「ストレイン 沈黙のエクリプス」シーズン1・第12話のネタバレ

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あらすじ

第12話 警 告 LAST RITES

質店に戻ってきたセトラキアンは体調が芳しくなく、愛する妻に関わる過去のつらい体験を回想する。エフとフェット、ノーラは計画を見直すことに。そこへコンピュータの設備を持って戻ってきたダッチは、緊急警報システムを使い、情報が意図的に操作され市民が知り得ることができないヴァンパイアの侵略を明らかにするべく、エフの警告を電波に乗せようとする。スピーチを準備するエフ。一方、ヴァンパイアに囲まれ窮地に陥ったガスの前に、突如フードをかぶった一団が現れる。

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ネタバレ

マンハッタン。パーマーはより具合が悪そうだ。アイヒホルストもやってくる。
「マスターもここにいるのか?私ほど役に立ったものがなかったのに、どうして願いを叶えないのか?」
そして彼はこうも言う。
「彼は私を見捨てない」

質屋に戻るエイブラハムたち。ザックと再会する。
「問題なかったか?」
「うん、大丈夫」
トラブルを隠すザック。

エイブラハムの過去。
彼は中年になり、嫁と暮らしている。復讐心に燃えるエイブラハムを諌める嫁。
「1人で戦っちゃだめ」
「私は1人じゃない、いつも君がいる」
「復讐で我を忘れたりしないで」
「この戦いが終わったら穏やかに暮らそう、養子をもらうんだ。男の子と女の子を」
いかにもフラグらしい会話をする2人。

次があるとエイブラハムを慰めるノーラ。
しかし、「彼と以前に会ったのは数十年前だ」と、次にいつ会えるかわからないことを示唆して取り乱す。そこでエイブラハムが所有しているヴァンパイアの“心臓”に気が付くノーラは、興味を示す。しかしエイブラハムは「出ていってくれ、質問はたくさんだ」と嘆く。

チンピラの(以前、盗難車を買い上げてくれた)アロンソ・クリームのもとを訪れ、車を運転させて銃を奪うガス。彼の目的とは?

これからの計画を相談中。怒鳴り散らしたエイブラハムに怒っているエフ。大勢対4人では、勝ち目はない。
そこにまたが戻ってくる。
「作戦があんの」
「作戦はいらない」
でも、勝ち方を教えるという彼女の話を聞くことにする彼ら。ダッチはなんと電波ジャックでテレビ放送に割り込み、本当の情報を広めようと言う。

アロンソにやめるように言われるが、ガスは言うことを聞かない。彼らはどこかに車を走らせる。

エイブラハムの過去。
エイブラハムはマスターのアジトらしき城へ入っていく。井戸から侵入する彼。
しかし、そこにアイヒホルストが現れる。
「家からこんなに離れていていいのか?」
焦るエイブラハム。
「長く狩りをしすぎたな。そこで自分の過ちをじっくり考えるがいい」
「戻って私と戦え!」
と叫ぶエイブラハムだ。

アンテナの準備をしているダッチ。
「何でハッカーに?」
「長い話だからまた今度」
「ハッカー養成コースを受けたのか?」
無理矢理ヴァシーリは聞き出そうとする。
ダッチの父は電話回線の不正使用を追っていた。ハッカー追跡を仕事していた父に反発したのかと聞くヴァシーリだが、父は大好きだというダッチ。
「父も数年生まれるのが遅かったらハッカーになってた」と笑う。

自身の過ちを認めるダッチ。償うために戻ってきたのか?「それもあるけど、お気に入りのブーツをここに置き忘れたのよ」とふざける彼女。
父はロンドンの恋人のもとへ渡った。そして、12歳の時に父は死んだ。母は落ち込んだ。でも母はイヤな男と再婚した。15歳から家出、愛にはウンザリ。愛ってそんなもんよと言うダッチに「ひとつ聞きたい、対象は男?女?」と聞くヴァシーリ。※軽く口説いてます
「私が欲しいのは情熱的で破滅的な関係だけ」
「それは最高だ」
準備が整う。

ノーラママはスピーチを考えているエフに話しかける。ノーラは弁論大会で優勝したのよと嬉しそうに告げる。
「もうタバコはやめて、寝ないと。一緒に寝てあげるから」と母を寝室へ向かわせるノーラ。
「今では私が母親みたい」
「それが人生だ」

ガス、アロンソの倉庫へ向かう。そこでありったけの銃を奪うが、そこにグレッグという男がやってくる。この男が持ってきた荷物の中を見せろと要求するガス。カバンの中には大金が入っていた。それまで奪うガス。コンテナの中身もそれだけ価値があるんだろ、ぜひ見せてもらいたいねと要求する。

準備ができたというダッチ。でも、いつ放送が打ち切られるかわからないから「重要なことを先にしゃべって」と言う。
ここでエイブラハムが話し始める。
「40年前、挫折してアメリカに来た
マスターと吸血鬼と戦い続けてきたが
あの時戦いに背を向けた
私はチャンスを逃した
でも、もう退治できないと思っていた
久しぶりに姿を見て我を忘れていた
感情的になっていた、すまない
休息をとったし、戦いを続けよう」

エイブラハムの過去。
井戸をよじ登って、外に出たエイブラハムは死んでいる馬を発見させる。そこから走って戻る彼。
「ミリアム!」
そこには、襲われたあとだけが残っている。

放送を始めるダッチ。エフは懸命に話し続ける。放送は成功したようだが、回線はすぐに切られてしまう。

と、突然吸血鬼がエイブラハムの質屋を襲って来る。外に近い場所に座っていたママが触手で噛まれてしまう。アイヒホルストも吸血鬼の後ろからやってきた。地下室の奥へと逃げる彼ら。

コンテナを開けさせるガス。中からは、吸血鬼がいっぱい出てくる!ガスとアロンソは銃を手に吸血鬼を撃つが、人間同士でも撃ちあいになってしまう。しかし、彼らを助けたのは……ジョーンの家で人間たちを助けた武装吸血鬼たちだ。アロンソはほったらかしで、ガスだけが拉致されていく。

地下室へ逃げた彼らを追うため、壁を剥がそうとする吸血鬼。地下室には逃げ道もある。次々脱出する仲間たち。「ママは治るかも」と、その体にすがるノーラ。エフは彼女を先に行かせようとする。彼はノーラの代理をしようとしているのだ。しかしノーラは「刀を貸して」と呟く。「行って」

エイブラハムの過去。
深夜。吸血鬼になってきたミリアムは吸血鬼の養子を連れてくる。男の子と女の子。自分で嫁の首を切り落とす。

そのことを思い出し、ノーラに自分を重ねるエイブラハム。
「君は救ったんだ、お母さんを」
彼は伝説の刀で嫁を殺し、その場で立ちすくんだことを思い出している。。

アイヒホルストは床に呼びかける。エイブラハムに話しかけているのだ。妻の体から取り出した“心臓”を見つめているエイブラハム。
「神よ、罪をお許しください
これは罪だがするしかない
私は消して忘れない
ミリアムや他の犠牲者の死を無駄にしないためにも」

エイブラハムは別れを告げる。「さらばだミリアム、また会う日まで」
中に侵入して、ミリアムの内臓を見つけるアイヒホルスト。
「セトラキアン、愛する者を捨てて逃げたか。だがまだ充分ではない」

マスター、パーマーのもとへようやく表れる。
「お助けを」
「私を見よ」
マスターの爪の先から白い体液が垂れてくる。それが彼の口の中に垂れていく。
「ああ、感謝します」

フィッツウィリアムが戻ってくると、パーマーの姿がベッドから消えている。雨に撃たれながら大喜びしている。

感想

・逆襲を受けるエイブラハム。ミリアムを残して去る。
ミリアムの心臓は何かのキーになるのか。
・エイブラハムは自分の怒りをコントロールする。
・パーマーは吸血鬼になったのか?
・ノーラママ、死亡
・ガスはどこへ?
・次回でシーズン1は終了します