少女に「俺と結婚しろ!じゃないとコ〇ス!」という発言だけが怖すぎる『アローン』

2017年のフランス映画『アローン』を見ました。

ふと気が付いたらフランスの街に残っているのは自分と4人の少年少女たち。大人たちはどこに消えたのか?街を取り巻く霧はなんなのか?

彼らは突然現れた謎の人物と戦いながらも生存するための道を探し続ける…!

という感じの話。

主人公は16歳のレイラ。病気の兄を抱え、孤独とストレスで押しつぶされそうになっていたところ、このトラブルに巻き込まれます。

警察署で発見されたぶっきらぼうのドジ(フランスだとドジくんっているのか…)、御曹司のイヴァン、かわいいメガネっ子のカミーユ、天真爛漫な弟タイプ・テリーが仲間なのですが…

前半は「大人のいない街で豪遊する子供たち」をひたすら見せられます。あるあるですね。高級車や高級ホテル、飲酒などを満喫する彼らですが、謎の人物の襲撃が彼らを脅かします。

カミーユが誘拐され、ドジは殺害されるという衝撃展開。レイラはドジに惹かれていたのでショックを受けるのですが、犯人の確保に成功(ちなみにレイラはレーサーを目指していたような設定があり、車の運転できて腕っぷしも強い女子です。『スクリーム』並み)。

でも犯人として確保された彼は障害があり、犯行に及ぶのは無理。真犯人に迫るものの、そのサウルも少年だった(誘拐失踪事件の被害者だったけな)。カミーユにコスプレさせて「俺と結婚しろよ」というトンデモネーことを迫っているこの少年を殺したものの、ようやく真相に気付くレイラ。

そう、ここは死後の世界。彼らは遊園地の火災事故に巻き込まれてここに来ていたのだ!ということは、ドジも死んでいないはず(生きてないからね)。

埋葬していたドジと合流して霧の中から脱出し、子供たちの楽園に到着するレイラだが、その子供たちのリーダーとして祭り上げられていたのはサウルだった…!

えっ?何、戦うフラグ?

よくわからないところでブツリと終わりました。

もうさぁ、「俺と結婚しろよ!じゃないとコ〇ス!」と言っていたサウルくんがヤバすぎて何も感想が出てこないです。ハイ。