「ストレイン 沈黙のエクリプス」シーズン1・第11話のネタバレ

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あらすじ

第11話 闇からの声 THE THIRD RAIL

フェットらは地理的な条件から考えて、9.11同時多発テロの現場近くにマスターのねぐらがあると考える。武器を用意し、綿密な作戦を練ったエフたちは、地下鉄のトンネルから目的地を目指す。一方、警察に逮捕されたが、騒乱の中自由の身となったガスは自宅に戻り、ヴァンパイアとなった兄を殺し母親を探す。留守番をしていたザックは、ノーラの認知症の母親がタバコが欲しいと強く訴えたため、危険を承知で近所の店へ。その頃、いよいよセトラキアンたちとマスターの対決のときは近づいていた…。

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ネタバレ

ママの携帯電話で動画撮影をしているザック。ヴァシーリは紫外線爆弾の試作品を作り続けている。 「本当に大丈夫か?」と心配するエフだが、結果は失敗。 「ストロボにしたら?」などと提案するエフに「じゃあスモークも炊くか?クラブのノリだ」とヴァシーリはまた余計なことを言う。
「ただ問題は、もうテストできないってこと」だとヴァシーリは続ける。
「出たとこ勝負で行くしかない」
「君のやり方は、わしの60年間のやり方そのものだ」
エイブラハムはそう言う。

ノーラのママは認知症のせいか、落ち着きがない。 「あの人は嫌いよ!魂が汚いわ」とエイブラハムを罵るノーラママ。 「あなたに失礼な発言を」と謝るノーラだが、エイブラハムは「いや、正しい」と言う。
ノーラママは灰皿を探している。父との初デートで行った店の灰皿らしい。
「なら、今も覚えてるのはいいことだ」

逃げ出したガスは家に戻る。明らかに様子がおかしい兄。彼の口にバッドを入れ、首を折る。ショックを受けるガス。「クソッ!」

ノーラとエフの会話。
「マスターを仕留めれば、助かる可能性もある」でも、自分も死ぬかもしれない。必ず戻る、でも戻れなかったら?どちらか残るべきかも?とノーラを残そうとするエフだが、ノーラは拒否する。「ヴァシーリとエイブラハムは捨て身になれる、愛する者はいないからだ」と酷いことを言うエフ。でも、やるしかない。ノーラも準備する。

ノーラの手元に、ジムの形見となったナイフが渡される。純銀のナイフだ。
1日出かけると言うエフに、ザックは「一緒に行きたい」とねだる。しかし、何があるかわからないからもちろん無理。「絶対に地下室からは出るな」と言い聞かされる。ノーラのママとザックを置いていくエフ。これがトラブルの種になる・

「私の灰皿はどこ?」
また記憶が混濁したノーラママ。
「娘はどこ?タバコが切れちゃった!タバコが吸いたいの!」
「体に悪いってママが言ってたよ」
ノーラママを窘めるザックだ。

街で強奪がさらに広まっている。ガスは母の職場に電話するが「病院には出勤していない」と告げられる。ふと思い立ち、クローゼットを開けると、中でビクンビクンしてるママを見つける。もう感染しているのだ。

「助けて~ここから出して~!」質屋の入り口で叫んでいるノーラママ。外に出ようとしている。
「娘のノーラがいないの、連れ去られたの」
「タバコを買いに行ったら、マルティネスさん待っててくれる?」
その言葉を聞き、ノーラママはようやく落ち着く。

ワールドトレードセンターに向かうエフたち。吸血鬼たちは悲劇や苦悩に引き寄せられ、そこを根城にするのだ。地下を歩き続ける彼ら。

ザックはタバコを買いに外へ出かける。

「落書きがない」ことに気が付く彼ら。9.11以来、誰も来ていないようだ。“人間は”誰も来てないということだろう。
地下には、寝ている吸血鬼たちがごろごろ転がっている。吸血鬼は初日、休む時間が長いのだ。ビクンビクンと蠢く吸血鬼たち。「マスターは我々の存在に気が付いてしまう」と危惧するエイブラハム。

ガスのお母さんが蘇る。
「一緒にいてあげられなくてゴメン」
母を殺せず、そのまま出てくるガス。
廊下のケースの中に入っている非常用のオノを手に外へ出ようとする。そこへ、彼の母を何かといびっていたムカツク男・ファレルが登場。もちろん変成している。
「家賃の取り立てか?」
その次の瞬間、ファレルの生首が階段から転がり落ちてきて、寄生虫入りの白い液体が画面にかかる。

地下鉄の線路の上、また吸血鬼に追いかけられるエフたち。「高い電力で吸血鬼が死ぬ」という事実を収穫として得ることができた。もうひとつ弱点がわかった。マスターの位置は近いようだ。

ザックがタバコを購入するために入った雑貨店では、店員が死んでいる。タバコを手に入れようとするが、そこに略奪者が来る。奥に奥にと逃げるザック。隙間から逃げ込んだ半地下状態の倉庫では吸血鬼を見つける。しかし、床にママのスマホを落としてしまうザック。何とか拾い上げ、そこを見ると吸血鬼はいない。
入れ違いで倉庫には強奪者のカップルが襲われる。逃げようとするザックは、誰かとぶつかる。ガスだ。
「逃げろ」
ガスは奥の吸血鬼を退治しに行き、ザックはタバコを手に取って逃げる。

マスターのアジトにつながっている謎の横穴の中を進むエフ。ケリーの声を聞き、そのまま横ばいで進んでいく。
エイブラハムとエフの境遇は重なっていくように見える
彼らを追いかけて、吸血鬼たちが集まってくる。ヴァシーリは最後まで残って彼らの首をはねまくっている。最後に穴の中へ進むも、体大きいからつらそうだ。最終的につまってしまったところを仲間が助ける。

棺の前へ進んでいく彼ら。エフがケリーを探しに行ったら、声しかしない。本人はどこへ行ったのか?
ようやく、マスターと対峙する彼ら。しかし、マスターに睨まれるエフのため、ヴァシーリが紫外線爆弾を使用する。それは見事に成功した。満足げなヴァシーリ。

ザックはノーラママのところに戻る。暴れていたママに、タバコを手渡す。落ち着きを取り戻すママ。

ナイフの練習をするザック。なぜか泣いているノーラのママ。

ケリーが呼ぶ声がした、騙されたというエフ。なぜあの爆弾を使ったんだとエイブラハムは我を忘れて激怒する。
「手の届くところにいたのに逃がしてしまった。マスターを破壊するまで、わしは決して眠らない」と怒鳴りながら、自分が作った棺を叩き壊す。
「死ね!ストリゴイ!死ね!」
その剣幕に圧倒される彼ら。

体勢を立て直すべきでは?という他のメンバーに「奴らに時間を与えてしまう」というエイブラハム。先を急ごうとする。
「追い打ちをかけるには今しかない」
しかし、その先には大量のストリゴイが蠢いている。
「待て!自殺行為だ」
「離せ!行かせろ!」

感想

・ザックの受難の回。
・エイブラハム、激怒する。
・横穴に詰まったヴァシーリが「くまのプーさん」状態でした。かわいい。