「Zネーション」シーズン2・第9話のネタバレ

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さて、折り返し地点も過ぎて後半の9話。 このエピソードに関しては、製作者か脚本家、演出家の誰か、もしくは全員がお薬をキメながら考えたんじゃないのかなと言いたいくらい奇妙。 おそらく、ロズウェルが未確認飛行物体の“聖地”みたいな感じだからこういうエピソードなのでしょう。
・とにかく宇宙人とUFOまみれのエピ。
・奇妙な話ですが、なんとなく人を引きつけるものがある気もする。
・ただ、見続けるのがけっこうキツイ。ゾンビ関係ない回り道が多すぎて。

第9話「ロズウェルの空/ROZWELL 」のネタバレ

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※このエピソードも2016年5月時点でワーナーのHPにあらすじの掲載なし。理由はワカラン。

※オープニング映像が通常と全く異なります。

女がゾンビに追われている。その追いかけているゾンビを、スポットライトのような光が吸い上げようとして、最終的にバラバラにする。しかし次の瞬間、その女性に光が当たる。画面は真っ白になる。

ロベルタたちの車はゼロのテリトリーを走っている。バラバラになっているゾンビを見つけた彼らだが、10Kがとどめを刺す。後ろからは、執拗に追いかけてくる何かがいる。 ふと車が止まって、音楽のテープも突如不思議な言語を流し続けるようになる。その瞬間、光る何かが彼らの背後から迫り、すり抜けて遥か前方にいたゾンビを吸い上げ、バラバラにしてしまう。あれがUFOなのかそうではないかを議論するロベルタたち。

彼らの車はロズウェルに入っていく。 翌朝、彼らは道の脇に落ちている墜落物を見つける。明らかに飛行機やヘリではなおそれに、興奮する彼ら。これもUFOの仕業なのか? ロズウェルで物資を調達しようとする彼らだが、すぐにゾンビに遭遇する。だが、冷静に対処する。

UFOを屋根に乗せたダイナーを見つけて、中に入るロベルタたち。ここは宇宙人の信者たちのアジトになっているようだ。ロイという男が彼らを出迎える。彼はビジター(宇宙人)が自分たちを救いに来ると主張して、宇宙探検者の仲間(同志の人間たち)を紹介すると張り切る。

そこに、宇宙人からの言葉を唯一受信できるという女性・バーナテッドが現れる。彼女は予言通りに彼らがここに来たのだと述べ、マーフィが特別な人物だと言って抱きつく。 アディやヴァスケスは「救世主ってだけじゃ物足りないのか」とマーフィをいじる。

そこに今度はダンという男が現れるが、彼は宇宙人を信じていないようだ。真実を知りたいか?というダン。身を乗り出す彼ら。 だが彼は「彼ら(宇宙人)はもうここにいる!」と言い出す。ダンはみんなが彼を信じていないことを察して、「だが、今は変な奴ほど生き残る」と言う。そしてダンは、バーナテッドの言うことを信じるな、と助言して去る。

捨てられた空軍基地で物資を確保したいロベルタ。マーフィは反対するが、他の全員は乗り気だ。 そこに急にバーナテッドが話に割り込んできて(突然テーブルに座っている)、空軍基地まで案内するという。

出発した彼ら。道で歩いているゾンビのなかには、腹を△にくりぬかれている者もいる。バーナテッドは「宇宙人が私のためにやったのよ」と言い張る。 基地の中に入るグループ。ロベルタとアディは無線のある部屋のほうへ、他のメンバーは別の部屋に向かう。気配を消してにじり寄るバーナテッドに、ロベルタも驚かされる。 だが、ゾンビと戦闘するなかでも「ビジターが私を守って下さる!」というバーナテッドは少々邪魔だ。

飛行機を格納する倉庫の前には「WELCOME E.T」と工具で作られたメッセージが残っている。これもバーナテッドの仕業らしい。 10Kは基地にある最高機密エリアについて尋ねる。彼女は「使いの者しか入れてはいけないの」と言う。 彼女はどうしてビジターに傾倒するようになったのかを語り始める。彼女はゾンビに襲われていたのを、UFOに助けられたのだ(実は冒頭で襲われていた女性は、バーナテッドであった)。ビジターに助けられたことで、彼女はそのメッセージを解するようになったし、意志も理解できるようになったという。

彼らを機密エリアに案内するというバーナテッ。彼女に案内された部屋は、どこかおかしい。ガムとタバコの自販機に夢中になるドクだが、アディは部屋に磁力があるように感じている(部屋に置いてあるものが、テーブルにひっついている)。さまざまなものが固定されている、よくわからない部屋。次に、部屋がグラグラと揺れ出す。エレベーターだ!自販機はエレベーターのボタンだったのだ。

エレベーターが止まり、彼らは外に飛び出る。その中にはもう戻れない。進み続けるしかないのだ。 彼らが進もうとしている先には、エイリアンのようなものが見える。プラグにつながれていたそれは、まるでゾンビのようだ。それは銃で撃たれ、死んだ瞬間に爆発する!

指令室のような場所でタッチパネル型の最新システムを見つけるアディだが、それを使って市民Zと連絡をとるようにロベルタは指示する。だが、その機械からは全てが丸見えだ。誰かが接続していれば、中身を見られてしまうだろう。

ロベルタたちは探索を始める。 突然バーナテッドは一つの部屋の中に入りこみ、死んでいる人間たちを見せる。彼らは宇宙人にやられてしまったのか。落ちている銃は充電切れか、弾切れになっている。 ケージに閉じ込められていた何かが逃げ出した後もある。

アディたちは次々資料を検索している。 バーナテッドの画像、なぜかドクの動画、そしてマーフィの画像(大量)。何かがマーフィを見張っていたようだ。 そして「ZONA」という資料が出てくる。 「彼らの故郷じゃない?」 「それか、人間を焼いて作るパイの名前かも」

ロベルタとヴァスケス、10Kとバーナテッドは探索を続けている。 突然挟み撃ちに遭う彼ら。1人の宇宙人は10Kが倒すが、もう1人がバーナテッドを拉致する。 10Kは対宇宙人らしき新武器(レーザー銃?)を手に入れる。バーナテッドの悲鳴を追いかけるロベルタたち。彼らは最初の場所(「WELCOME E.T」の目印がある格納庫前)に戻ってくる。

バーナテッドは宇宙船の光に包まれている。そして、今度はマーフィだ。マーフィとバーナテッドはキラキラ輝く光に包まれている。 10Kは武器で攻撃するが歯が立たない。だが、ロベルタは10Kが落とした武器で宇宙船を攻撃して、撃墜する。

宇宙船の落ちた場所に向かう面々。 宇宙人を助けるつもりでマスクを外そうとするロベルタとバーナテッドだが、そこからはなんと、ダンが出てくる。彼は宇宙人なんて本当にはいないこと(まあ、彼の知る範囲では、と言う話ですが)、自分はここの技術を学んで持ち帰ることを目的として滞在していたパイロットだったことを語る。それも、「ZONA」のために。 今まで出てきたエイリアン型ゾンビは、元パイロットたちだったのだ。 ダンはバーナテッドが好きだった。だから、ZONAに一緒に連れていきたかったのだ。マーフィの撮影はドローンで行っていたそうだが、細かいことはダンも知らない。 ダンは死に、バーナテッドは慈悲を与える。

バーナテッドを出迎えるロイたち。彼女はロイたちのために嘘をつく。 「彼らはもう少し待てと言った、人間にはまだ早いと」

ロベルタたちはまた進み続ける。

感想

・「奇妙な形に切り裂かれたゾンビ」はダンの仕業だった。また、ダンはバーナテッドを愛していたから、そしてマーフィを捜していたから宇宙船に乗せようとした。 というのはわかるのですが、この世紀末に燃料は?1人で宇宙船って操縦できるの?メンテは?どういうシステム?何この話?とモヤモヤします。 ・バーナテッドのキャラは非常に面白い。「美味しんぼ」に出てきた超能力者を思い出した。 ・この回はゾンビがほとんど登場しません。また、冒頭のユニークな演出には目を奪われるのは事実。だが、この話必要?と思うでしょう。実はこのエピソード、伏線があるんです!