「CLOW’S BLOOD」Episode6(最終話)のネタバレ

CLOWSBLOOD

※今までの記事で、「沢田」のことを「三沢」と書いていたところが多数ありました。すみません!それは「SIREN2」だ……(訂正済みです)

真希が大会に出場する前の場面。父と楽しく会話をするが、その後に交通事故に遭ったシーンがまたまた挿入される。(交通事故でグチャグチャシーンはしつこいほど毎回挿入されます)

怖れるべきは死ではない。真に生きていないことこそを怖れよ(マルクス)

前話からの続き。感染者の同級生たちを集め、「私たちの世界を作ろう」「新しい力を受け入れろ!」と演説している真希。
「これは進化を否定する愚かな人間を滅ぼすための、天からの贈り物なのだ!」
「この血を恥じてはいけない!」
感染者たちは動き出す。その様子を覗いていた薫は、葵に消火器で殴り倒される。

薫が気が付くと、悲鳴が聞こえている。助けてくれたのは葵だった。彼女は感染してから時間が経っているから、真希の言うとおりにはならないのだ。
だが、真希は地下室に内線電話をかけてくる。真希と薫の会話。
「人から命令されるのはうんざり」と話す真希だが、「そもそもあなたに何がわかるの?」と薫を全否定する。そして、薫が自分の質問に直接答えたら友達を逃がしてあげるかも、と言う。薫はその言葉を信じ、姿の見えない真希を捜すことにする。
薫は葵にお礼を言い、地下室から去る。

だが、地下室のすぐそばには燃えている死体や、切り落とされた手が落ちている。

感染者たちは、非感染者たちを襲う。ベッドで寝ていた少女たちを感染させ、その一方で殺し、胴体から手足をちぎりとっていく(感染者増やすんじゃないの……??)。
建物内には黒と赤の血が飛び散っている。
感染者たちは真希に命令され、合唱を始める。「黒い~はな~びら~」と歌が響くなか、キスが飛び交う。

キッチンに忍び込む薫。だが、そこに黒い鼻血を出しているヒカリがいる。だが、ヒカリはトンカツソースを鼻に塗っていただけだった。2人はなんとか建物から脱出しようとするが、そこに感染者(田野優香ちゃん)が登場する。鍋でブン殴るヒカリ。乱闘が続き。
ヒカリは感染者の少女を包丁で刺し、鼻を折る。だが、折れた鼻をその場でもとに戻す感染者の少女。目にフォークが刺さっても、彼女は動き続けている。少女にモップを刺すが、そのモップが某機械(全然わからないけど)に巻き込まれ、少女は動けなくなってしまう。

真希は圭子を人質にしている。ヒカリは山小屋に助けを呼びに行くことにする。

薫はうまく感染者たちの群れを潜り抜けるが、不良の千沙としのぶに見つかってしまう。「あんたはつまんないよ」と言われ、殺されそうになる薫!
「イヤ、薫は素敵な子だ!」
と、登場したのは、沢田だ。彼は薬を持って来たのだ。
沢田は千沙にまず注射器を刺し、暴れるしのぶにも薬を注射する。

葵と合流した薫と沢田。葵は民家に助けを求めに行くと言い、その彼女に薫は注射器を2本渡す。
葵は外に出るが、麻衣と鉢合わせる。葵が真希の言うとおりに行動していないことを見破った麻衣は、彼女が目指す民家を襲撃する予定だ。2人は争って走り始める!

薫はヒカリと再会するが、彼女は既に本物の感染者になっていた。自分たちの仲間になるように誘うヒカリに、沢田は薬を注射する。薫は上階から、注射器をたくさん投げる。群れで襲いかかってくる少女たちに、その注射器が刺さる。沢田も注射器を刺し続け、薫は上階からダーツのように注射器を投げる。
薫は、奈美にもトドメを刺す。
葵は民家に辿り着く。電話を貸してくれという彼女だが、その家の中で先に彼女を待っていたのは麻衣だった。2人は、民家の主であるおばあちゃんと共に、にこやかにテーブルを囲む。

薫と沢田。感染した校長が彼らに襲いかかるが、2人は協力して彼を殺す。

圭子を人質にとっている真希と対峙する薫。
民家では、葵と麻衣が戦い始める。麻衣に注射器を刺すことに成功した葵は、民家のおばあちゃんに電話をするように頼み、自らも注射を打って自殺する。

沢田と薫は稽古を救うために、薬を捨てる。だが、既に圭子は殺されており、それは生首だった。さらに真希は、沢田の首を刺す。
そして真希は、薫を挑発する。
沢田を感染させれば、彼は助かると。つまり、真希が彼にキスをすれば、延命できるのだ。だが、沢田はそれに反対する。「運命を変えちゃいけない」というのだ。
そして「俺達は神じゃない」と言う。
すべてが真希に味方したように見えたが、沢田は教授から預かったレコーダーを再生する。父からの言葉に、真希は躊躇する。
薫に、「君のことが好きだ。それだけ伝えられれば充分だ」と言う沢田。薫は、自分を感染させてもいいからこれ以上沢田を傷付けないでほしいと泣きつく。
そして、「私も好きです」と沢田に思いを伝える。

沢田は倒れ、動かなくなる。薫は真希の言うとおりに、感染の道を選ぶ……

 

かと思いきや、スカートの後ろ部分に挟んでいた2つの注射器を出し、両手で彼女の頭(耳?)に刺す。

(スローモーションで)パトカーがやってくる。
薫は建物の外に飛び出し、警官のもとへ走る。真希は、幸せだった頃の家族の写真をまわりに並べて、死亡する。

少女たちの遺体には、白い布がかけられている。だが、沢田は生きていた!
救急車に乗る手前で、薫と沢田は唇を重ねる。その上を、カラスが飛んでいく。

彼女たちの担任の田村は、まだ入院している。子どもをあやす父親だが、彼は田村に尋ねる。
「君の読んでいる育児書に乗っているかな、この……黒い鼻血のこと」
田村はおののく。彼女の子供からは、一筋の黒い鼻血が垂れている。

感想というかツッコミ

最終回を見て、いや~ブットビましたね。以下、ツッコミたいポイント。
・ショッキングなシーンかつ必要だからとはいえ、交通事故を何回見せられるんだ私たちは。
・真希の演説シーンは、ファシスト的な要素をイメージしているのでしょうか?
エキストラの人たちの黒い鼻血の熱演はすごかったです。
・葵が薫を消火器で殴ったシーンは私の大好きな「クロックタワー ゴーストヘッド」へのオマージュだと思いたい。皆さん、消火器は万能です。
・感染者増やすはずなのに、なぜか殺したりもする(攻撃性が増したせい?)のが変な感じ。でも、赤と黒の血が混じり合っていると不思議なビジュアルだ。
・ちぎれた手が落ちていたのはちょっとシュール。「デビルマン」みたいですね!
・合唱シーンは何だったのか?
・トンカツソースは普通に笑った。コミカル!
・前話、倒木のせいで立ち往生していたはずの沢田。
「彼女は素敵な女の子だ」(キリッ)
という登場は呑気すぎやしないか。
・注射器を上から投げただけでバスバス刺さってまた笑ってしまった。ノーコンじゃなくてよかったね。地べたに全部落ちていたら割れてたよ。
・圭子の生首がやっぱり「デビルマン」。
・沢田が死んだかと思いきや、余裕で生きてて驚いた。まあ、ラブが成就してよかったですね。空を飛んでたカラスものどかだもん。
・真希は家族写真をもってきて、死ぬ前にわざわざ並べたのか……。
・田村の赤ちゃんが感染していたオチか……。
・そういや、保健室の先生(壇蜜さん)は感染していたけどどうなったんや……。