「ウォーキング・デッド」シーズン9・第6話のネタバレ

ウォーキングデッド シーズン9

時は流れ。リックの死(※生きてます)は、仲間たちの心や生き方を変えた。

ダリルは森のなかにこもっている。
キャロルとエゼキエルは一緒に暮らしており、キャロルは髪の毛を伸ばしている。
ミショーンはひたすら、リックを求めている。
ウォーカーの死肉をひな鳥に与えている親鳥を見ているダリル。
崩れた橋のあとに、ミショーンは諦めないことを誓う。

ジュディスを探していたアーロンやロジータ、ユージーン、イーニッド。
だが、5人の男女が「異常者(サイコ)に襲われた」と言いながら連れてこられる。ひとりは耳が聞こえないようだ。
ユージーンがウォーカーを倒していく(後ろ髪が長くなっているけど姫カットみたい…)。大群が来るから戻ろうという話になるが、ジュディスが譲らず、5人をアレクサンドリアに連れて行くことになる。

なかなか食べ物が育たない?ようで、キャロルは苦労している。ダメにならないものはない。ジュリーはキャロルをからかうが、水道管が壊れたという連絡で慌てて現場に向かう。
大きくなったヘンリーもおり、彼がテープで補修するが、補修の道具や人材が必要という。ヘンリーは反抗期に入っていて、エゼキエルにきつく当たる。エゼキエルは注意をし、素直に謝るヘンリー。

その後、ひとりで棒術の稽古をしているヘンリー(モーガンの影響ですね)。
「彼は正しい。ここも彼も年をとった」
ヘンリーは改修技術をヒルトップのアール(マギーを襲った職人のおじさん)に教わりに行きたいらしい。エゼキエルはヒルトップに行かせるべきじゃないと思っているが、キャロルはエゼキエルが彼を手放したくないだけだと思っている。

アレクサンドリアに5人を招き入れるアーロン。ジュディスは5人のなかでもはねっかえりのマグナと手をつなぐ。驚くマグナ。
アレクサンドリアに入り、その規模に驚く5人。グレイシー(アーロンの娘。聖域の拠点のひとつで生き残っていた赤ちゃんを彼が育てた??)が走ってくる。セディスも医師として成長しているようだ。ゲイブリエルもいる。
そこにミショーンが戻ってくる。現在はミショーンがリーダーなのか。彼女はマグナのボディチェックをする。
アーロンが自分が街に入ってもいいと許可したというが、ジュディスが自分から連れてきたという。他の者は協力的で、ゲイブリエルは明日投票で決めるべきだと主張した。ミショーンは折れるが、不服そうだ。
ミショーンが持ってきて落とした人形を拾うジュディス。それはリックに似ている。

エゼキエルはヘンリーを見送っている。ヒルトップで技術を学ばせることにしたのだ。キャロルが送り迎えをする。
ヘンリーは夢想家だというエゼキエルだが、キャロルは「誰似かしら」とからかう。

翌朝、5人について投票をすることになる。まとめ役はゲイブリエルだ。リーダーはいないという彼ら。他の仲間は死んでしまった。泣き出すルーク。彼はこうなる前、音楽教師をしていた。マグナはウェイトレス、耳聞こえない女性・コニーは政治ジャーナリスト、手話ができて彼女の通訳をしている女の子・ケリーは高校生だった(当初男の子だと思っていた…ちなみにコニーとケリーは姉妹らしいです)。その当時、彼は「世の中終わってると思っていた」。だが、皮肉にも本当に世界が終わった。
ゲイブリエル「今は何者?」
「戦士よ」「僕の守護天使だって、でも本当はその逆だ」「今でも音楽教師かな。教育に終わりはない。怪物と暴力に満ちた世界にあってもだ」と、口々に答える4人(ケガをしているユミコは参加していない)。
「生きるために何を?」
「なんだってした」「あきらめなかった」「僕は成長しただけ」「特別なことはしていない。価値のあることは何も」
ルークは「最初は運が良くて仲間に出会えた」といい、前の世界なら共通点は何もない5人が結びつき、共闘してきたと語る。だが、突然ミショーンが立ち上がって発言する。慈悲深くありたいが、このような決定は大きな代償を伴うといいながら、彼女はマグナに左手を見せるように命じる。
「くたばれ」
マグナは顔を歪ませて言い捨てる。
ミショーンは彼女の手に刑務所特有のタトゥーが入っていると指摘する。彼女は囚人だったのだ。しかもベルトのバックルにナイフを隠し持っていた。それだけ指摘して、投票所から出ていくミショーン。既に、彼らは追い出される流れになっている。

ゲイブリエルは無線機を出して、交信を始めようとする。そこにやってきたロジータは、彼がもう諦めたと思っていたようだ。ミショーンが間違っていると思うゲイブリエルだが、ロジータはわざと相手を怒らせて反応を見ただけだという。とりあえずケガ人が回復するまでは滞在させることになったので、その間に彼女の気持ちも変わるかもしれない。
ユージーンによると、もっと遠くに中継機を設置すればより遠くと無線で交信できるという。見知らぬ人と交信を試みるのは危険だが、ゲイブリエルは新しい何かが待っていると信じている。ロジータはユージーンと中継機を設置しに行くと申し出る。ミショーンからすると、ルール違反の行動だ。
キスする2人。ロジータはゲイブリエルのことを好きになっているようだ。

ひとり、部屋のなかでブツブツ言っているミショーン。
「あなたは彼を守った、彼以外のことには目もくれずに。私は仲間にそうしたい。私達が望んだこととは違うけど。あなたはいない。彼もいない。あの時あなたが」
立ち聞きしていたジュディスは見つかってしまい、訓練と宿題を命じられる。

ヒルトップに向かっているキャロルとヘンリーだが、キャロルにはその前に向かうところがあるらしい。
しかし助けを呼ぶ女性の声が聞こえ、ヘンリーが走っていってしまう。しかし、それは聖域の生き残りたちの罠だった。キャロルは弓を持って彼らを脅そうとするが、後ろからさらに人が出てくる。そして、マッドが登場した。
(前回死んだと思っていましたが、生きてました)

ユージーンとロジータも移動中だ。
「好きなんだな、ゲイブリエルが」
「何言ってるの」
ユージーンはロジータが違反してまで彼に協力するのは好きだからだと指摘する。黙れと言われて従う素振りをするも、ペラペラ話すユージーン。もっといい選択肢があると言い出すユージーンは、どことなくロジータに自分をアピールしているように見える。だが、死者が何百体も東から西へと移動しているあとが見える。不吉だ。

ユミコは明日には回復するとわかり、マグナはがっかりする。セディクも元よそ者だが、よそ者を受け入れなくなったのには理由があるとだけ彼らに告げて、診療所を出ていく。

実はキャロルたちは尾行されていた。聖域はリックたちの手助けを拒否したあと既に崩壊していて、強奪しないと物資がない。馬代わりに死者に車を引かせている彼ら。マッドは命も荷馬車も、馬も見逃してやるという。だが、キャロルの結婚指輪もよこせと言い出したせいで、ヘンリーが大暴れした。マッドは彼をブン殴るが、キャロルはヘンリーを守って指輪を渡す。
「似合ってるぜ、この髪型」
キャロルの髪の毛を触って、マッドは去っていく。

ジュディスは家の外の階段にこしかけて宿題をしている。檻の中から話しかけてくるニーガン。飛行機を使った数学問題に取り組んでいるジュディスだが、ニーガンは彼女が飛行機を見たことがないから「そんな宿題は無意味だ」と吹き込む。そして、今起きている問題について話させる。
新入りを見つけたが、追い出すとママが言っていると告白するジュディス。ニーガンは自分が拾った野良犬の話を引き合いに出す。犬を見るとすぐ拾って持って帰っていたニーガンだが、ある犬だけは他の犬を全部殺し、母を噛んだ。見た目はおとなしかったのに。
だが、ジュディスは彼のアドバイスに耳を貸さない。数学の問題を手伝ってもらえればいいのだ。
「檻の中のあなたがいい人か悪い人かは、数学には関係ない」と言って去るジュディス。

給水塔に中継機をセットしたユージーン。だが、塔の上でウォーカーの群れを見つける。
騒ぎで馬が逃げ、どんどん迫るウォーカーたち。飛び降りて膝をケガしたユージーンを助けるロジータ。
群れがUターンしてきたのだ。徒歩で逃げる2人。

日が暮れ、キャロルたちはとりあえず野宿することになる。
ヘンリーは抵抗しなかったキャロルに怒っている。
「善のために悪と戦えって。そうしていた母さんを何が変えたの?」
「あなたよ。いつかわかるわ」

夜、宿泊所で揉めている4人。ナイフを隠していたことを責められるマグナ。
ルークは「ユミコのネックレスを渡せ!皆が気付いている」と彼女を怒鳴りつける(マグナには盗癖がある?)。もう外には戻れない!と主張するマグナはいつものように戦うべきだという。
だが、他の人たちは諦めて出ていくべきだ、説得するべきだと口々に語る。意見はまとまらない。

夜、野宿しながら寝ているマッドたち。そこに現れたのは、キャロルだ。彼女は息子を傷つけたことを怒っている。
「二度と顔を見せない」と怯えるマッド。
「そうね」
彼女はまいたガソリンにマッチの火を投げ込む。それはあっという間に燃え上がり、聖域の生き残りたちを焼き尽くしていく(キャロルはまだ丸くなってないですね…)。

その夜。ミショーンの家を外から覗いているマグナ。彼女は隠していたナイフを手に持っている。
しかし、ミショーンに幼い息子・RJがいることを知り、手を止める(リックとの子供!?)。
彼女の家のドアを叩き、ナイフを渡すマグナ。
「私はいろいろした。ひどいことも。私でも、私を信じない」
「みんなそうよ。だから生きられた。記憶を抱えて」
「全て失うよりもいい」
マグナは去っていく。

それを全部見ていたジュディス。ミショーンに意見する。父なら自分の意見に賛成するはずだという。
勇ましい彼女の姿を、リックもカールも誇りに思うはずと微笑むミショーン。
「どうして助けないの?」
「いつかわかるわ」
ミショーンは、自分の空想の中でカールやリックと話し続けている。しかし、ジュディスは2人の声を忘れかけている。

夜通し逃げていたユージーンとロジータ。ケガをしているユージーンは挫けそうだ。体もフラフラしている。「これ以上進めない」という彼は、自分が死者をひきつけるというが「最後に私の精巣から話しておきたい。長い間隠していたが…」と口走る(精巣からってなんだよ…)。しかし、ロジータは彼を引っ立てて走り続ける。

翌日、ヘンリーは昨日の発言をキャロルに謝る。だが、キャロルが指輪を取り戻していることに気が付くヘンリー。
キャロルは寄り道するといって荷馬車を脇道へと走らせる。それはダリルのもとへと向かっていった。
「乗ってく?」
ダリルは微笑む。

ミショーンの背中には大きなバッテンの傷がついている。彼女は静かに服を着る。

5人は出ていくことになっているが、ミショーンが馬で走ってくる。
「計画変更よ」
ミショーンはヒルトップに5人を案内することにしたらしい。セディクも同行する。
ジュディスにお礼を言うコニーとケリー。ジュディスは手話に興味を持ち、3人は微笑み合う。

ロジータとユージーンは逃げ続けているが、泥の中に隠れてニオイを消すことにする。それは成功し、死者たちの群れは彼らの脇をすり抜けていく。
「あいつらどこいった
近くにいるはずだ
絶対に逃がすな」
という声がする(ウォーカーの声???)。

感想

いきなり話が飛び、数年後です。とはいえ、ヒルトップは来週以降に近況がわかる感じかな。
ジュディスは成長して、ミショーンは出産!アーロンも子供を育てているようです。
キャロルとエゼキエルもヘンリーの親代わりになり、と、全員が親世代にスライドしているって感じでしょうか。
さらにゲイブリエルとロジータ、ユージーンの三角関係も生まれ(そういやタラはどうしたのかな)、でもゲイブリエルはジェイディスのことを忘れていないのかな…?という気持ちもある(無線で探してるのかな?)。
ダリルが森で暮らしているのか、それともあの行動には別の意味があるのかも不明。
そして、ニーガンがジュディスをすごくかわいがっているのがなんだか好き。先週のマギーとの対決シーンと比べると、ルックスが異様に持ち直してますけど…先週もっとボロボロだったのに。ジュディスもニーガンのお気に入りですから、今後彼女がピンチの時にニーガンが救うという展開も期待できます。

新キャストの5人もかなりアクが強いですね。おそらく、ルイスとマグナはけっこう重要なキャストになるのかな?と勝手に判断。聖域の奴らはあっけなく全滅していたのかーと考えると、やっぱりニーガンってすごいんだなあとも思う。
そして、キャロルは相変わらずすごい。