「セーラーゾンビ」第12話(最終話)「新世界」のネタバレ

selorzobmi

第12話(最終話)「新世界」

※ミドリ、アイカもミルクプラネットの寸劇の後ろに追加。

・死んだキャラがミルプラの背後に揃う。
これってどういうこと?つまり、ここは死後の世界なのだ。ミルクプラネットの3人も既に死んでいるということがわかる。
「舞子たちも早く、おいでよぉ~」
と手招きするミルプラ。

※とはいえ、舞子がミルプラたちと妄想で話している=舞子は既に感染しており、死後の世界が覗けるというわけではなかった。

・DJマーロウが支配する「ニューワールド」に到着した舞子たち。武器を放棄し、歓迎に現れたマーロウのもとへと進む。園内はムンムンラルが延々と流れている。
・中にいる人間たちと、ムンムンラルで踊り続けているゾンビたち。
だが、人間たちは全員目が死んでいる(無表情でフライングパイレーツに乗る人たち)。
・ゾンビが登場した経緯を説明しようとするマーロウだが、女子高生たちは「メンドクサイ」という理由で聞かない。(まあ、大学の研究が失敗してみたいな感じでした)
・寺川先生はマーロウのもとに身を寄せていた(愛人みたいな感じ)。
寺川を責める舞子と百花だが、彼女は悪びれていない。美味しいケーキにほだされる彼女たち。
・マーロウは彼女たちに夢があるか聞く。喜々として答える舞子たちだが、マーロウは「ここで暮らしたいなら、その夢を捨てろ」と命じる。
・舞子と睦美はそれに抵抗するが、百花はそれにのっかる。マーロウの膝の上にのってニコニコする百花。

・エロ兄弟、久しぶりの登場。その父(亀岡)は、「巨乳美女と再婚したい」という夢を捨てきれずに殺されていた。兄弟はこっそり生き延びていたのだが、百花と再会する。百花は彼らに協力してもらい、ムンムンラルを流している音響機器を壊すことにする。
・舞子と睦美は拘束されている(ゾンビのエサにされるらしい)。

・百花たちは警備を倒して銃を奪い、音楽機器を破壊する。そして、舞子と睦美を助け出す。
・まったりしているマーロウと寺川だが、そこにゾンビが大量に押し寄せる。食べられるマーロウ。扉の影に隠れて逃げた寺川は「天罰ね」と呟く。
・マーロウ「始まる、新しい、世界……」
・舞子、睦美、百花、兄弟たちはニューワールドから逃げようとするが、ゾンビが大量にいて逃げられない(他生存者は全員死亡している模様)。

「どうせ死ぬなら、好きなことやってから死なない?」
睦美の誘いで、舞子のデビューライブを開催することに。都合よく、無傷のステージとキレイな楽器もあるよ!(アイドル志望なのになぜかバンドデビュー)
睦美がベース、舞子と百花もなぜか楽器を持つ(ギターかベースかは私は判別できなかった、すまん。まあ、そもそも弾いてないからわからない)。エロ兄弟の兄はドラム、弟はキーボードとハイスペック集団だった模様。
・百花は、ステージに集まってくるゾンビを見て「ライブに人が集まってきてるみたい」と呟く。
・彼らが演奏を始めると、ゾンビたちも踊り出す。睦美が「ムンムンラル」のメロディーをパクって曲を作ったからだろう。
「やめたら襲われちゃうよ!」
「私なら大丈夫、いつまでも踊れるから!」
彼女たちのライブは続く。

感想

・もう、ツッコミ満載の最終回なのであります。
・ミルクプラネットが実は死者の世界の側の人間だったのは納得がいく。
・別に世界が終わる理由は説明して下さらなくていいのですが「希望を捨てろ!夢を捨てろ!」と言いながら、別に強制労働させられているわけでもないので違和感あり。遊園地で無表情でフライングパイレーツに乗っている人には笑った。私、あれ大嫌いなんで気持ち悪くなりました。
・逆らったらゾンビのエサにする!っていう言葉がなんだか古い。この世界ではゾンビも空腹になると動けなくなる、という展開があったので、食わせなきゃシワシワになって動かなくなるんじゃないだろうかね。
・銃で音楽機器を壊すって非現実的だなあと思ったけど、オノとかでムチャクチャにすると壊すの前提になるから、予算的に厳しいのですかね。
・マーロウが襲われた時、ゾンビがドアを押す→ドアの扉が寺川を壁際に寄せる→寺川、見つからない!という忍者みたいな展開がありました。「天罰ね!」という他人事感がすごい。

・バンドでアイドルデビューというと、スキャンダルとかラベンダーとかを思い出すなあ。
全員、なぜか楽器が弾けるという神展開。1人ぐらいタンバリンでお茶を濁すのもアリだったのではないか(なお、どうして楽器が弾けるかどうかの説明はなし)
・とはいえ、途中から楽器放棄で歌って踊るんですけどね。

・そういえば、この回をリアルタイムで見ていたことを思い出した。
辿り着いた先がユートピアではなくデストピアだった。というのはホラーにありがちですよね。ただ、このドラマに関してはデストピアとしての印象が薄い。暴力に支配されているわけでもないし、ただ「生きる気力がない、そんなのゾンビと同じ」という描き方。はっ、「ただ漫然と生きてるお前らはゾンビと一緒だぜ!だからもっと元気出そうぜ!」ってこと!?な、なんて薄っぺらい……!!
・会話にもっとギャグを盛り込んでよかったんじゃあないかなあとは思いました。さらっとして見やすいけど、うすーい感じの話だった。