「ウォーキング・デッド」シーズン11・第13話『司令官』の感想・解説(ネタバレあり)

また新キャラと新グループが出てきたので、覚えるのが大変であります。今回はマギーとアーロン、ゲイブリエルの話。

リディアがコモンウェルスに行こうと考えているなか、彼女が(女性として)気になるイライジャ(イライジャってもっと年上かと思っていたけど若者だったのか…)。しかし、血まみれの馬に乗った男が現れて助けを求める。

マギーとリディアとイライジャは助けを求めているという人物のもとに向かうが、コモンウェルスの兵士がウォーカーと化していたうえ、登場したのはアーロンだった…!?

ここでコモンウェルスの話に飛ぶ。

新しいグループに仲間になるように交渉する仕事についたアーロンと、新しいグループが宗教的だということから協力を求められたゲイブリエル。彼らはそのグループのいる場所まで来ていたのだが、彼らは想像より人数が多いうえに排他的で非協力的だった。(アーロンって元NGOだったんだな)

アーロンのボスのカーソンは軽薄で、新人のジェシーはいかにも頼りない。この4人に不安を感じるアーロンとゲイブリエル。

新グループと接触してリーダーと会う4人だったが、彼は強奪しようとしてきた人間たちの頭蓋骨をコレクションするような粗野な男だった。アーロンとゲイブリエルは説得を試みるが、カーソンは突然暴力的になり、リーダーの男を殺してしまう。

そもそも、カーソンはランスと相談し、自分たちの武器を強奪したこの新グループに制裁を加えようとしていたのだ。しかし、新グループは武器の強奪をしていないと主張する(実際、これは正しい)。

ジェシーはすきをついて逃亡し(冒頭の助けを求めに来た青年がジェシー)、アーロンもカーソンの銃が弾切れだったためなんとか逃げ出す。

兵士に拘束されたゲイブリエルも逃げ出すが、それをたすけたのが… なんとニーガン!彼はこのコミュニティに属しており、新キャラの黒人女性とともに仲間を助けようと策を練る。カーソンは武器を見つけるまで、捕虜をひとりずつ殺し続けるようだ。屋上から生きた人間を蹴り落とすという恐ろしい拷問で。

ゲイブリエルはニーガンたちと行動を共にし、アーロンはマギーたちを連れてカーソンのいる建物まで戻ってくるのだが…!?

という、気になるところで終わり。ゲイブリエル、引きで見るとすごく痩せた気がする。なんでだろう。

ということで振り返ってみると、パメラの知らないところでランスはカーソンに命じて強奪や暗殺を繰り返していたのだとわかる。もし、アレクサンドリアが反抗していたら…!? 彼らも殺されていたのかも!

理想のコミュニティが持つ裏の顔をアーロンやゲイブリエルが知ってしまったということは、当然コモンウェルスに疑問を持つはず。ということは、マギー、リディア、イライジャ、ニーガン、ゲイブリエル、アーロンは反コモンウェルスになるのか。マグナやケリー、コニーもかな。

そして、兵士としてロジータはゲイブリエルと対立せざるを得ない立場になり、ダリルは盟友のマギーと… って感じでしょうか。ただ、ロジータとマギーがおとなしく従うかなぁ??

ユージーンはどちらにつくのかな。好きな人の兄がマーサーだからコモンウェルス側に残る?キャロルはアレクサンドリア側だろうけど、病み上がりのエゼキエルを人質にとられそうな気もする。

おそらくですけど、マーサーが目覚めて裏切ってくれそうな感じはありますね。

そして、久しぶりのザ・悪役のカーソンとランス(ダリルの元カノのグループも相当狂っていたが)。う~んいかにもむごい結末を迎えそうなキャラクターだ。ニーガンの部下のヒゲ男以来のワル。囁く者たちのアルファとベータは狂気と残虐性と同じくらい、彼らのなかの正義と哀しみもあったんだよなあ。ベータなんて、嫌いじゃないですよ。いいキャラクターでしたよね。