「アメリカンホラー・ストーリー:カルト」第7話『女の報復』のネタバレ

アメリカンホラーストーリーカルト

※このエピソードでは本筋がほぼ進まないです。つまり箸休めエピ。

1968年6月3日
男に体を売っているヴァレリー。彼女は、アンディ・ウォーホルに脚本を持ち込みしているが、女性だからという理由で認められない。そのことが原因で、彼女をウォーホルを殺害した。

アリーは共犯として逮捕され、カイは一躍時の人になっている。市議にも当選したようだ。

ビバリーの退勤を駐車場で待っていたのは、緑のケープを来た女・ビービー(ベベとも翻訳されているようですね)だった。彼女は葉巻を吸っている。ビバリーは何か話があるような彼女を無視して、カイの家に向かう。

仲間を順調に増やしているカイ。彼はビバリーの「世の中にもっと混乱をもたらしたい」という主張を退け、安定した世界を作ろうとする。約束が違うと怒るビバリー。ゲイリーはカイの右腕のように働いている。
ビバリーはカイと決別する。

ビービーを連れて、ウィンターやアイビーのもとを訪れるビバリー。
ビービーは、ヴァレリーの元恋人だった。ヴァレリーは男嫌いで、男性を根絶したいと願うフェミニストだった。娼婦や犯罪者が彼女のもとに集った。なかには、男性の同性愛者でマゾヒストのカップルも混じっていた。彼らは「SCUM(スカム)」と名乗り、男を皆殺しにしようとしていた。

68年の、ある記念すべき日。
SCUMのメンバーは、カップルを殺していた。見せしめだ。
だが、彼女たちの名前を聞いたウィンターは「ゾディアック殺人事件の被害者の名前だ」と反応する。実はゾディアックの正体こそ、SCUMだった。

刑務所に収容されているヴァレリーは、ビービーを責める。クロスワードパズルで世間を翻弄したゾディアックを、皆は男だとすっかり思い込んでいる。それを不満がるヴァレリー。男嫌いに拍車がかかっていくヴァレリーは、出所後、仲間だった男性の同性愛者を殺してしまう(彼がクロスワードパズルを考えていた)。そして、彼の体はバラバラにされ、見せしめのように飾られて捨てられる。彼は、自分の性器をくわえた状態で殺されていた。

ヴァレリーは自分の犯罪だと主張するが、頭のオカシイ女だと思われ、信じてもらえない。これも女性差別だと主張するヴァレリー。彼女は精神疾患をこじらせていき、仲間は次々去っていく。ビービーも、最後に彼女のもとを去る。
そしてヴァレリーは、自分が殺したウォーホルの幻覚を見て、怯えて転倒し、頭を打って死んでしまった。孤独死だった。
ビバリーはその話を聞き、カイへの反撃を誓う。

カイは、両親の遺体のそばで座り込んでいる。ウィンターはその様子を心配するが、カイが見つけたSCUMの冊子を見て、慌ててごまかす。カイは表情を変えない。

アイビーはハリソンを自分の店に呼び出し、ビバリーやウィンターと一緒に殴りつける。
その後、店の奥で縛り付け、メドーのことを聞き出す。真実を知ったアイビーは、ハリソンの体を電ノコで切り裂いて殺してしまう。彼女の顔は狂気に満ちている。
そのニュースを、嬉々として伝えているビバリー。テレビを通じて、カイを挑発するようなメッセージを送る。

そのテレビを見ているカイ。だが、横に座っていたのは、他ならぬビービーだった。

感想

ヴァレリーの話に飽きてしまった(申し訳ないけど)ので、けっこう頑張って見た回。
アイビーの狂気に満ちた顔が素晴らしい。
あと、ビービーが超細眉でこけしのようなおかっぱにしているのが、誰かに似ていると思うけど、誰かのか思い出せなくてもどかしいです。