母の強すぎる愛情が娘を歪めていく『RUN/ラン』

RUN

2020年のアメリカ映画『RUN/ラン』を見ました。公開時は「すごいホラー映画が出てきたぞ!」的な扱いをされていましたが、見た感想は『ユージュアル・ネイバー』っぽい… というもの。

『ユージュアル・ネイバー』は隣の家の寝たきりの少年が、実は地下にいる息子の臓器のスペアとして育てられており、それを助け出すという話。まぁ、この映画とはもちろん内容が異なるのですが、異常に強い母親の愛情を受ける子供が、隠されていた真実に目覚めていくという軸は同じかも。

でも、見る前は代理ミュンヒハウゼン症候群の話かと思ってましたね。違いました。

ストーリーは車いすの少女・クロエとその母・ダイアンを中心に展開していきます。非常に頭がよい少女なので、自分の薬に疑念を持ち、調べ始めたところから話はスタート。

母もさるもので、検索を妨害しようとネットを切断するなど妨害に走りますが、クロエは「知らない人に電話をかけて薬の名前を検索してもらう」「薬局に行って直接聞く」などの行動に出ます。

自分が飲んでいたのが筋弛緩剤(しかも動物の薬)だと知ったクロエ。ダイアンは彼女を部屋に閉じ込めますが、脱出して配送のおじさんに助けてもらうことに成功。しかし、そのおじさんを襲ってまた娘を閉じ込めるダイアン。

脱出と監禁のターンが多すぎてめまいがしますが、

  • ダイアンとクロエは血のつながりがない
  • ダイアンは自分の子供を出産したが、すぐに死んでしまった
  • クロエは誘拐された子供で、逃げ出さないように薬漬けで歩けないようにされていた
  • ダイアンはクロエの大学の合格通知を隠蔽しようとしていた

ということがわかります。

結局、劇薬を飲んだことで病院に搬送されたクロエですが、副作用で体が動かせず声も出せず… で、また母親に誘拐されてしまいます。

ここらへんはあり得ないと思うのですが(病院のセキュリティはもうちょいしっかりしていると思うが)、最後は動かせるようになった足を使って逃亡を阻止。母は撃たれて階段から転落します。

その7年後。精神病棟に収監されているダイアンを見舞うクロエ。彼女は杖を使用すればなんとか歩けるようになっており、本当の家族と再会して結婚もしている模様。しかし、最後の最後に口の中に隠し持っていた薬(前にダイアンにのまされていたのと同じもの?)をダイアンに飲ませるクロエであった…

まさかの復讐エンドですね。

わりと万人受けするサスペンスホラーだなぁという印象。こういう映画ってお母さんショーになりがちですけど、この映画もややそれよりではあったものの、クロエのすばらしい頭の良さが話のテンポをよくしていました。しかしひたすらワシントン大学の合否をクロエが気にしているので、私もワシントン大学のことが気になりだしています。どうしよう。

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