ゾンビドラマ「Zネーション」シーズン1・4巻(第7話~第8話)ネタバレ感想

znation

さて、シーズン1の中盤までレビューしましたが、ここから後半です!
前回までの印象
・ハモンドはもちろん、グループリーダーのガーネットも死亡。(もしかして6話までの契約だったのか??)
彼らはこの先生き残れるのか?
・マーフィに起こる体の変化。彼は間に合うのか?
・10Kとカサンドラはどうなる?
・アディとマックの関係は?
・ガーネットを失ったロベルタは立ち直れるのか?
というところが見どころになってきます。

全部見て、とりあえず感じたことは
シーズン2まで引っ張る部分が多すぎ!
ってところですかね。

ちなみに、今回の第4巻に収録された7話は10Kとロベルタ、マーフィが目立つ回です。
そして、8話はサイモン(市民Z)とマーフィが中心の話です。

第七話のあらすじ

znepi1_07

ようこそカンザスへ/Welcome to the Fu-Bar

大切な仲間、ガーネットを失ったチーム。ウォレンはなかなか悲しみのふちから抜け出せずにいる。カンザス州に入った一行は、楽しそうな射撃コンテストに出くわし、優勝賞品の銃を狙う10Kが自信満々に参加する。そこにやって来るゾンビの大群。津波のように地平線を埋め尽くすゾンビが、人々を襲う。一方、車を奪おうと持ち主にかみつくマーフィ。すると持ち主に不思議な変化が現れる。
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

第七話のネタバレ

ガーネット亡き後の一同は、やはり落ち込んでいます。
ラジオではサイモンも、ガーネットのことを回想。ロベルタも彼のことを思い出しています。

しかし感傷に浸る暇もなく、車が故障。
マーフィは「自分には時間がない」と、ロベルタに新リーダーになるように後押しをします。しかしロベルタは憔悴していて、話半分。
アディとマックはツーリングでバイクに乗っているため、助けを呼びに行くことに。助けなんて得られなくても行動しようというマック。

残されたドクたちはラジエーターの故障に、貴重な飲み水を入れて応急処置。
それに気付いたのは10Kなのですが、どこまでハイスペックなのでしょうか。
車の故障すら直し、初めての運転にチャレンジします。って、運転できないのに車の故障治せるのか。

その頃、マックはアディに二人で行動しようと持ちかけますが、アディはその考えに反発。
(このふたりはガーネットのグループに入るまでは、二人で行動していた)
そして10Kの運転で動き出した車と、戻ってきたバイクはすれ違い状態になってしまいます。
(バイクは右に、後から動いた車は左に行ったため、バイクが戻ってきた時点では車はなかった)
そしてマックとアディは、ものすごい数のゾンビが襲来してくるのを目撃します。

射撃大会の看板を見つけて興味を引かれ、参加する面々。なんと大会の主催者とドクは実は知り合いであり、大歓迎されます。
しかし、大会にはガレン・クーパーという元軍人が参加しており、10Kですら勝てるか危うい状況です。

射撃大会の敷地内にあるバーで、酒に溺れるロベルタ。
一方、マーフィは車を持っている男性と外で喧嘩になってしまい、噛みついてしまいます。そもそも、マーフィが酔って倒れている彼から車を盗もうとしたのがいけないのですが……。
マーフィが噛んだことで、何が起こるのか??

参加者の女の子とばっちり目が合う10K。この子もアジア系です。カサンドラはベトナム系?っぽい俳優さんが演じているのですが、この子は中国系かな?

やはり、たったひとりでただ飲み続けるロベルタ。

ちなみに、10Kは女の子に話しかけるも、無視されます。意外とこの子のウィークポイントは「お父さんっぽいおじさん」と「女」なんだよな。無口だけど情にもろいタイプです。

そして射撃大会に参加する10Kと女の子、軍人たち。ちなみにサドンデス形式のゾンビ射撃大会であり、アイスクリームカー(日本で言うさおだけ屋みたいな感じの車)が車を出して音を出してゾンビをぞろぞろ連れてきます。そのゾンビの列のなかから、指定されたゾンビをみんなで撃ち、外したら負け。
後ろで見ているドク、カサンドラ。

マーフィは噛んだ男の車を探しています。しかし噛まれた男が生還、バーにいた仲間を引き連れてマーフィを探して殺そうと酒場を出ていきます。
「何か知っているか?」とロベルタに言う店主。
「そいつはゾンビじゃない」
お酒を飲み干すロベルタ。
ちなみに、コップがないので大きなビンでお酒を飲んでます。

その頃、サイモンは監視衛星でゾンビの群れを発見。
「ゾンビ津波、通称ゾ波だ~!」
ラジオで警告を始めます。ゾナミって語呂悪いですね。

男に見つかるマーフィ。殺されそうになります。ここでなぜか「おっと~、何か悪い予感がするぞ」とドクが射撃会場から立ち去ります。どうですか、このガバガバ設定。「悪い予感がする」ってひどくないですか。

男は「殺してやる、今ここで!」とマーフィに銃をつきつけますが、それをたまたま目撃したドクと取っ組み合いになり、銃弾はバラバラのところに飛んでいきます。男が撃った銃弾がトイレにいる男に当たり、軍人スナイパーに当たり、バーの店主にも当たります。
次々ゾンビ化する彼ら。ちなみにこのシリーズ、間髪入れずゾンビに変化するので、ホント「28日後」のゾンビみたい。
トイレおじいちゃんはズボンを下げたままなので、モタモタよちよち状態。軍人スナイパーは射撃大会の参加者たちに一斉に射殺されます。ロベルタは、ゾンビになった店主の手をナイフでカウンターに釘付けにして、そのまま牛刀で斬りかかります。

ドクは、マーフィを怒る。
「なんで噛んだんだ!」
「俺たちのほうが車が必要だ」
「歯はどうした? お前にはがっかりだ!」
また逃げるマーフィ。

マーフィは仲間に置き去りにされた男(噛みついた男)の死体を見つけます。しかし、頭を撃たれていないのに彼の死体はゾンビ化しません。瞳孔を覗きこんでも、その瞳には変化なし。人間のままです。彼は、マーフィに噛まれたから変異しないのか!?とりあえず歯を見つけて口の中に戻します。

ロベルタはゾンビになった店主に話しかけていますが、彼を通してガーネットに話しかけているも同然です。
「あなたもゾンビになった、あなたも嘘つきだわ」
ゾンビに独白するロベルタ。しかし、その後にゾンビをボコボコにするのですが……。
「生きる理由もなければ死んでも同然 あなたは私に生きる理由をくれた でも、それは素敵な嘘」
「でも私は自分で生きる理由を見つける」
ロベルタは立ち直ります!

会場の隅ではゾンビパニックが起き始めているものの、射撃大会はまだ続いています。
女の子と10Kのサドンデス。徐々に押し寄せてくるゾンビがのせいか、ゾンビをひきつけていた車のドライバーが喰われてしまいます。
「あの男に慈悲を!」
その声に反応してドライバーの頭を撃った10Kの優勝です。
「店仕舞いだ!」と、ドクの友人は銃をざらざらとトラックに乗せ逃げ去ります。
クラシカルな銃を撃ち、クルクル回してホルスターにさしこみながら、そのまま逃げる男たち。

残されたのは、弾切れ状態の女の子と10K。しかし、女の子・ブリタニーのパパがゾンビに襲われています!
それを助けようとしても(弾切れで)助けられないブリタニー。ちょっとだけ弾があった10Kが代わりにゾンビを撃ち、彼女のパパを助けます。
感謝するブリタニーに、優勝商品である銃をあげちゃう10Kくん。「君が持つべきだ」と主張する10Kですが、そのごほうびにほっぺにチューをされます。

立ち直ったロベルタは西部劇テイストでゾンビをなぎ倒していきます。元気になったロベルタ!

マックとアディはまだ畑のなかを走り続けています。「追いつけるかしら」とつぶやくアディ。しかし、そこには大量のゾンビ津波が迫ってきていたのです!

第八話のあらすじ

znepi1_08

ゾンビ津波/Zunami

3日間水分を取れず、脱水状態で思うように体も動かせない一行。そんな彼らをゾンビ津波が襲う。寒さに弱いゾンビたちが、その数を増やしながら南下しているのだった。一行は遺体安置所に逃げ込むものの、逃げ場を失って絶体絶命のピンチに。そして、最後の指令センターを守る市民Zの前に、予期せぬ訪問者が現れる。孤独な日々を送る市民Zにとって、それは心強い同志の誕生となるのか。
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

第八話のネタバレ

最近、基地にハッキングしている何か。それにイライラしているサイモンは、天井で鳴りだした何かの警告ランプをはたきおとして静かにさせます。
落ち着かないサイモンですが、その時、何かがノーザン・ライト基地の上に落ちてきたことに気が付きます。
ハスキー犬は、グーグー寝ていて、役に立ちません。それはどうやら、宇宙ステーションから帰還した船のようですが……??

その頃、ネブラスカのどこかにいるロベルタたち。水がない、食料もない。3日間も飲まず食わずなのでヘトヘトです。
マーフィだけが元気です。
そこにゾンビが押し寄せてきていることが発覚。うんざりしながらも、逃げるしかありません。

基地では、宇宙飛行士が落ちてきたことが発覚。彼はどうやらロシア人のようです。

建物の中にこもる一同。ぜーんぜん説明なしに、急に合流している若者・オーティスもいます。
彼はゾンビ津波に詳しく、難民キャンプの人たちがゾンビ化して南へ向かっているらしいということを説明してくれます。彼の住んでいたところではゾンビのバイソンもいたらしいですが、ゾンビ津波のほうがぜーんぜん怖いらしい。そういえば、この世界観では動物もゾンビになるのですが、そのせいか野良犬も野良猫も鳥も出てこないのよね。
しかし、ドアを割って侵入してくるゾンビたちに追い詰められ、彼らは建物の奥へ奥へと行くしかありません。

その頃、宇宙飛行士・ユーリと交流するサイモン。久しぶりに生きた人間に会えた彼は非常に楽しそうです。

しかし、ネブラスカでは追い詰められているロベルタたちがいます。閉じこもったのはなんと死体安置室!しかも、部屋の外にはゾンビがたくさん。絶体絶命。
ゾンビを倒したものの、カサンドラは今度は10Kに「髪の毛に耳がついてる……」と指摘されちゃいます。以前は「髪の毛に指がついてるよ」と言われましたが、このラブコメ模様は何なのでしょうか。
この状況をどう乗り切るか?
考えた結果、死体を入れるスペース(引き出しのようになっているスペース)に彼らが入って隠れることにします。

基地では、ユーリがサイモンにいろいろ聞きまくっています。
ゴルフをしたり、基地内をスピーディに運転できる車で遊んだり、ギャンブルしたり、ゾンビゲームをしたり。でも質問攻めもあり。
その最中に意味ありげに燃料タンクを見ているユーリ。果たして、その意味とは?

ゲーム中に
「サドンデスで勝負だ」
「サドンデスって恐ろしい響きだな、突然死って意味だろ!」
と言い放つユーリですが、その何かがサイモンの心に引っ掛かります……。

ゾンビの群れが大侵入する直前。仲間たちを引き出しの中に押し込めますが、ロベルタだけスペースがありません。しようがないので、遺体を入れるビニール袋(寝袋のような形状のもの)に入って、手術台の上に寝そべるロベルタ。
ゾンビが扉を割って入ってきた瞬間、マーフィは部屋から出て行ってしまいます。彼はどこに行くのでしょうか?

ゾンビゲームをやりながら、口汚く叫んでいるユーリ。サイモンのことは放置で、ダラダラ遊び狂っています。「ゾンビを完全に殺せる秘策はある?」と何度も聞くユーリにウンザリしてきたサイモン。彼はトイレでこっそりユーリのことを調べますが、彼が滞在していた宇宙船のクルーは全員死んでいることがわかります。
果たして、ユーリの正体とは?

そして、サイモンはユーリを問いただします。彼は業務上、普段は本名を名乗らず「市民Z」と自分のことを名乗っているのですが、ユーリはなぜか最初から「サイモン」と呼んでいた。
「なぜ、僕の本名を知っているんだ?」
「親友じゃないか」
嘘をついているユーリ。サイモンは彼を拘束しますが、全然話が噛みあいません。

同じ頃にゾンビのなかを進むマーフィ。ある建物を見つけて、中に入ります。

袋のなかで片目を出してゾンビを見ながら、必死に食べもののことを考えているロベルタ。
クヨクヨしているカサンドラ。
寝ている10K。
なぜかバンドの歴史について考えているドク。
ひたすら混乱して、パニック状態になっているオーティス。「外に出て奴らを殺そう、協力すればいい」と言って大暴れするオーティスはゾンビに襲われてしまい、そのまま死んじゃいます。

基地ではサイモンとユーリは揉みあっています。
「異常はなかったのか?犬は何で寝ている?お前はこの程度に終わるやつか?サイモン、生きろ!戦え!生きるために戦え!」
怒鳴られるサイモン。なぜ、ユーリはこんなことを話しているのか?

マーフィは生存者の家族と出会いますが、母親と子供たちの食糧も水も全部奪い、立ち去ります。反撃しようとする母親ですが、ゾンビにも見えるマーフィの様子に怯えてしまい、報復できません。
「赤い上着の男を見かけたら、私たちは生きているって伝えて!」
と言われたマーフィ。入口のところにいた赤い上着のゾンビを、ご丁寧に建物の中に押し込みます。

ユーリに首を絞められていたサイモン。
なぜ苦しいんだ?
なぜ息ができないんだ?
息ができないのは酸素がないから……
酸素供給の機械を壊してしまったから……
冒頭で彼が「うるさい!」と叩き壊した警告アラームは、空調の不調を知らせていたこと。
ひとりで遊んでいたゴルフで飛ばしたボールが、大事な機械を直撃していたこと。それに気が付くのです。
サイモンは犬を引っ張って基地の入り口まで歩き続け、扉を開けます。新鮮な酸素が入ってきて、サイモンはもちろん、犬も助かります。
もちろん、ユーリの姿はここにはいません。

サイモンは仲間たちが隠れている建物に戻るか逃げるか迷って、また戻っていきます。
他のゾンビは消えているのに、デブのゾンビだけが出ていきません。ロベルタに気が付いたようなしぐさをしていますが、マーフィはこのゾンビを追い払います。そのまま出ていくデブゾンビ。
マーフィは奪ってきた水や食料を仲間に与えます。

サイモンは「お前とまた2人きりだ」と犬を撫でています。とても悲しそうなサイモン。

ロベルタ、ドク、カサンドラ、10Kは楽しそうに食事を始めます。マーフィが他の人間を犠牲にして奪ってきた食べ物だとも知らずに、お菓子をパクパク。
ロベルタは「マーフィに乾杯。彼はもうお荷物じゃない」と宣言します。
慌てて立ち上がり、「もう出発しよう」というマーフィ。しかし、誰にも見えないところに立っているマーフィの目は黄色く濁り、淀んでいます。
まるでゾンビのように変化している彼の眼。もう、彼には時間がないのか?それとも……。

7話は西部劇風だし、あまり緊急性がない楽しげなエピソード。それに引き換え、8話は非常にヘビーです。
死の間際に幻覚を見ていたサイモンですが、ユーリというキャラクターが不気味すぎ。
そして、マーフィが仲間のために行動した初めてのシーンですが、この行動がねぇ……。

次巻では、まるまるアディとマイクの話。こっちはSFっぽいエピになります。そして、その次のエピでは10Kとマーフィを中心にしたエピ。放射能ゾンビが登場しますぞ!
毎回意識してテイストを変えているのでしょうが、(7話は西部劇ゾンビもの、8話は「月に囚われた男」のようなSF狂気ものみたいな感じ)、9話もかなり特徴のあるSF系、10話は唐突に「親子愛」のエピです。11話以降になると、シーズン2の布石が詰め込まれるので、だらだらしたロードムービー調なのは次巻で終わりかも?