「Zネーション」シーズン2・第8話のネタバレ

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非常に変わったエピソードである8話。
・マーフィを狙うゾンビマニア(コレクター)が登場
・ゾンビ映画の歴史を辿るメタ的な展開も
・マーフィが初めて○○しちゃう回

第8話のあらすじ

「ゾンビマニアの興奮/THE COLLECTOR 」
新鮮な脳みその誘惑に負け、罠にはまったマーフィは、熱狂的なゾンビマニアの“コレクター”に捕まってしまう。話題の“マーフィ”を捕まえたと興奮するコレクターは、自分のゾンビミュージアムのコレクションに、何としてでも彼を加えようとする。チームは必死でマーフィの行方を捜す。マーフィは、死にたくなければコレクターとの知恵比べに勝たなければならない。逃げるなど、もってのほかだ。
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

ネタバレ

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とにかく物資が足らない。食べ物も水も、弾もない。
ドクはひとりで後部座席におさまって寝ているマーフィに話しかける。マーフィは驚く!ドクの脳が透けて見えるからだ。ドクの脳を見て、舌なめずりをするマーフィ。もちろん、それは夢だった。ドクは起こしたマーフィと共に食料を探しに行く。

木の皮を食べて吐き出しているドク。マーフィはフラフラとどこかに歩いていく。彼は森で浮いている脳みそと遭遇する!彼はそれに手を伸ばすが、途端に穴に落ちる!それは浮いていたのではなく、吊るされた脳みそであり、彼が落ちたのはゾンビ用の罠だった。

マーフィが行方不明なことに気が付くロベルタたち。彼を探し始める。

マーフィが目を覚ますと、穴の中には脳を食べているゾンビと、食べられた死体が見える。ゾンビは脳を差し出し、マーフィはそれを小指で撫でて、表面を覆う液体を口に入れる。すさまじい衝撃(食べたいという欲望)が彼を襲う!
マーフィは立ち上がり、助けを求める。だが、その声は誰にも届かない。

ドクたちは森の中を捜索している。

マーフィはゾンビ相手に遊んでいる。だが、その部屋の扉が開き、男が入ってくる。無理やりに連れ出されそうになるマーフィだが、ゾンビが彼を守ろうとする。だが、ゾンビはすぐに殺される。そして首を切り落とされる。

全然マーフィが見つからず、イライラするヴァスケス。

マーフィはその頃、手術台の上に乗せられている。そこに、長髪でメガネをかけた男が現れ、先ほどマーフィを守ろうとしたゾンビを開頭する。
この男は医者ではなく、コレクターらしい。彼は冷静にマーフィを分析している。だが、話をすることができ、意思疎通ができるマーフィに男は夢中になる。この男は市民Zによるマーフィに関する放送も聞いていて、彼がそれだと確信する。そして、噛まれた傷口を見て興奮する。

マーフィを着替えさせ、話をする男。男はマーフィに首輪をつけ、電気ショックでお仕置きもできるようにしている。彼はCDC(疾病対策センター)に警告をしてきたそうだが、全然相手にされていなかった。CDCの悪口を言う彼に、話を合わせて同調するマーフィ。しかし、うっかりで電流を流されてしまう。
(このへんのやりとりはコント)

男は家(施設?)の中にゾンビ博物館を作っている。将来的にはレストランや土産屋を運営する予定だ。ファンのコミコンにも本物の武器を持って参加していた(そのせいで締めだされたようだが)。
「ホワイトゾンビ」や「ブードゥリアン」、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」、「ドーン・オブ・ザ・デッド」について語り合う2人。「ドーン……」について批判するマーフィに電流を流す男(「ゾンビは消費者の象徴だっていうんだろ?(お決まりの意見だね)」というマーフィの発言にイラッとしたから)。

まだマーフィを捜す仲間たち。「重要人物なのに、やたらと見失ってる」とぼやくヴァスケス。

「終末世界がこんなに汚れるもんだって描いた映画はなかった」というマーフィに、シャワーを勧める男。ここには電気も水もあるようだ。キレイなタオルとバスローブもある。シャワーから出たら、そこには新しい服もある。
そこで、ゾンビに襲われている長髪男と遭遇するマーフィ。その隙に逃げようとするが、もちろん捕獲される。男は激昂している。

マーフィが目を覚ますと、映像収録が始まる。国立ゾンビ学研究所のディーン・マデリンと勝手に名乗る男は、マーフィへのインタビューを始める。同時にDNA採取と血液採取、骨髄の採取を行う。

ドクはゾンビに襲われるが、無事に逃げる。手分けして捜し続ける仲間たち。

マーフィは無理やり過去を語らされ、ゾンビの脳みそを食べさせられる。食べなければ、電流ショックが待っている。彼は一口食べたらもう止まらない。脳みそにむしゃぶりつく!

ドクは捜索中、建物の扉を開ける前に3秒数えるようにアディに言う。が、彼女はルールを無視する。ゾンビに引きずり倒されるドク。プンプン怒る。

マーフィはディーンに嘘をつきながら、インタビューに答える。
・ゾンビを操れる?→できない(ホントはできる)
・人間を噛んだら?→死ぬだけ(その人も半ゾンビになる)
ゾンビに親しみを感じるか?という質問に、父親みたいな気持ちを抱いているというマーフィ。子どもがいるかどうかという質問には、正直に答える。ルーシーのことを思い出して、マーフィは少しセンチな気持ちになる。
と、そこにゾンビが現れる。ゾンビを操って拘束を解こうとする彼だが、それを隠れていたディーンが見ている。マーフィがゾンビを操れると、確信していたのか。

ロベルタたちはまだまだ手分けしてマーフィを捜す。手分けするのを嫌がるドク(ゾンビ映画だと、分かれて行動すると死ぬフラグだから?)。

ディーンはマーフィを展示室に案内する。そこには放射能のゾンビ(前シーズンで登場)、植物ゾンビ、賢い「ブラスター」(核爆発=ブラストからきている)まで展示されている。
さらにセレブゾンビとして、ジョージ・R・R・マーティン(「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作者。本人?)もいる。彼は本を出すと反射的にサインをするゾンビになってしまっている。
「一冊いいか?」と聞いたマーフィは、その本でディーンを殴って逃げる。
彼は、自分の名前が書かれた展示スペースを見つける。ここにいるわけにはいかない!
マーフィは逃げて、逃げて、逃げ続ける。

ドアのところまで来たマーフィだが、電流を流されてしまい、逃げられなくなる。そのまま倒れるマーフィ。「気難しい奴」とディーンは呟く。

10Kは、どこかを目指すようにフラフラ歩いていくゾンビを見つけて、後を追う。

ディーンは言うことを聞かないマーフィの血を抜いて、冷凍しようとしている。彼をとことん利用しようとしているディーン。そこに、先ほどのゾンビが導かれてやってきて、ドアを叩く。ディーンはその遠隔操作に感動する。
そこに10Kが現れるが、ディーンはマーフィに電気を流し続けて、何も喋れないようにする。10Kを追い払うディーン。しかし、しつこく10Kは戻ってくる。それでもディーンは話を聞かない。

一度は離れるフリをした10Kだが、こっそり建物の中に侵入する。展示スペースに入りこむ10K。縛られて、血を抜かれているマーフィを見つけるが、彼も襲われてしまう。

ディーンはマーフィに10Kを噛ませて、マーフィの仲間の「ゾンビボーイ」として展示させようとしている。ディーンはどうしても、マーフィが人を噛んだらどうなるのか見たいのだ。
10Kはまだカサンドラの一件を怒っている。

マーフィは10Kの胸を噛むように命令される。マーフィが噛みつこうとした瞬間、展示ゾンビたちがディーンを襲う!
ゾンビに襲われたディーンは、マーフィに自分を噛むように懇願する。しかし、マーフィは「俺の世界に慈悲はない」といい、ディーンを放置する。

だが、マーフィは次の瞬間、気を失ってしまう。彼が気絶したら、ゾンビたちも振り返って10Kを狙い始める。しかしながら、そこで仲間たちが合流して、少しだけ残っていた弾で放射能ゾンビ、植物ゾンビ、ブラスターを射殺する。

マーフィを確保した彼ら。マーフィはうつろな記憶のなかで、「ほーら、まだ生きてる」というロベルタの姿を見る。

マーフィの首輪を外したがらないヴァスケス。ドクと10Kはディーンに抜かれたマーフィの血液を取り戻し、輸血でまた彼の体内に戻していく。
マーフィはこっそりとロベルタの手を握る。
「ウォレン、約束してくれ。移送した後も、俺を独りにしないと」
「約束する」
彼らは出発する。

感想

・ワガママばかりのマーフィの孤独が見えるエピソード。ロベルタとの奇妙な友情?愛情?にも注目です
・ディーンは面白いキャラだったので、死んだのが残念。ストーカーとして再登場してほしかった。まあ、クリアンがいるから仕方ないのか?
・アメリカのゾンビ映画のアレコレをちょこっと知ることができる、ユニークな回。明らかにマニア向けです。
・マーフィ、初めて脳みそを食べる。うーん、フェイク脳みその原材料は何なのでしょうか?ゼリー?それにしても、映画で脳みそいっぱい見てるけど、やっぱり陰鬱な気持ちになるのはなぜだ。見ちゃいけないもの!って感じがして、背筋がゾワッとしました。