ご近所トラブルみたいな嫌がらせが続く、ある意味ハロウィンの恐怖『ハロウィン・レポート』

ハロウィン・レポート

2014年のアメリカ映画『ハロウィン・レポート』を見ました。リポートなのかレポートなのか、わかりにくっ!原題、全然違うし。「THE HOUSES OCTOBER BUILT」だから、「10月生まれのお化け屋敷たち」みたいな感じ??

“究極の恐怖”とDVDパッケージに書いてありますが、どこの世界の究極なのか…??

映像制作関連というよりユーチューバーっぽい5人グループが、ハロウィンシーズンのお化け屋敷を巡ってドキュメンタリーを撮影しようとするも、無断撮影や悪ふざけでキ〇ガイを刺激してしまい、嬲り殺されるという感じの話。

ちなみに、お化け屋敷は本物を取材しているのかな。けっこう楽しそうでしたね。ゾンビになりきっているキャストをモデルガンで撃つという過激な催し物があったり、ゾンビの仮面をつけたストリップなんかもありました。さすが自由の国…

あるお化け屋敷で「俺がハロウィンの王だ!」と叫んで怒られた主人公たち、帰りに駐車場でぎろぎろとピエロに睨まれます。ま、怖いけどさ。睨まれるだけだよ。

さて、ここからは怖いシーンセレクションだ!!!

  • たき火中にお化け屋敷のキャストがヌッと後ろに現れる
  • ピエロの娘?らしき女性がキャンピングカーに乗ってきて叫び出す(別の意味で怖い)
  • 立ちション中に血まみれウサギの格好をしたおじさんが襲ってくる
  • 虹色のアフロをかぶったピエロに「撮影するな」と怒られる(宴会芸に見える)
  • 夜、勝手にカメラで寝顔を撮影される(これたびたび他の映画でも見ることがある展開ですけど、怖いっちゃあ怖いけど、シュールだよな)
  • 何かの心臓(ちゃんと皿に乗ってる)が冷蔵庫の中に置いてある
  • 女子トイレに入ってきて追いかけられる
  • 車を蹴られる
  • カボチャが車の外に置いてあって「これを彫れ!」とメッセージ(意味不明)
  • おばけのマスクがダッシュボードに並べてある

最終的には車を襲撃されて誘拐され、お化け屋敷に連れ込まれ、虐殺?される(肝心のシーンは見えないようになっている)。唯一の女性キャラ・ブランディは棺桶に入れられ、生き埋めになります。

アメリカのお化け屋敷って陽キャのためのものでもあるのかしら?ってくらい、ズンドコズンドコ音楽が流れまくっていた。レイブみたいな感じ。

ゾンビのマスクかぶってストリップしている女性は偽ちち(いや、本物ちちの人もいたけど、めちゃ硬そうなおちちのひとがいました)だったなぁ。

など、いじるところは多いのですが…

結局のところ、お化け屋敷運営のルーズさ(身分証明しなくても働ける)、客側の身勝手さ(殺人以外はなんでもやれ!的な過度の要求)もチクリと指摘していましたね。本当の話かはわかりませんけど。