ゾンビドラマ「Zネーション」シーズン1・3巻(第5話~第6話)ネタバレ感想

znation

私はカルト教団の話が好きなので、自然とこの巻は面白く感じた。(現実のカルトは嫌いっすよ、もちろん) そんなこんなで、大波乱がある第3巻です。5話は感動エピ、6話はスリリング&見せ場たっぷりエピという感じ。6話のキレの良さは非常に好感が持てる。なんとなくデッドラのカルト教団を思い出したりしました。

第五話のネタバレ

znepi1_05

懐かしの故郷/Home Sweet Zombie

イリノイ州にやって来た一行。ゾンビ感染が始まってから、誰もが家族を失ってきた。ウォレンにも、何年も行方不明の夫がいる。巨大竜巻から身を守るためにウォレンの故郷へ向かう一行。そこは彼女にとって、夫との思い出が詰まった町だった。夫と再会したいという思いを募らせる一方で、ウォレンはガーネットとも急接近していく。そんな中、マーフィは自分の体に異変を感じ始める。
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

このエピは強き女性・ロベルタの話。

冒頭はのんびりした感じです。というのも、柵に電流を流して入れないようにして普通のおうちで休憩しているから。
マーフィとドクは、薬をチップ代わりにトランプ。
ガーネットとロベルタはコーヒーブレイク。
アディとマックはいちゃいちゃしようとしますが、雷の音を聞いてアディは真っ青に。何が彼女にあったのか?
10Kはうたたねするカサンドラに布団をかけてあげようとしますが、ナイフで刺されそうになります。
ドクとマーフィは「あいつらで繁殖したら、子どもは最強の人類になるに違いない」とからかいます。フラグ?
また、ガーネットとロベルタも「基地ではいちゃいちゃしていたよね」と発言しています。えっ、不倫!?(と思ったらこうなった後の出来事のよう)

しかし雷が落ちて停電し、家にゾンビが侵入。幸せな時間は終了し、彼らは逃げ出すことに。

その頃サイモンはひとり酒。犬のお皿にも「お前も飲め」と注ぎ、「俺が飲む」と犬の皿から酒を飲む酔っ払いっぷり。相変わらずアディにラジオでアピールしまくり、「ストーカー」呼ばわりされているのも知らないサイモンくん。しかし、彼のラジオを生き残っている人が意外と聞いていて、心の支えにしています。このへん、面白い描写です。

そして迫る竜巻を避けるために、ロベルタの故郷に行くことが決まります。彼女の夫は消防士。果たして、夫は生きているのか?
家の中に入ると、頭を殴打した男と、おろおろする女がいます。知らない夫婦の姿にびっくりするロベルタですが、「消防士にこの家に行けって言われた」と聞き、夫が生きているかもと希望が芽生えます。

消防署に行くことにするガーネットとロベルタ。ファーストキスをした場所で旦那のことを思い出しながら、ゾンビをぼこぼこ倒すロベルタであります。
目的地である消防署には案の定、消防隊員ゾンビがおり、ヘルメットをかぶっているしマッチョだしで退治が大変。しかし、そこには旦那はいません。でもモルヒネなどの薬を発見したので、それを持って逃げます。

その頃、マーフィはひたすらびっくりしていました。以前のエピでは奥歯が自然と抜けましたが、今度は髪の毛が全部抜け落ちたのです。さらに顔色も悪くなっています。彼はどうしたのでしょうか?

死にそうな夫を看病する妻と、それに付き添うドク。ドクが「ERで見た」通りに頭蓋骨にドリルで穴をあけ、脳圧を下げるために血を抜く(であってるのか自信がありませんが)治療にチャレンジします。

しかし、物資を集めていた10Kとカサンドラは屋外で竜巻にで巻き込まれる羽目に。そのまま、空に巻き上げられます。
10Kとカサンドラは外で車に乗って耐えることとなり、パニックのアディに付き添いマックも地下室に降りません。
マーフィ、ドク、ガーネットと知らない夫婦は地下室へ。
しかしロベルタもそこに降りず、夫のお気に入りのソファに座って結婚式のアルバムを見つめます。
夫のところに行きたいと願って……。ロベルタを救おうと、開かないドアをノックし続けるガーネット。

しかし、竜巻はゾンビを運んできて、地下室のガラスにナイスシュート☆したため、生きたゾンビが地下室にも侵入します。
マーフィはとどめを刺そうとしますが、ゾンビの眼を見つめて何かに気が付きます。他の人間がこのゾンビに慈悲を与えますが、彼はそのゾンビを涙をためて見つめます。そして竜巻が通り過ぎるまで、マーフィはゾンビの死体を抱きしめて寝転んでいます。

そして訪れた竜巻。強風で家が崩れていく最中、彼女のもとへ消防隊員姿の夫が駆け寄ります。
ロベルタは「おかえりなさい」と抱きしめるのですが……?

そして竜巻が去った後。
ガーネットは地上に飛び出しますが、ロベルタはそのへんに倒れています。ラッキーですね。
生きていたロベルタは「つれていってほしかったのに、まだ生きてる」と涙ぐみます。家はぐちゃぐちゃです。

ちなみに竜巻に巻き込まれた10Kとカサンドラは車ごと空に巻き上げられたのですが、その時にツンデレカサンドラに太ももをギュッと握られてちょっぴり嬉しい10Kさんでありました。

やっぱりここにきてよかったというロベルタ。
「あなたと前に進むわ」
「俺も、前に進みたい」
爽やかカップルなガーネット&ロべルタであります。

しかし、ロベルタの夫らしき消防隊員ゾンビは、うろうろと草原をさまよっていたのでありました……。

第五話の見どころ

・竜巻ゾンビはそこまで見どころないです。
・知らない夫婦の出現がのほうがおもしろかった。意味が分からないんだもん。
しかも「夫の実家が近くにあるんで」という理由で仲間入りを拒否。実家はまだ実在するのかね?
・マーフィの闇がまた深くなる……??
・ロベルタと夫の再会は幻覚なのか?それとも、ゾンビが会いにやってきたけど竜巻でピューで死んだの?関係ないけど、ロベルタはどうして飛ばなかったんだ。
・そして、すぐそばの別の部屋にいたけれどフツーに助かったアディとマイクは何なんだ。どういう部屋の構造なんだ。

と、わりあいつっこみどころが多いのも気になる。

第六話のネタバレ

znepi1_06

Zの復活/Resurrection Z

ゾンビウイルスの発生源は、いったい何なのか。終末論を説く宗教、災害を利用したビジネスなど、ゾンビ感染から人間社会は奇妙な方向に進んでしまった。2日間何も食べていない一行は、ガーネットの知人を訪ねてミズーリ州の施設にやって来る。そこはゾンビから断絶された、自給自足を守る安全な施設だった。しかしこのユートピアも、カルト集団によって存続が脅かされる。
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

カルト教団の話です!
ゾンビたちを棒に並べてくくりつけ、教会のイスに座らせて説法するカルト教団の教祖。ゾンビになることを「復活」と考えている彼らは、明らかに異常な印象です。

そして、前回から比べると、顔色悪いし肌シワシワだし、明らかに具合が悪そうなマーフィ。彼を気遣う面々ですが、マーフィ自身が最も不安を感じています。
また、車で通りすがりに生首を持つゾンビを、生首、それを持っているゾンビの順番に射殺する10K。相変わらずニヒルです。

今回はガーネットの知人である少佐を頼ることになります。これは1話で死んだハモンドの地図のメモによる指示です。武器を没収されてこの拠点に入る彼らですが「武器を持たず、一ヶ所にまとめて保管することで人間同士の諍いを防止」「食事はすべて自給自足(野菜やフルーツ)」といった、秩序ある暮らしをしています。
ここで休憩を取る際に、ガーネットとロベルタに個室を譲る一同。関係はバレバレだったというわけ。
「じゃあ堂々と使わせてもらうわ」というロベルタ。もう、がっつりベッドに倒れ込みます。ガーネットのほうが「この個室!べ、べっどしかないなあ!」とか緊張していてかわいい。おっさんのくせに。

しかし、カルト教団から逃げてきたと主張するグループの振る舞いが気になる10K。食堂から抜け出した女の子の不審な動きを気にして、後をつけます。
案の定、この集団の1人が食堂で立ち上がり、カルト教団の教えのすばらしさを説きながら自殺。旨から下げた十字架に隠してあったナイフを使って首を切り裂いて死に、即ゾンビになって皆を襲い出します。10Kの追いかけていた女の子も、入口のバリケード部分で自殺。門番の女性が襲われたうえ、同じく武器の管理係も襲われます。

個室ではロベルタがおまたをぺろぺろされている最中(どうなのこの描写)にゾンビがドアをノックしてきます。イライラするロベルタさん。
裸のふたりは、ゾンビを素手でぶっ殺すというすさまじいバキ具合を見せてくれます。

ここらへんはゾンビのゴア描写がとにかく多くて楽しい。
頭にフォークが刺さったゾンビが出てきたり、電動泡立て器を突っ込まれて口からぐじょぐじょにされるゾンビが出てきたり、聖書で撲殺するシーンがあったり。
しかし、単独で逃げるマーティはやっぱりゾンビに認識されません。これが彼の特殊能力のよう。彼は襲われることなく、逃げまどいます。

結局、カルト教団に捕まる一同。逃げた10Kとカサンドラは見回っていた教徒から銃を奪い、10Kは屋根から狙撃。カサンドラはトラックをまわしてくることになります。
しかし、捕まっている人たちは処刑寸前です。ゾンビを閉じ込めた檻の前にひざまずかされています。優しいおじさん・少佐もゾンビ化しており、メンバーに向かってがうがうしているのですが、残念ながらこの映画にはハゲやらスキンヘッドが多すぎて、ゾンビメイクをするとよくわからない。
と、ガーネットが殺されそうになったその瞬間、檻の中から「ちょっと待った~」の声。ねるとん紅鯨団じゃないんですよ(私もリアルタイム世代じゃないっすけど、これ面白かったよね)。

マーフィです。彼はゾンビのたくさんいる檻の中から出てきて(ゾンビと間違われて檻に入れられたらしい)「俺はゾンビに噛まれたのに生きてる。俺が救世主だ!」とのたまいます。そしてゾンビの口を開けて手を入れても噛みちぎられないところを見せ、余裕を見せます。しかし、その煽りに教祖はイライラしてしまい、マーフィを撃ってしまうのです。
それをかばうガーネット!彼は胸を撃たれてしまいます。
ガーネットは「愛してる……生きろ……」と言いがっくり。
えっ、胸にバイブルが入ってるパターンのやつじゃないの?と(わたしが)思いつつ、泣きながら彼を置き去りにするロベルタたち。
かっと目を開く、ゾンビ眼のガーネット……!

そして少し離れたところで、狙撃銃を使ってそんなガーネットの頭を撃ち抜くロベルタでありました。もちろん教祖の胸も撃ちます。「復活」できるように、頭は狙わずに。

第六話の見どころ
なんと、主人公(というか、DVDジャケのもっともでっかく映っている人)の離脱!
・ロベルタとガーネットのラブラブモードからの転落がフラグすぎて悲しい
・教祖の吹き替えをしている声優さんがうまいです。すげーイライラする
・10Kが異常に活躍する回とも言えます
集団自殺してゾンビテロっていうのは新しいなあと思いました。
・少佐がいい人なんだけど、影が薄すぎてかわいそう。

ガーネットも死んでしまい、これからどうなるのか?
う~ん最後まで見てガックリくるパターンだったりするのかな。とりあえず、乗るしかないこのビッグウェーブに!