「マンホール」

septicman

2013年のカナダ映画「マンホール」。 「悪魔の毒々モンスターの現代版映画」みたいなキャッチコピーがどこかにあったのですが、たぶん私の見間違いです。だって、何もかぶってないんですもの。 あらすじ自体を非常に説明し難いのですが、水道関連の業者の主人公が謎の男に仕事を依頼され、ある施設へ行きます。すると、そこで下水に落ち込んでしまい、出られなくなる……みたいな話。 途中で猟奇的な場面がたくさん出てくるのですが、そもそもそれが妄想なのか?本当なのか?この男たちは何なのか?の説明がなさすぎてポカーンとする映画。

ざっくりとしたネタバレ

・汚いユニットバスの中で苦しんでいる女性。下痢しているのでしょうか? ・主人公のジャックは、謎の男プロッサーに頼まれて、原因不明の水質事故の原因を調査することに。 ・頻繁に水質事故が起こっている街。身重のジャックの嫁は、実家に避難する ・水質調査中に、廃墟の下水に落ちるジャック。出ることができない。 ・人を見つけるが、助けてくれない。見捨てられる。ゲロを吐きまくるジャック。 ・男に助けてもらえそうになるが、投げてもらった鎖を登っている途中に手のひらを切られ、中に死体を投げ込まれる ・痩せたスキンヘッドの男や、人殺しのデブ男、顔がぐちょぐちょに焼けた女?などが廃墟で生活しているよう ・ジャック、どんどん顔が溶けて髪の毛もなくなっていく。頭もおかしくなり、赤ちゃんの死体を自分の子だと思ってあやしたり、死体に話しかけたりしている ・プロッサーに問い合わせをした嫁(名刺があった)。ジャックが帰っていないことを知り、プロッサーが彼を捜しに来るも襲われる ・ジャックの妄想の中で「そこが出口だ……」とつぶやくプロッサー。 ・しかし、現実の彼は死にかけていて、ジャックと共に下水で転がっている。飢えに耐えかねてジャックは彼の血を飲もうとするが、やはり吐き出してしまう。 ・ネズミを食べ始めるジャック。もう人間に見えません。下水で水浴びだ! ・何だか知らんうちに、デブが上階で切り裂かれる。その血をごくごく飲みながら浴びるジャックくん ・内臓でロープを作ろうとするようなシーンがあったような気がするが、はっきり覚えていません! ・なんだかんだで、嫁・シェリーが迎えに来る 「ここが俺の家だ!」「帰れ!」と言い、嫁にわざと自分を見捨てさせる ・嫁、地下に水を放水。押し流されてジャックは外へ。 子供が遊んでる中にヌッと現れて、騒然とさせる。 ・最後、議員らしき男が水の危険性についてニヤニヤしながら訴えて終わり。

よくわからない点が多い。

・そもそも、プロッサーとは何だったのか? (ジャックを利用して悪事を働こうとしているのかと思いきや、そんなポジでもないような) ・狂っていくジャック。階上にいる男たちは現実に存在したのか? 存在していたとしたら、彼らは何のために廃墟で暮らしていたのか? ・「水質がおかしい=人を腐らせ、おかしくさせるような物質が混じっている」という設定と「廃墟に殺人鬼がいる」設定をなぜリンクさせようとしたのか? と、分からない点も多かったのですが、何度も見返すのが苦痛になるレベルだったのでスルーしました。