「ウォーキング・デッド」シーズン11・第15話『トラスト』の感想・解説(ネタバレあり)

話がややこしくなってまいりました!

まず、ランスたちの話。事情聴取されるアーロンとゲイブリエルですが、彼らが嘘をついているのは見抜かれているのか?兵士としてついてきたダリルとともに、ヒルトップに向かうことになります。しかし、些細なパワハラ(アーロンとゲイブリエルに、銃なしでウォーカーの群れを倒させる)もあったりして前途多難…?

で、あのシーン。ヒルトップにて、塀越しにダリルとマギーが話し合うシーンです。アレクサンドリアかと思ったらヒルトップの話なんですね。武器泥棒かつ兵士殺しの集団を追いかけてきたランスたちを最初は拒否するマギーですが、ダリルの説得に応じて扉を解放します。

車を発見するランス。仲間が殺された場所の近くにもタイヤ痕があったなぁ、これでエンジンがかかったらどうするんだい?チラッチラッとしながら、案の定エンジンはかからないオチ。ダサイ。そりゃそうだ、目立つところに疑われそうな車は置かないと思います!

今度はマギーの息子を脅すランス。それをイライジャに見つかり、ナイフで壁ドンされるもなんとか助かった彼ですが、今度は… なんとリアを見つけ出して手を組もうとします!

一方、マーサーはプリンセスと恋人同士になっていましたが、前話で兵士たちを射殺したことでナーバスになっており、彼女の好意を無碍にしてしまいます。

ロジータはエイプリルの件を告発するために、ユージーンを通じてケリーとコニーを呼び出します。ふと気付いたケリーとコニーが以前入手したリストを見ると、そこにはエイプリルの名前も…?しかし、屋敷に行かされた一般人よりも多い人数のリストなので、何やら秘密がありそう。

ユージーンはマックスに頼み、必要な書類を盗み出してもらうことに。しかし、困惑するマックス。

マックスはマーサーに話を聞きに行きますが、「セバスチャンを責めても何も変わらない。騒いだら人が死ぬだけ」という兄に、民衆に愛されているのはパメラではなくマーサーだと思い出させる妹(このふたりの関係性、いいですね)。

マーサーはプリンセスのもとに向かい、自分が兵士を殺したこと、自分の求められている役割と自分のやりたいことが剥離しつつあることを告げ、彼女に本心を打ち明けて謝ります。

そして、元気になったエゼキエルはキャロルに見せたいものがあるようですが…??

そのエゼキエルは、ユミコの兄のトミに話があるよう。エゼキエルは仲間のために、トミに協力を持ちかけるのですが… トミはどうやら病院で働くのがプレッシャーなのか、酒を飲みながら仕事をしています。

最初はプリプリしていたトミですが、エゼキエルと意気投合。兵士に不審な動きを咎められるも、キャロルに助けられます。そのキャロルとトミを連れてエゼキエルが向かったのは、青空病院(おそらく、順番待ちで後回しになり、ちゃんとした医療を受けられない人たちに手術などをしている無許可の病院?? 廃墟のすみっこで経営している感じで、実際に屋根なし)。

その雰囲気に呑まれ、いつしか自分も手術に加わるトミであります。

ユミコとマグナが出番なくなったけど、トミのほうがよく出ているね。

いい話も多い。マーサーのデレぶりとか、トミとエゼキエルの友情の芽生えとか。

でもランスのシーンはムチャクチャですね。武器を盗んだのがリアだと知ってるの?それなのに手を組むの?リアとダリルの関係性は知っているの?(あの場にいて生き残ってるのイライジャとニーガンとマギーだけだから知らないよな)

そしてリアってそんな簡単に見つかるところにいたのかというのにも驚き。潜んでないの?

でも利用しようとして抱き込んだリアのせいで、コモンウェルスが滅びそうな気もするが…