「ウォーキング・デッド」シーズン9・第2話『復興の道』のネタバレ

ウォーキングデッド シーズン9

「こうして話すのは久しぶりだ」
と話し出すリック。彼はだれかに近況報告を始める。

今日で橋の復興が始まって35日目。順調に進んでいる。殺し合いはなくなり、全員が復興に協力してくれている(リックの後ろで、ジェリーとエゼキエルを手助けしていた女性がキスしている)。
すべての人々が和やかに過ごしているように見える。

久しぶり?の再会をするエゼキエルとヘンリー、キャロル。イチャイチャしたがるエゼキエルだが、キャロルはすぐに聖域に戻らなくてはいけない。

ユージーンは堤防と橋についての建築計画をリックと話し合っている。
ロジータはウォーカーの群れがくると報告にやってきて、爆破の準備にとりかかる。岩盤を爆破して、ゾンビの群れの方向を変えるのだ。一方、聖域から来ている者がまた1人減っていた。1ヶ月で6人もキャンプから姿を消している。

救護テントでは、ケガの手当をしているイーニッドがいる。セディクの指導で、彼女も医師のようなことができるようになってきている。ユージーンはアレクサンドリアの食料が減り続けていることを心配している。

ヒルトップには、ミショーンが交渉に向かう。なぜか聖域からの燃料が届いていない。そのため、マギーは食料を分けられないという。マギーを襲ったアールの処遇についても揉める2人。彼を閉じ込めたままにするのか?と問うミショーンに、マギーは無罪放免を嫌がり、食料も渡さないという。
その日はミショーンもヒルトップに泊まることになってしまう。

アーロンとダリル、橋を作っている。アーロン、子育てに夢中なようだ(シーズン8で襲った聖域に残っていた赤ん坊は、アーロンが育てている?)。
橋を作っているみんなに水を配っているヘンリーだが、水をもっと飲ませろと彼を突き飛ばす聖域の男が出てくる。ダリルは怒り出し、2人は喧嘩になる。

賞味期限切れの食料をアレンジして食べられるようにしたらいいと提案しているユージーンだが、それを聞いていたリックは喧嘩を見つけて、ダリルのもとにかけよる。
ダリルはニーガンたちに罰を与えないことに怒るが、リックは揉め事をこれ以上起こしたくない。ダリルもキャロルも、ニーガンたちは変わらないと思っている。しかし、リックは彼らに猶予を与えるべきだと主張する。それを聞いていたダリルは「俺達は味方か?味方でいたいが、あんたは耳を貸さない」と吐き捨ててテントを出ていく。
グレゴリーの件以来、ぎくしゃくしているリックとダリル。
キャロルはリックの正しさはわかっているが、「心の準備ができていない人もいる」と彼にアドバイスをする。

怒っているタミーとそれをなだめるジーザスを目撃するミショーン。彼女はマギーを襲った夫の解放を求めている。ジーザスはタミーを落ち着かせようとするが、彼女は夫が解放されるまで動かないと座り込みを始める。
ジーザスが自分の意志を持たず、マギーに従っている。それに違和感があるミショーン。だが、ジーザスはマギーを信用しているという。自分の判断よりも。
彼自身はタミーを夫に会わせたいと思っていると話すが、ミショーンは彼の気持ちをマギーに伝えるべきだという。

ゲイブリエルとアンは、一緒に食事をしている。アンはゲイブリエルに頼まれ、女性の絵を描いている。アンを仲間だと認めている人もいるが、そうではない人のほうが多いため、彼女は居心地が悪い。認めてくれているのは、ゲイブリエル、リック、モーガンくらいだろうか。
アンを励ますゲイブリエル。アンも彼の手をさする。ゲイブリエルは照れつつ、「それは私の仕事だから」と言う。
(ちなみに、彼が失明したのは片目だけですんだ)

子供をかわいだっているマギーと、その横にいるジーザス。以前に農業のノウハウを教えてくれた女性、ジョージーから以前送られてきた手紙が机の上にある。合併の道もあるが、彼らはジョージーをそこまで信用していないようだ。
「ここで未来を築くの」とマギーは話している。
ジーザスはついにタミーのことを切り出す。マギーは折れ、タミーはアールと再会する。檻越しにケンを恋しがっている2人の姿を、マギーも見つめている。

ロジータは計画通り、崖を爆破をする。その音を聞きつけて、ウォーカーたちが移動を始める。

アールのもとに、マギーだけがやってくる。牢屋を作ったのはアールだが、そこに彼自身を入れることになるとはと彼女は嘆く。
「お酒の話をして」
なぜこうなったのかを聞き出すマギー。実はアル中だったアールは、ケンが生まれた時のことも覚えていないほど酒に溺れていた。だがそれではいけないと気付き、ずっと禁酒していた。が、ケンが死んだ時に(グレゴリーに促されて)飲んだ酒のせいでマギーを襲ってしまった。
アールは、なぜグレゴリーを殺したのか?と尋ねる。
アールは酒のせいだけじゃない、グレゴリーのせいじゃない、彼自身がマギーを恨んでいて殺したいと思っていたと告白する。だが、グレゴリーを殺したこと自体は間違っていないと思う。

タラは傘をつけた見張り台の上から、ウォーカーの群れを確認する。それがリックに知らされ、ジェリーがサイレンを鳴らす。サイレンに導かれて、ウォーカーが歩き続ける。
マギーのことを慕っている元聖域の青年は、リックに対して失踪した者たちのことを話したいようだ。聖域を出てから、キャンプから消えた者たちは誰も戻ってきていない。家族や子供がいる者ですら。しかも、彼らは武器を持っているわけでもない。
何か正当な理由があるはずだと思うリック。
「俺たちが守る」とリックは言うが、青年は「守るから働け?彼(ニーガン)もそういった」と呟く。
しかし、続けてなるはずのサイレンがならされず、群れが採伐場に向かっているという知らせが入る。

ダリルやアーロンがいる採伐場を死者の群れが襲う。アーロンは他の者を助けようとして、木材の下敷きになる(手を離した人間のせい?)。アーロンは「行け、逃げろ」というが、ダリルはウォーカーを倒して彼を助ける。
左腕がめちゃめちゃになっているアーロン。後からやってきたリックたちも協力して群れを殺していく。そして、リックの機転で、丸太の下敷きになるウォーカーたち。

イーニッドしかいないキャンプに、アーロンが運び込まれる。セディクは他の拠点の様子を見に行っていていない。
腕を切断するしかないと決断するイーニッド。しかも麻酔なしでだ。
イライラしまくりのダリルは、群れを見逃したのは誰だと糾弾する。
それは、ヘンリーを突き飛ばした聖域の男だった。ダリルは彼をボコボコにする。「殴っても解決しない」と遮られるも、「殴らないとわからない」と言い捨てるダリルだが…

マギーとミショーンはヒルトップを眺めている。
「すばらしい町を築いたわ、それを言いに来た」
マギーはミショーンのいいたいことをわかっている。慣習法を作るべき、でも住人の権利は守るという彼女に、ミショーンは「皆を守ることがヒルトップのためになる」と続ける。意見が一致する2人。
マギーは態度を軟化させ、食料を渡すことにしたし、アールには罪を償わせる(檻から出す)と決める。アールには鋤を修繕させて、畑を耕し食料を作り続けるとマギーは告げる。
実は、マギーの父親もお酒に依存していたが、立ち直ったのだ。その一方で、グレゴリーはチャンスをムダにし続けたから、殺して後悔はしていないという。変われる人もいれば、変われない人もいると言うマギー。
「その判断は誰がするの?」
「それはこれから考える」
ミショーンは、危うい考えのマギーを心配している。

リックに対して「ペット(ダリルのこと)をつないどけ」と言い出す聖域の男(群れを見張っていなかった張本人)。彼があまりに反抗的なので、「疑わしきは罰せずは終わりだ」とリックも激怒する。
荷物をまとめて出て行けと命じるリックだが、男は「止めても出ていく。朝まで待たねえよ」と吐き捨てる。

救護テントにやってくるリックだが、アーロンのそばには付き添っているダリルの姿がある。
激痛に耐えているアーロン。責任を感じているリックは自分の判断が間違っていたと思う。
でも、アーロンは死者が蘇ってきた後の絶望を思い出しながら、「世界の終わりじゃない。新たな世界を作っている。その一員になれて光栄だ」と微笑む。

ゲイブリエルとアンは、真っ暗な森の中でカエルの交尾している声を聞きながら話をしている。
アンは突然、絵の女性は誰なのか?と聞く。
「ゲイブリエルが働いていた教会のオルガン奏者だった。とても大切な人だったんだ。だが私は恐れ、彼女を失った」
(つまり、彼の恋人か奥さんだった)
ゲイブリエルはなぜ自制するのか?恐れているから?とアンは尋ねるが、とうとう2人はキスしてしまう。

焚き火にあたりながら、たくさんの人が楽しそうに過ごしている。
キャロル、離れている間は指輪をはめようかと残っているエゼキエルに言い出す。慌ててひざまずこうとするエゼキエルを止めるキャロル。嬉しそうなエゼキエルは、満面の笑みを浮かべる。

「つらい1日だった。最近で一番つらかった。仲間が片腕を失った。計画は遅れ、人々はいがみ合ってる以前とさほどかわらないが、1日が終わるとみんな集まる。全員ではないが、充分だ。ともにいることを選択した。分かるか?何が起きようと。団結するのが人間性というものだ。それを実行してる」
彼は檻の中にいる人物に語りかけている。その話を聞いているのはニーガンだ
「お前はこの檻の中で死んでいく」
だが、あくまで反抗的な態度を崩さないニーガン。
「橋は未来ではない。死人への慰霊碑だ
お前は世界を救っちゃいない。俺のために準備してるんだ」
ニーガンは不敵に微笑む。

アン、見張り台のところでニコニコしているが、空になにかの気配を感じる(ここ、パソコンで見ていたせいかわかりにくくて全然見えなかった…)。
一方、キャンプを抜け出している聖域の男(リックに追放された男)。藪の中の誰かを見つけて驚くが、親しげに近寄る。「殺すところだったぞ、何を…」と言いかけたところで、男は襲われる。

感想

新たな謎「聖域にいた者たちがどんどん消えていく」という現象。おそらく、聖域の味方の誰かが彼らを殺しているのか?また、アーロンが片腕を失ってしまいました。ずーっと善人キャラだったのにかわいそう…。
マギーが態度を変えたのはよかったものの、もしかしてダリル、マギーVSリック、ミショーンって構図になるのかな…??
そして、まさかのゲイブリエルとアンというカップルが誕生してびっくりです。

One thought on “「ウォーキング・デッド」シーズン9・第2話『復興の道』のネタバレ

Comments are closed.