。勇敢なふりをして、お願い。これは夢だと思って。あなたは何も怖くない。いいわね」
「わかった」

「彼を殺すため、あなたを殺す」
モーガンと睨みあうキャロル。男は自分を殺せと言い出す。投げやりだ。
最後にもう一度だけ、モーガンを説得しようとするキャロル。しかし、やはり平行線だ。キャロルはモーガンにナイフを振り上げるが、もみ合いの末にナイフは落ちてしまう。取っ組み合う2人。キャロルを床に叩きつけ意識を失わせるが、今度はWの男がモーガンを襲って武器を奪う。グレースにすらナイフを向ける男。彼らはどうなってしまうのか。

内臓をまとったリックたちは、ジェシーの家から脱出しようとしている。ロンはぼんやりしている。娘を連れ出そうとするリックを呼び止め、神父は「私はあきらめない。何が起きようと、逃げ出さない」と告げる。

逃げようと、手のロープを切っている男を説得しようとするグレース。
「殺さないで、どうせ死ぬんでしょ。殺す必要はない。死なせて、死なせてよ」
男はナイフをグレースに向ける。
「この大ウソつき!」
「そういうとこがいい」
と、タラやロジータ、ユージーンが現れる。どうから、タラたちがいたガレージはモーガンやキャロルたちがいた建物と同じだったようだ。タラはグレースの姿を見て血相を変える。男は、グレースを人質にとる。そして銃を奪う。タラは、グレースが連れ出されるのをただ見ているしかできない。

「逃げられないわよ」
「どうかな」
彼は、ウォーカーの群れがいる外へとグレースを伴って出ていく。

ジュディスを連れてきたリック。妹を内臓付きのシーツの中に入れて、守るカール。リビングはウォーカーでギュウギュウだ。その中を、静かにすり抜けていくリックたち。

グレンは、バリケードを登っていく。と、見張り台の上にいるマギーが見える。

ディアナは自分に銃を向けている。しかし、外にいるウォーカーの声を聞きつけ、そのままフラフラと立ち上がるのだ。廊下の向こうから押し寄せるウォーカーを次々撃ち、咆哮する彼女。

リックはたちはなんとか、家の外に出る。誰も彼らに気が付かない。ウォーカーのなかで、しばし呆然とする彼ら。あまりにも大量のウォーカーが、そこにはいる。彼らは自然と手をつなぎ、歩き出す。
サムは「ママ、ママ」と母を呼ぶ。その声に、ウォーカーの咆哮がかぶさっていく。

ダリルたちは車を走らせている。しかし、道の真ん中にはバイカーたちが何人も通せんぼをしている。
「出てこい、降りるんだ。抵抗するか?いいさ、やってみろ。だが殺すぞ。頭を真っ二つにかち割ってやる」」
彼らは車を降りるしかない。
「最高だ、大物が連れた。第二ステップだ、武器を渡せ」
「なぜだ」
「お前のじゃない」
「なんだと?」
「武器も、トラックも、燃料も、小物入れのミントも、隠してあるポルノも、小銭もシートもマットも、地図も、緊急時用に備えてるナプキンも、お前たちのものじゃない」
「誰のもの?」
「何もかも、ニーガンのものだ」

シーズン6の前半戦感想

ここから、しばらくHuluの配信がなくなるようなので(そういうスケジュールらしい)、ちょっと振り返りましょう!
・リックとジェシー、さっさとくっつく。
・ロンとカールがイーニッドを巡ってケンカだよ!
・グレンはやっぱり生きてましたね。ニコラスの死体が喰われているうちにゴミ箱の下に逃げ込むんだろうな~と思ってました。
・ダリル、サシャ、エイブラハムは別グループに捕まる。W(ウルフ)のチームとは別のようですが、私の予想では前エピでダリルを裏切った人たちと再会→ボウガンを取り戻す流れはあるんじゃないかと思います。ダリルといえばボウガンだし。
・ちなみにニーガンは、以前ダリルが出会った人たち(バイクとボウガンを奪って逃走)のいたグループのやつらなんだろうな~と話し方から推測。
(~も全部俺たちのものだ!みたいな言い方をしている)
・モーガンとキャロルが対立。しかし、ある意味似た者同士の2人は、殺し合いたくはない。キャロルは今まで「生き残るために人間を殺す」生き方を選んできたが、それが正しいのかをもう一度考えさせられることになります。
・彼女ができたタラ、その彼女をさっくり失うことになる。
グレースは生き残れるのか?
・ここでディアナが退場。
・マギーの妊娠はどうるのか?グレンと無事に再会できるのか??
・最終話で登場していない主要キャラはアーロン、エリック、スペンサー、ヒース(新シーズンより出てきたキャラ。一応、シーズン6の全員集合の写真にはちょろっとうつってます)。アーロンどこいったんだろう?

後半では
・アレクサンドリアはどうなってしまうのか?
・リックたちは無事に助かるのか?
・グレースとWの男の行方は?
・他の住民たちはどうなったのか?
(そういや、ロジータとタラが助けた男の住人はどこいったんだろ)
・グレンとマギーの再会は?
・サムは無事に立ち直れるのか?
・カールとロンは、仲良くなれるのか?
・W(ウルフ)はどうなったのか?そして、新キャラ・ニーガンのグループとは果たして?

とりあえず、後半も楽しみ!レギュラーのなかからの退場者はニコラスとディアナとくらいですか。意外と死ななかったですね。
ホントに、ホントに面白いので、まだ未見の方はこんなサイトなんかポイして(リア・ディゾン語録を思い出す)FOX、もしくはhulu、もしくはDVDで見て下さい!
もちろんご覧になっている方は、これからも一緒に楽しもうぜ!(`・ω・´)