どうも話がつながらないなと思い、金曜ロードショーで放送された特別編も見ることにした。なるほど、須賀健太くん演じるシンジはここで登場していたのですね。ということは、特別編を見ていない私は既にネタバレを軽くくらっているのだろうか…？？？
見てみたところ（Huluに配信あります）、総集編とオリジナル展開をミックスしたような感じ。私がチラ見した時には総集編の部分だったので「なんだよー」といってテレビ消したんですけど。
病院&研究所が舞台。研究所っていうとアンブレラっぽいね。
東京に来た響と結月。冒頭では花嫁ゾンビとか炎上ゾンビ（まぁ、スタントマンだということは目を凝らさなくともわかる）が出てきたり、爆走する車にゾンビが大量にしがみついてきたりとテンションが上がるシーンは多め。そして、響は治療薬を求め、ある研究所に向かうことにします。
オリジナルキャストも出てきます。看護師（主人公ポジ）に長濱ねる、恋人の医師役に小関裕太。あと、なんでかしらんがお笑い芸人のきつねも出てきた。
小関裕太がうまいのは周知の事実なのでおいといて、病院のえらい人の娘（クソ憎たらしい嫌なヤツの役）、きつね、ヤクザの親分もいいんですけど、ねるちゃんって… 下手とか棒読みとかではないけれど、なんでこんなに常にとろんとした演技なんだ。まぁかわいいからOKデス！
パンデミック前、医師の子供を身ごもるも階段から突き落とされた看護師。彼女はゾンビまみれになった世の中でこっそり病室に監禁され、生かされ続けたのであったが…？？
そして彼女を監禁してたのが盲目のホームレス。この人は一体何の目的で…？？
と、ムチャクチャな展開であります。食事は点滴でなんとかなっても、あの、排泄は…？数ヶ月寝たきりでスタスタ歩けるのも謎すぎる。あと、妊婦にそんなことしていいのかね。要はこのホームレス、ワンティーティの信者で子供を守るためにやったらしいんですけど。わたしゃてっきり、この看護師で人体実験して抗体でも作ってあげたのかと思ったぞ。
そもそものイメージとしては『28日後…』みたいな感じか？『ウォーキング・デッド』のリックの目覚めもそんなんでしたね。病院で目覚めて、廃墟と化した街を彷徨って… みたいな。
で、病院ならではの車椅子ゾンビやら出てきて襲われて、響に助けられて生存者チームと合流。ここにシンジや看護師の恋人の医師、ヤクザとその子分がおり、さらにホームレスも合流。そもそも、ワンティーティはパンデミックが起こる前からゴーレムのことを知っていたのでしょうか？？よくわからんが、ホームレスおじさんは意味不明な発言を繰り返しており、電波を受信しているような口ぶりでなんとも怖い。
で、きつねの新庄じゃないほう（雑な覚え方）がゴーレムに噛まれて、研究所に詳しいシンジの手助けも得られるとあり、響、シンジ、ヤクザの親分、医師、きつねの新庄のモノマネするほうで研究所に行き、治療薬を手に入れることに。
拠点に残された結月や看護師ですが、残りの生存者がゴーレム化しそうなヤクザの子分にイライラ、暴言を吐いて出ていこうとするのですが… 次の瞬間にゴーレムに襲われて食べられておわり。なんともいえずあほらしい。そりゃああんだけ大声で喧嘩していたらゴーレムも集まるだろうよ。
結月と看護師危うし！というところで、ホームレスの男が座頭市のように日本刀でシュパシュパゴーレムを切り裂きます。…はぁ？どういう世界観なんだよこの話は。
ゴーレムに追われる響たちですが、医師がきつねの新庄に似ているほうを犠牲にして生き残り、徐々に本性を現します。一人だけ生き残ろうとする医師。ドアの前に百科事典が乗っているワゴンを置いて足止めするのですが、どこの世界に百科事典がそこらへんに置いてある研究所があるんだよ。図書館でも見ねぇ光景だぞ。
ホームレスもゴーレムに噛まれ「コドモ… ダイジ…」と言い残して事切れます。この人なんだったんだ。
ごちゃごちゃ揉めているうちに、都合よく見晴らしのよいフロアに全員集合。もうひとりのきつね（新庄じゃないほう）は医師に撃たれて死亡。いやぁ、いくら終末世界とはいえあんなにスムーズに銃撃てるもんなのか。看護師は響を撃つか、医師を撃つかの選択を迫られ、響を助けるほうを選びます。そもそも、彼女を突き落としたのは医師だったというオチ。昼ドラみたいな展開だなあ。医師は撃たれずとも、ゆるっとゴーレムに噛まれて終わり。
ラスト、まさかのヤクザの親分、看護師、シンジというトリオで救急車に乗って旅をするらしいエンディング。他の生存者は全滅か。にしてもすごいデコボコトリオですね。話合わなさそう…。
いやいやでも、シーズン3でシンジのみが行動していたのはなぜなんだ。はぐれたのか、もしかして他の2人が死亡したのか？しかし、この特別編であんなにモジモジしているのに銃を撃つことはできるっていうのがまた、怪しいような気もするが…
と、考えれば考えるほど時間の無駄な気がしてきたのでやめます。