「Zネーション」シーズン3・第1話「ザ・マンのリスト パート1」のネタバレ

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「Zネーション」シーズン3。相変わらずロードムービーを延々と続けております。
今回はマーフィと10K、ロジータとアディ、ドク、さらには新キャラも2名合流。同時期に「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン2を見ていたのですが、ゾンビのグチャグチャ感みたいなものはこちらのほうが上かもしれない。1話完結に近いので、見やすさもあります。

ちなみに、エピソード1には特別OPがついております。キャラの登場順がロジータの次が10Kだったので驚いた。やっぱりイケメンだから、待遇もアップしたのかな?
ゾンビドラマは往々にしてとにかく女性がパワフルになりがちですが、このドラマは男性もワイルドな感じの人が多いのが好き。シーズン2で活躍したヴァスケスは失踪してしまいましたが、今回からまたまた新キャラが増えます。

シーズン2では
・ロジータ、マーフィを上司に渡す。腹部を撃たれた10Kも一緒に潜水艦に運ばれる。
・マーフィは人のためになろうとするが、金持ちのためのプロジェクトと知り潜水艦を爆破、脱出。
・ヘクター、ロジータたちと合流
・ロジータたちを、謎の兵士たちが取り囲む
・サイモン、基地から脱出
というところで終わっていましたね。

主な登場人物

zネーション ロジータ

ロジータ・ウォレン:元州兵。リーダー格で皮肉屋だが、持ち前の戦闘力と明るさで仲間を引っ張る常識人。愛好する武器はナイフだが、銃も得意である。シーズン2ではマーフィを無事に送り届けたものの、彼が乗った潜水艦が爆発し、さらなるトラブルに巻き込まれている。

zネーション 10K

10K:頭にバンダナとゴーグルを巻き、独特のツンツンヘアーをしたイケメン青年。チームの中でも射撃能力が特に高く、1万人(10K)のゾンビを殺すのが目標。カサンドラとはいい雰囲気になったこともあったが、現在ではお互いの感情は不明。シーズン2では腹部を撃たれ、マーフィと共に潜水艦に運ばれていた。シーズン2終了時点では、生存不明。

zネーション マーフィ

マーフィ:ゾンビウイルスに抗体を持ち、ゾンビを操ることができる。もともとは囚人だった。シーズン2でルーシーという娘が生まれているが、一般人夫婦(彼に噛まれており、支配下にある)に預けている。シーズン2では人助けのために潜水艦に渡るも、彼の血液への研究は金持ちを助けるためのプロジェクトだと知り、絶望。艦長や医師たちを噛み、彼らを操って潜水艦を爆破。ボートで脱出した。
※彼が噛みついた人間は、彼の命令に逆らえなくなる。ただし、ゾンビに噛まれた状態で彼にさらに噛まれると、ゾンビ化がストップする(人間としてそのまま知性を保ち、人肉は食べない)。また、人間によっては操り人形のように命令を反芻するだけの者もいれば、自分の意見を述べつつ最終的にはマーフィの命令や判断でしか行動できないという者もいる。その線引きは謎である。

zネーション アディ

アディ:トゲつき金属バットを武器に戦う赤毛の美女。シーズン2にて、彼女が家族を失ったことでいまだに苦しんでいることが明かされた。また、ゾンビ発生後に知り合った恋人・マックを失っている。機械いじりが得意。シーズン3でも、ロジータと共に行動している。

zネーション ドク

ドク:無免許だが、独自の医学知識をもとに治療を施せる老人。ロック好きでクスリも大好き、ジョークも大好きな気のいいじいさん。オールマイティに武器を操る。シーズン3でも、ロジータと共に行動している。

ヘクター:元「エスコーピオン」。札つきの悪党であり、シーズン2に登場した“女王”・ラレイナの部下だった。だが、彼女に反旗を翻し、ロジータたちを助ける。シーズン3でも、奇しくもロジータと行動することになる。愛好している武器は銃の下にナイフをとりつけた特製のもの。

zネーション サイモン

サイモン:別名「市民Z」。北極にある基地で唯一生き残っており、ラジオDJとして生存者たちを励まし続けてきた。明るく冗談好きの性格だが、孤独に押しつぶされそうになったり、ゾンビの襲撃にあったりとトラブルも多く、シーズン2では北極基地から脱出している。実はアディのことが好きであり、ネットストーキングをしていたほどだったが、彼女にはその思いは届いていない。

マーチ医師:マーフィにゾンビ抗体を偶然にも与えてしまった張本人。マーフィに噛まれ、彼に従うことになる。だが、自分の意見を述べることができるなど、ある程度の自由意志はある。

※シーズン2で退場したらしいキャラクター。
ヴァスケス:シーズン2で登場した元ハンター。マーフィを捕まえるはずが、ロジータたちと協力して彼らを助けることとなってしまった。シーズン2の最終話で「自分の役目は終わった」とグループから離脱している。

zネーション カサンドラ
カサンドラ:もともとは人間だったが、死にかけているところをマーフィに噛まれ、彼に忠実なゾンビとして蘇った。彼女は人間なのか、それともゾンビか?仲間のなかでも意見が割れる中、シーズン2の中盤にて、10Kが彼女に「慈悲を与え」、物語から退場する。だが、シーズン3の過去エピソードには登場する。

第1話「ザ・マンのリスト パート1」(英タイトル:NO MERCY)のあらすじ

“フラッシュバック・ムービー”としてセカンドシーズンで起こった出来事が描かれている。ウォレン、マーフィ、10K、アディ、ドク、カサンドラは、ある野生児と出会い、マーシー研究所という謎の研究所へ向かう。研究所では生存者たちが“ザ・マン”が戻ってくるのを待っていた。その“ザ・マン”とは終末の世界の悪党で、まもなく消える者たちの名前が書かれたリストを持ち歩いている。そしてそのリストの最後の人物が、研究所の科学者だった。チームは町を守ることになり、10Kは野生児とその姉を装う少女と打ち解ける。一方、閉ざされた部屋から聞こえる声に気がつくマーフィ。部屋の中には…? そこには、町の秘密が隠されていた。“ザ・マン”が“武装ゾンビ”と戻ってきて、ウォレンとチームのメンバーは“ザ・マン”に罠を仕掛けるがうまくいかない。研究所に逃げざるを得なくなったチームに、悲惨な結果が待ち受けていた。
https://warnerbros.co.jp/tv/znation/

第1話のネタバレ

※ロジータのナレーション
ある時は善行をしようとする
ある時は生き延びる
時には祈りをささげる
生者に慈悲はないことを忘れるために
無数の魂と同様に過去も消えていった
過去は振り返らない
だが時として暗黒の瞬間こそが 未来への鍵を握っている

10Kと赤い服の少女が走っていく。10Kは地面にはいつくばっているが、少女は死者の群れに突っ込んでいき、その頭をカチ割る。

別荘でカクテルを読みながら、プールで泳いでいる若者たち。携帯電話をつかんだのは、マーフィの同じように、ゾンビのようにしなびた手だ。

廃墟の前にいる謎の男「ザ・マン」は、誰かと電話で話している。彼はスーツ姿にサンダル、スキンヘッドという不思議な格好をしている。
「ここでは、慈悲の意味が違うのです」
廃墟の小屋の中には、囚われた男が7~8人はいる。

何かを拾っているボロボロの服の少年。高級そうな車が走り抜けていくのを見つめている。車はマーシー研究所の前に止まる。車からは「ザ・マン」が出てきて、中の人物たちとにらみ合う。
「ごきげんよう、生存者の皆さん」
彼はハロルド・テラーという医師を探しているという。そのなかには赤い服の少女も見える。

マーシー研究所を拠点とする住人たちは、ザ・マンを警戒する。ザ・マンは今までにリストの男たちをさらってきているハンターのようだ。彼らはテラー医師が死んだと主張するが、ザ・マンは彼が生きていると主張する。赤い服の少女の弟を捕獲し、人質を交換しようと持ち掛けるザ・マン。彼は出ていき、少女は隠れていたテラー医師を怒鳴る。

だが、少年は車のトランクから脱出して、そのまま走り続ける。だが、そこで彼と出くわしたのが10Kだ。
「ワンちゃんがきたわよ」
そう笑うロジータたちの前には、大量のゾンビが登場する。
(マーフィやカサンドラ、赤ちゃんのルーシーもまだ一緒にいる、少し前のエピソード)

※OPムービーでは、
カサンドラがゾンビの頭を真っ二つにして切れた脳みそがぶっとぶ
10K、ゾンビを重ねてヘッドショット
アディは釘バットでゾンビの頭部破壊
ドク、トンカチ両手持ちでゾンビをボコボコにする
カサンドラ、ゾンビを食いちぎりまくり
マーフィは念でゾンビを止める(超能力者)

少年はザ・マンからみんなを助けてくれというが、危険な目に遭うなら助けられないとロジータは思っている。だが、少年は10Kのライフルを持って逃げてしまう。それを追いかけた10Kは、赤い服の少女につかみかかられる。2対1で大喧嘩になるが、ロジータがそれをなだめる。そして、少年を抱きかかえ、話を聞くことにする。
ザ・マンの話を改めて聞き出すが、少女も彼らの目的は知らない。ロジータたちは少女の拠点に行くことになる。

テラー医師に、自分たちが助けられるかもと申し出るロジータ。

少女はカラスの育てられた弟の話を10Kにしている。実は、2人は本当の姉弟ではない。少女は自分の名前を「レッド」だと名乗る(しかし、全身赤ってスゲー目立ちそうだけど何でこの服にしたんだろう)。

マーフィはルーシーをあやしているが、何かの声に気付かされる。施設をウロウロするマーフィ。

24時間後に戻ってくるといったザ・マンがすぐに戻ってきて、医師にすぐ出てくるように命じる。少年が逃げたからだ。だが、ロジータが「私がドクター・テラー」と名乗り出た(=本物のテラー医師には会わせない)ことをきっかけに、みんなが彼をかばおうとする。ザ・マンは全員を殺すような口ぶりだが、ロジータは彼に去るように命じる。ザ・マンは約束通り、24時間後にまた戻ってくるという。

10Kと少女は去り、マーフィはルーシーをカサンドラに預けて探索を始める。10Kたちは、アディとドクが担当していた見張りと交代する。カラス少年は突然10Kのコスプレをして現れ、彼らについていく。彼は10Kのマネをして5Kと名乗り始める。
ドクは逃げるべきだというが、ロジータは陣地に残るべきだと主張する。
ザ・マンはなぜ、医師を狙っているのか?カビの治癒力について研究していた医師も、なぜ自分が狙われているのかわからない。

ロジータは住民たちに、銃の訓練をする。
アディとドクが調べた結果、道具や燃料はかなりそろっているようで、彼らはそれらを組み合わせて即席の武器を作ることを決める。

マーフィは研究所内に幽閉されているゾンビに呼ばれていた。ゾンビたちが、彼に話しかけている。
「私たちを殺して、慈悲を与えて」
という声に驚くマーフィ。
「こっちに来て」「あなたは誰?」
マーフィは激しい頭痛に襲われる。
そこに防護服を着た医師・テラーたちが乗り込んできて、マーフィを捕まえるが、同時にロジータたちも乗り込んでくる。彼らはこの施設の中で何をしていたのか?
実は、マーフィに話しかけてきたゾンビはテラー医師の妻だった。彼女は息子のアンドリューのことについて知りたがっていた。彼女はどうして、奇妙な姿のゾンビになっていたのか?

本来、彼らはゾンビではない。でも、なぜ生きているのかはわからない。
テラー医師は妻と共に、研究所で感染をとめるための研究をしていた。HZ1ウイルスが発生してから、カビを使って抗ウイルス剤を作っていたのだ。だが、感染は防げても副作用がひどかったため、実用化しなかった。そしてゾンビが襲ってきたせいで、施設内はめちゃくちゃになり、ウイルスに感染した研究者を中に閉じ込めるしかなかった。妻は5年間、生き続けている。もし医師が連れ去られたら、彼女は死ぬしかない。

10Kは5Kにパチンコを教えている。

ルーシーはクーラーボックスに泣いているルーシーを閉じ込めている(というコメディシーン。ルーシーはゾンビ赤ちゃんです)。彼女は赤ちゃんをどうしたらいいかわからない。

マーフィは研究所を立ち去るべきだと主張するが、ロジータは車と食料をもらうためにも、ザ・マンと戦う覚悟を見せてうまく交渉すべきだと考えている。

マーフィが戻ってきたら、いつの間にかカサンドラがルーシーに乳を与えている。アディは「生物学的におかしい!」というが、マーフィは「世紀末ならこういうことがあるさ」と肩をすくめる。

10Kはロジータから、敷地の外で彼らを狙う(挟み撃ち戦法)を命じられる。5Kはならったパチンコで、ロジータを蛇から救う。蛇をそのままむしゃむしゃ食べる5K(ロジータにも差し出すが、彼女は固辞する)。カラスもヘビをついばんでいる。

ロジータはザ・マンらしい人影を見つけて後を追う。だが、それはザ・マンに似せたゾンビ(彼の服を着ていた)だった。ゾンビのぼろぼろの靴を見て、それに気が付くロジータ。彼女はあっという間に、後ろから殴られてしまう。

感想

・「総集編」っぽい扱いかと思いきや、突然の過去エピソード。もしかして特別回みたいなものがあったのでしょうか?死んだカサンドラも登場しています。しかし、ヴァスケスはいません。
・赤い服の少女=レッドってねえ。岩井俊二監督の映画みたいなゾロゾロっとした服を着てます。