「リーカー ザ・ライジング」

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続けて、2008年の「リーカー ザ・ライジング」についても語っておきたい。まぁ、2時間の特番で作られたテレビドラマだと言われても信じられるクオリティなのでありますが、そもそも正体がよくわからないリーカーの起源を見せられたところでちっとも楽しくないのです。
そして、なんだかわからないけど、ベタ。としか言えない感じ。
ちなみに今回は、前作ではあまりイメージになかった、泡立て器みたいな武器(トゲトゲがついていて回転するドリル)を右手につけております。お料理上手なわけじゃないのよ。

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あらすじ

死んだはずの男が、蘇ってきた。「リーカー」として……。
たまたまモーテルに居合わせた人間たちは、果たして生き残ることができるのか。

ネタバレ

誰もいない荒野で、車を運転している男。
この男の車を止めてさんざん絡む怪しいヒッピー。しかし、ヒッピーがリーカーかと思いきや、車に乗っていた紳士が殺人鬼なのであります。リーカーが免許を持っていることにも驚きを隠せませんが、彼はヒッピーを車で轢き殺します。しかも縦に。難しそうですね。もりもり車を乗せて、内臓破裂させるおじさん。

生首収集をしている生前のリーカーおじさんですが、保安官に見つかって捕まります。しかし、「人間に与えられる名誉はひとつ……死だけだ!」と叫び、「もうこの世での役目は終えた」と炎上して死亡。彼は「使命を受けて殺人をしていた」そうですが、被害者の血を捨てるシーンでは風が吹いてきたせいで全部ひっかぶっていたのが気になりました。

そして時は流れ、さびれたモーテルが舞台に。ここで保安官を続けてきた(リーカーを逮捕した張本人)リードと、彼の息子で新人保安官のハリスが登場します。ちなみに離婚して母に引き取られたハリスは、パパとちょっと距離があります。「もうすぐ引退。そうしたら寒いところで暮らすんだ」とフラグをビンビンにするリード。

そしてトイレ掃除をする美人店員、マヤ。ここのモーテルの便器に血がついているのですが、トイレのつまりを素手で掃除するマヤにおののきました。その手でご飯を運ぶんじゃろ……!?!?
そこから出てきたのは血まみれのシャツ。なぜ、こんなところに……??

そしてマヤの恋人とその友人たちもこのモーテルにやってきます。
恋人、ハゲ(スキンヘッド)、死にかけ男の3人。彼らはカジノを強盗したばかり。マヤを連れて逃げようとしますが、1人は撃たれていて瀕死です。
なお、もうひとり、キーパーソンの客として美人医師・アリソンもいます。

カジノ強盗を見つけて緊迫したムードになる保安官たち。しかし突然地震が起き、彼らは突っ伏します。地震が落ち着いてからふと冷静になれば、他の人は全員いなくなっており、連絡もとれません。困惑しながらもカジノ強盗たちは逃げようとし、保安官たちは逮捕しようとしますがグダグダです。

マヤの車で逃げようとする恋人たちですが、彼女がトイレにカギを捨てたことで、恋人がトイレに潜る羽目になります。これが超汚いんですね。
50センチくらいはあろう渦巻きウ○コがぷかぷか浮いているのは、まさにコントだと思いました。そしてウン○やらなんやらのなかにわざわざもぐる恋人。感染症になりそう……どういう脚本なんだとは思いました。だって、汚水のなかに沈む理由は「彼女を驚かせたかった」ですよ!?すごいね。そりゃあ、日本も戦争に負けるよ。

そして生き残りとして病気のじじいを発見したものの、突然じいさんは体から血を噴出させて死亡。なぜ?

そして「ここは光と闇の狭間なんだ!」(セリフそのまま)ということがわかり始めます。マヤの恋人とハゲ(死にかけの人は姿が消えてしまった)は、マヤの車で逃亡。しかし、途中で喧嘩して恋人が下車させられます。しかし、透明な壁にぶち当たり、マヤの車をおしゃかにするハゲ。しかもこの時に頭を欠損したものの、なんとか生きているハゲ。なんと、コンビニのビニール袋みたいなので頭を隠します。

とぼとぼ帰る2人ですが、急にお金を入れたカバン(アタッシュケース)が炎上。「よし、おしっ○をかけて消すぞ!」と慌てますが(とことん汚い)、死にかけていたはずな仲間が現れ「黒いヤツがいる!」「こいつに捕まったら死ぬぞ!」と警告して、逃げていきます。ちなみにこの死にかけくん、黒焦げ状態。(ちなみに彼はすぐ死にます)
なお、リーカーが現れると空間が歪みます。そのせいで「黒い奴」だそう。ちなみに火炎放射器も彼の武器のひとつ。お願いだから、武器はひとつに統一してくれ!
ハゲは殺されちゃいますが、恋人は保安官に自首してパトカーに拘束されることになります。

もうこのあたりで「下半身」が登場、でも生きてる!という展開があったりと、けっこうビックリする描写は多いのですが、いかんせんのめり込めないのであります。
そして、ニワトリなのかヤキトリなのかわからないカラスらしきものが地べたに落ちてて「人は死ぬ運命にある」とか言ってくるのも超シュール。
あとでなぜこんなことになったのかわかるにしても、シュールですね。

ここで、若い保安官といい感じだった女医が突然死にます。お腹を刺されて、白目を剥きながら死んじゃう女医さん。主要キャラのはずだったのに、意外な死に方すぎます。
その一方で、パパ保安官のリードさんはひとりでリーカーのもとへ向かいます。

自ら犠牲になるリード。リーカーはパパの頭にドリルで穴をあけてご満悦ですが、パパは死ぬ瞬間に手榴弾のピンを抜いていました。もちろん見事、爆発!しかし、それでもリーカーは焦げたくらいでまだ生きているのであります。
主人公だと思っていたハリスは役に立たず、マヤの恋人がマヤを守り抜きます。爆発に巻き込んで(この映画、爆発好きだな)リーカーをコゲコゲにする人間たち。いや、意外と焦げてないのですが。

結局、現実世界とこの世界はリンクしており、現実世界で死んだ順にこのリーカーの世界でも死んでいっているわけで。真相は、燃えたカラスが銃で穴が空いてしまった燃料タンクに突っ込むという、どうなったらそうなるんだという死のピタゴラスイッチが作動した模様です(だから、途中で燃えたカラスが出てきた)。
だから本当はみんな、やけどで死んだり銃で撃たれたり、爆発で飛んできた破片のせいで死んだりしていたそうです。

ハリスとマヤだけが生き残り、リーカーは消えてしまいました。
しかし悪魔に魅入られた人間は他にもいます。
たとえば、どこかの街で子どもが父親に詰問されています。
「ベビーシッターはどこに行ったんだ」「彼女は運動してるよ」と言いながら「どこからか聞こえる声に、そうしろと命令された」ことを主張する男の子。
父親がガレージに行くと、ベビーシッターの姿を発見。しかし、がくりと首を追ったその顔や口は、残忍な形でめちゃくちゃに縫われていました。ギャー!というエンドです。

そうそう、リーカーを退治するためにもともと「トイレのレバーをスイッチにして、燃料タンクを爆発される簡易的なトラップを作る」というのがあったのですが、トンデモシーンが多すぎて忘れてました。
それにしても、やはりなぜ、水洗トイレにも関わらずわざわざ汚水タンクの壁を壊して中に入り、巨大なウ○コを見せる必要があったのか。なんてバカばかりなのでしょうか。