なにかと香ばしい『君と世界が終わる日に』シーズン3・第1話にツッコミたい(ネタバレあり)

『君と世界が終わる日に』、シーズン3。

待たれているのか?反響はあるのか?大丈夫?凍えてない?ちょっと寝たほうがいいんじゃない?

とめちゃくちゃ気になってはいるものの、シーズン3が始まりました。そこには、何も変わらない『君と世界が終わる日に』がありました。あ~よかったぁ!(白目)

とにかく、相変わらず竹内涼真の演技を見るのがつらい作品なのですが(常にイライラピリピリしててつらいの)、マキタスポーツが前シーズンで脱落したため、ガス抜きできるキャラ、皆無。アホキャラとか出てこないかなぁ。

それにしても、だんだんと笠松将が実力派みたいな感じで売れ出しているの、なんだか物悲しく感じる。『全裸監督』のやくざもうまかったしなあ。時の流れは残酷です。

キーパーソンである玉山鉄二はどうしてこの仕事を受けたんだ。まぁ、面白い役ですよね。役名、ワンティーティ。ワンティティだとタイパイパイみたいだからダメ?

ストーリーはシーズン2の10ヶ月後。来美を探し続ける主人公の響が今度はカルト教団に出会うという展開であります。

今作から唐突に増えた新キャラからいじって… いや、振り返ろうかな。

キーパーソンのワンティーティー、玉山鉄二。ゴーレム(ゾンビ)に噛まれても死なない男。要は抗体があるってことなのでしょうが、響を巻き込んで何やらよからぬことを考えているような…??

そして、響が助けたという(どこで?私が見ていない特別編で??)謎設定で唐突に出てきた宝田シンジ役が須賀健太。戦闘能力は弱め、ドジっ子、メガネというのび太君みたいなキャラなのか?

こちらも唐突に登場した宮木伊織役を演じるのは桜井日奈子。そういえばバスケットボールが非常にうまいとのことでしたので、アクションシーンが演じられるから抜擢されたのか?実は強いけれどか弱いふりをして、男を犠牲にしながら生き延びてきた詐欺師パターンぽい。

あと、謎の集団Xに登場したイナバを演じているのはキラメイジャーでブルーを演じていた水石亜飛夢。クレジットで気付いたけど、そもそも東京ヴァンパイアホテルで名前を覚えていたからでした。この人、存在感あるよね。

これからまだまだ増えそうだなあと思うけど、どうせすぐ減るからまあいいや。私、まだ浅香航大を切ったのもったいないと思っているからな!

さあ、ストーリーなんですけど。

冒頭は逃げる等々力と佳奈恵カップル。2人で謎の集団Xと死ぬ覚悟で立ち向かおうとするも、佳奈恵を気絶させて1人投降する等々力くん。銃底で頭ドツかれて人は気絶するんでしょうか。クロロホルムをかがされるのと同じくらい古い展開に、口元がひきつる、ひきつる。あと、細かいけどなんでカッコよく散髪してるんだよ。くーっ、オシャレだぜ!

悪夢にうなされる響は、結月とともに旅を続けていました。旅の途中、顔見知りのシンジをひょんなことから助ける響。武器が弓じゃなくて鉄パイプになっていてちょっとびっくり。結月ちゃんはヤリ持ってるし。

シンジを助けたら唐突に坪井まで登場しますが、相変わらず勝手な坪井に苛立つ響。しかし、坪井の一人称は「ボク」なんですか?聞き間違い?「ボク」って自分のこと言っていてびびりました。

で、わちゃわちゃしていたらそのへんにいた伊織と哲夫(和田正人)カップルとともに「光の紋章」というカルト教団の信者に助けられ、彼らの拠点・サリートに連れていかれることに。暴走した結月(Xと勘違いした)の代わりに撃たれるシンジ。

そんなことはいいんだ、サリートってなんだ。光の紋章ってなんだ。ロト?ドラゴンクエスト?ダイの大冒険?

オシャレなウォウウォウBGMが流れるなか、富士山のふもとにある拠点がドン!エンブレムがドン!と出てきて、ちょっと笑った。エンディングでも流れたからお気に入りなんでしょうね。制作の。

そしてまーた白い服に着替えさせられる主要キャスト。(たぶん謎の集団Xは黒い服ばかりなので、そこの設定ありきなのでしょうが)

そして到着して早々、儀式がスタート。ワンティーティがゴーレムに腕を噛ませますが、感染しないという様子を見せつけられます。にしても、ワンティーティ、腕、傷だらけ。こういうの、メンヘラっていうんでしょ。あたし知ってるよ!!と言いたくなるぐらいのパフォーマンスであります。

ちなみにこの宗教、ロシアに支部があるらしい。オウ〇もそうだったけど、タイムリー過ぎて「やめて!」と言いたくなります。

ワンティーティはなぜか来美のこともすべて知り尽くしており、その態度にキレる響。子供の結月に対して「神様なんているわけないんだよっ!」(壁を拳でかっこよくドン!!)と叫んだ時点でわりと引きます。子供にぶつける言葉じゃないだろう。

一方、坪井は謎の男カイとの接触に成功。突然、カイの差し金でゴーレムと戦わされるものの、最後に力尽きて倒れます。1体だけ残っていたゴーレムに殺されそうな坪井を助けるカイ。しかし、倒したゴーレムに摘んだお花で作った花輪をプレゼントするロマンチスト・カイであります。花束じゃなくてリースみたいに編み込んであるやつ。オシャレ。

その頃、響はワンティーティを怪しみますが、それも当然。なんとこの教団、ゴーレムの肉を食肉用に加工していたのです!

それは夕食にも出されており、口にした哲夫はゴーレム化。ただ、伊織は多少の抗体があるためにゴーレム化せず。これがテストだったんだよとほほ笑むワンティーティ。

響はモラルの無さを指摘しますが、カマキリを引き合いに自分たちの行動を正当化する教団。カマキリはカマキリで人は人だろと冷静にツッこむ奴がいないのが惜しまれます。

なお、こちらではBGMにポペポペポッポポコ♪と電子音が流れております。思うに、BGMがわりとクセありますよね、このドラマ。まぁとっかかりがないよりはとがっているほうが素敵です。

来美を助ける術を知っているというワンティーティに、響はゴーレムの肉(もしかして生肉では…?)を自ら口に運んでモニュモニュ食べ(食べにくそう)、テストに参加。結月は止めていますが、来美を助ける方法を知るためにワンティーティの子分になることを決意します。

拉致された坪井(関係ないが、たまに等々力と見間違えるから髪の色変えてほしかった)は謎の集団Xのもとへ。そこで彼女が再会したのは…片目を隠し、黒づくめの服装をした来美だった…!!

お腹は見えていないから産後なのかはわかりませんが、産前でも産後でもあんなどぎついヒールのあるブーツをはくのすごいなと思ったのと、頭にお高いランチョンマットみたいなの乗せているのが大変気になりました。顔の右半分を隠すのはいいんだが、眼帯か仮面でいいんじゃないか?左目の視野も狭まるじゃろう?

この先が気になるなあ。別の意味で。