生存者全員当てられる人0人説!韓国の高校生ゾンビサバイバル『今、私たちの学校は…』解説・感想まとめ(ネタバレあり)

ネットフリックスで配信されている韓国のゾンビドラマ『今、私たちの学校は…』を見ました。

今、ゾンビなら韓国ドラマ!というニュース記事を見ましたが、たしかにアメリカと韓国はゾンビドラマ多いですね。アメリカはゾンビコメディ、ゾンビありの人間ドラマが多い印象ですが、韓国は意思をもたないゾンビが大量発生してひたすら牙を剥くイメージ。

本数を見れば見るほど、ゾンビは無個性なのがわかります。それが持ち味なのかな。

たとえば、知能を持ったぼろぼろのゾンビなんかは出てきませんし、ビジュアルにインパクトのあるおもしろゾンビ(このドラマには1体だけ出てきますけど)が出てくることも少ない気がする。『死霊のえじき』のバブみたいなゾンビはみたことないですね。まあ、話がそれましたが。

このドラマに関して優れた点を挙げるとすれば

  • 誰が死ぬのかわからない、先が読めない絶望に次ぐ絶望ストーリー
  • それぞれの魅力あるキャラクター。悪役もある意味魅力的
  • ゾンビと生存者のアクションが見どころ満点

ってところでしょうか。

まず、全12話なだけあって、毎話誰か死ぬ勢いでぼろぼろ脱落していくという人間ドラマは見どころでしょう。最終話の生存者、事前に当てられる人、絶対にいないと思う。冒頭で生き残ったキャスト自体がけっこう意外です。

そしてキャストがそれぞれ、魅力的でもあります。数人はクズがいるんですけども、めちゃくちゃ憎らしく感じる。それくらいハマってる。そして誰が誰だかわかりやすくしている(髪型、服装、キャラなどで)のも好感度大。

さらにアクションがすごい。メインキャストを演じている男性たちのアクション力は目を見張るものがあります。エキストラの数も多い。韓国のホラー系ドラマのすごいところって、エキストラの動員力にも関係している気がする。日本なら20人くらいでまわすところを100人ぐらいのエキストラを集めてワーワーしているので、そりゃあ迫力あるわよね。

しかし、個人的にう~んと思ったところもあります。

  • ご都合主義で人死にすぎ
  • ラストが好きじゃない

衝動的に犠牲になって死んじゃう人がいるので、イラっとしてなんとなく没入できないのも事実。また、ラストについては後述しますが、シーズン2を匂わせているのかもしれないけど、「はぁ?」な終わり方でびっくりしました。

とりあえず、登場人物まとめ。

主要人物(以下、チョンソンのグループは全員高2)

チョンソン:どこにでもいる普通の男子高校生。幼馴染のオンジョのことがずっと好きだが、気持ちを打ち明けていない。運動神経が良く、機敏で足が速い。実家はチキン店。

オンジョ:本作のヒロイン。チョンソンの思いに気付かず、スヒョクに思いを寄せる。成績はクラスでもビリで、頭が悪いのが悩み。ただ、顔はめちゃかわ。

スヒョク:1年生の時には不良グループにいたが、いじめを繰り返す仲間に呆れてグループから離れた。おそらく学校で一番喧嘩が強い。チョンソンと仲が良い。イケメン。

ナムラ:学級委員長。ほとんどしゃべらず、いつもイヤホンをしているクールビューティ。その周囲を見下すような態度から、ほとんどの女子から疎まれている。テスト順位はいつも1位。しかし本当は、母親からのプレッシャーで友達を作れずにいた。

チョンソンたちと行動を共にする生存者グループ

ギョンス:チョンソンの親友。お調子者で明るい性格だが、家は貧しく生活保護を受給している。

イサク:オンジョの親友。常に優しく、オンジョを支え続ける。お団子頭が目印。

ナヨン:お嬢様であり、貧しいのになれなれしく接してくるギョンスを嫌っている。噂好きで感情的になりやすく、グループの問題児。ピンクのカーディガンが目印。

ジミン:合唱部で、教育熱心な両親に愛されて育つ。正論ではあるが、冷たい言葉を発することが多く、周囲をヒヤヒヤさせる。ポニーテールにズボン制服が目印。

デス:のんきで大喰らいな性格だが、ムードメーカー。歌やラップがうまい。怪力を活かし、友達を助ける。ぽっちゃり体形が目印。仲のいいウジンの姉・ハリに片思い中。

ヒョソョン:おっとりした性格で、ジヨンと一緒にいることが多い。デスと夫婦漫才のような掛け合いを見せることが多いが、恋愛感情はない。ボブカットにピンクの大きめベストが目印。

ジュニョン:学年2位の秀才。頭はいいが偉ぶらず、彼の作ったドローンが仲間の捜索に役立ったこともある。万年2位なのが悩みだが、将来は進学して彼女を作るのが夢。メガネが目印。

ウジン:途中までいるのに気が付かなかったほど特徴がない(イケメンではある)。実はアーチェリー部のハリの弟。

パク先生:担任の女教師。普段は厳しいが、生徒思いで非常に優しい。体を張って生徒を助けようとする。

アーチェリー部とそこに合流したグループ

ハリ:ナムラに負けないクールビューティー。アーチェリーの神童と呼ばれるほどの腕前だが、パンデミック直前に開催された大会では成績を残せず、大学進学も実業団入りも諦めなければいけないと宣告されていた。高3。ひっつめポニーテールと白ジャージが目印。

ミンジェ:ハリの後輩。ハリとともにアーチェリーを駆使してゾンビの群れから生き残ろうとする。高身長と瘦せ型な体形が目印。

ミジン:目つきが悪く、不良と呼ばれている。喫煙者。毒舌家ですぐに手が出るほど気が強いが、人情家でもある。最初は衝突していたハリとも、友情を深めていく。背の低さとパーマをかけたボブが目印。

ジュンソン:デスよりもぽっちゃりしている。すぐに文句を言い、グチグチ悩むところがあるが、ミジンとはデコボココンビ。最初は別の女子とトイレに隠れていたが、その女子が発症し、ミジンに助けられる。

不良(いじめっ子)といじめられっ子のグループ

グィナム:以前、スヒョクが仲良くしていたグループの一員。リーダーは別におり、その子分である。しかしその性格は非道であり、ターゲットは女子生徒にも及ぶ。校長を殺したところをチョンソンに目撃され、結果としてゾンビになった。しかし、人間としての意識を持ちつつゾンビとしての身体能力を持つ新型ゾンビとなり、チョンソンへの復讐を企む。クズ。

ウンジ:グィナムにいじめられていた少女。クラスメートからもしつこくいじめられ、教師からも突き放されて学校を憎んでいた。パンデミック当日、グィナムにヌードを撮影され、自殺を考えていたところに感染が拡大する。グィナムと同じく人間のままゾンビとなるが、彼女の存在はまた別のパニックを引き起こしていく。

ウイルス関係者と警察関係者、その他の人々

イ教師:「ヨナス・ウイルス」(諸悪の根源)を作った科学者。いじめられっ子の息子(グィナムのグループにいじめられていた)のため、強くなる薬を発明するが、それは息子をゾンビに変えてしまう。変化した息子と嫁を治療するため、学校でも実験をしていた。しかし、その実験材料のマウスから感染が拡大していく。

ジンス:いじめられっ子。イ教師の息子であり、復讐のために人間であることをやめる。

ジェイク:イ教師の取り調べを担当した刑事。イ教師の遺言を対策本部に届けるために奔走する。

ホチョル:ジェイクを手助けすることになった警察関係者。ソウル大出身のエリートだが、トンチンカンではある。

セビン:ジェイクが途中で見つけた生存者の少女。母は既に感染済。

オレンジ:ゾンビを撮影するために市中に潜入した動画配信者。オレンジの形の被り物をしている。幼児ゾンビに追い詰められたところをジェイクに助けられる。

チョンソンの母:息子が事件に巻き込まれたと知るや、高校まで駆けつけてしまい、パニックに巻き込まれる。

オンジョの父:元ボクサー、現在は有能なレスキュー隊員。妻はおらず、娘と2人の生活。娘を助けるため、封鎖された市中に潜入する。

ゾンビの特徴

  • 一度心肺停止し、その後にウイルスが脳を操り、生存者を攻撃する。
  • ゾンビは嗅覚と聴覚に優れており、身体能力も上がる。その代わり、視覚は少々悪くなる模様
  • 飛沫感染はしないが、傷口から血が入ったり、噛まれたら感染する。なお、血をふきかけられても感染はしない(どういう理屈だ?)
  • 大きな音に反応し、集まる習性がある。雨や雷に遭遇すると動きが鈍化する(体力も落ちるらしい)
  • 一部の人間のみ、生きた状態のまま感染(つまり、無症状でゾンビ化)。興奮するとゾンビ化して、異常な身体能力を見せる(力が強くなる、耳や鼻がよくなる)。傷口も恐ろしいスピードで回復し、ほぼ不死身。だが、定期的に人間を食べたくなるという習性もある。ゾンビ化するのか、半ゾンビ化するのかの基準は明らかになっていないが、超レアケースである。

で、以下ストーリー。

エピソード1

  • ジンスがいじめられるシーンから始まります。その後、ゾンビとして覚醒。父親のイ教師、聖書でブン殴る(本気)。エクソシスト要素を入れたかったのか?
  • そして学校。それぞれの登場人物の自己紹介のような場面が延々続く。
  • いじめっ子のひとり・ヒョンジョは化学準備室のハムスターを見つけて触ってしまい感染。イ教師に閉じ込められるハメに。ヒョンジョはのちに自分で脱出して発見されるが、病院に搬送。さらに養護の先生を噛み、感染拡大フラグが立つ。そしてゾンビパニックが各所でスタート。
  • そしてチョンソンはオンジョが、オンジョはスヒョクが、スヒョクはナムラが好きだという4角関係も判明。

エピソード2

  • 学校でも病院でもゾンビが大暴れ。
  • チョンソンはパニックの食堂を抜け出し、友達が立てこもる教室に逃げ込む。そこに体育教師もやってきますが、既に彼は噛まれていて… 仲間のひとり・ミンジが犠牲になる。教師を中に入れたギョンスをなじるナヨン。
  • 科学室へ逃げるグループですが、スヒョクがはぐれて美術室へ。
  • グィナムは食堂から逃げそびれ、キッチンの中に隠れる。
  • トイレに隠れていたジュンソンは、女不良のミンジ先輩と遭遇。ゾンビ化した女生徒をミンジが撃退。さらにハリとその後輩が合流し、ゾンビを完全に退治。
  • 放送室にいたパク先生が校内放送を行い、それに元気づけられた生徒たちは消防ホースをつたって放送室まで降りようと計画。
  • イサクが噛まれて感染。発症し、窓から落ちそうなイサクの手を離せないオンジョだが、チョンソンがその手を離させる。
  • パク先生と合流。放送室へ移動。だが、チョンソンは間に合わなかった!?
  • チョンソンのクラスメイトの女子、早退して外のトイレで出産
  • この時点で図書室に男子生徒1名、校長、男性教師が生存していることも明らかに

エピソード3

  • イ教師、取り調べで自分がウイルスを作ったと告白
  • 出産したクラスメート女子、ゾンビパニックで捨てた子供を拾いに戻る
  • ナヨンとギョンス、喧嘩が続く。ナヨンはギョンスが生活保護受給家庭だとバラし、周囲から白い目で見られる
  • ギョンス、感染者によくみられる鼻血を出し、録音室に自主隔離を申し出る
  • グィナムは助けてくれようとした給食のおばちゃんを犠牲にして生き残る。ゾンビの首を刺し、切ることを躊躇なく行う残虐性を露わにする。
  • 市中に退避命令。心配なチョンソンの母は息子の高校へ向かう。やめとけ!
  • ハリやミジンはトイレから移動できず。
  • 夜。ナヨンはギョンスに謝るように促されるが、絶対に謝らない。その後、ギョンスは発症。チョンソンの口笛で理性をなんとか保ち、ゾンビとなったギョンスは外に飛び出す。
  • 出産したクラスメート女子、空き店舗のチョンソンの実家のチキン店に入り、自分を縛る。彼女もまた噛まれていた。赤ん坊だけがゾンビの真ん中に取り残される。
  • オンジョの父は娘を助けに行きたいが、国会議員の救助で足止めされていた。
  • ナムラ、ナヨンがギョンスを感染させたと告白。ゾンビの血を拭ったハンカチでギョンスの傷口をふいたのではと告発される。ギョンスばっかり人気ある!私のことはみんな嫌いなのズルイ!と喚き、シラ~とされた結果、放送室を飛び出す。それを追い、パク先生も部屋の外へ。
  • ヘリが登場。

ちなみに、ナヨンの犯行は真偽は不明(99パーセント怪しいが、確定とも言えない目撃証言ではある。本人も認めていない)。これ、冤罪だったら本当につらいだろうなぁとも思う。冤罪じゃないと思うけど。自分のメンツのために友達を感染させるという物凄い展開です。

ナヨン、非常に悪いヤツではあるのですが、グィナムと比べるとまだなんとか憎めない、人間としての心も残っているキャラクターです。演じるの楽しそう。

エピソード4

  • 動画配信者・オレンジの動画がたびたび挿入。フラッと潜入したわりに、めちゃくちゃ追い詰められている。保育園(幼稚園かも)で幼児ゾンビに追いかけられ、情けない姿で遊具に登る。
  • チョンソンの母親、高校に到着するが、ギョンスに話しかけて襲われて感染。
  • 悲鳴が聞こえないことから、ナヨンと先生が生存していると推測するグループ。
  • 屋上に取り残されていたいじめられっ子・ウンジちゃんともうひとりの男子生徒。ウンジはとにかくこの世界を憎みまくっている
  • 唐突に始まるサバイバルトイレ教室
  • グィナム、外に逃げようとして校長室に逃げ込む
  • ミジンとハリは今後を巡って大喧嘩。タイプが違いすぎて他の2名がたしなめるのに一苦労
  • イ教師、取り調べで息子のいじめの話をし、怒りを発動。さらに治療薬はないと断言。警察もゾンビに襲われ、ジェイクをかばってイ教師も感染する。解決策は学校のノートパソコンにあると告げてゾンビとなるイ教師。ジェイクは警察官・ホチョルとともに対策本部にこのことを伝えようと脱出。
  • 翌朝。ミジンとハリたちは脱出計画を立てる。
  • ウンジはグィナムにヌード動画を撮影されていたが、それがこの日の9時に自動で投稿されることを知る。彼女を好きだが、行動できないいじめられっ子の男子に冷たく接するウンジ。ウンジだけが階下におり、職員室に集められて保管されている生徒のスマホを探しに行く。
  • 校長はグィナムを利用して学校から脱出しようとするが、反対に殺されてしまう。
  • オンジョの父親は国会議員を脱出させるため、ヘリポートまで案内。辛くも生き残る。
  • 通報するためにスマートフォンを職員室に探しに行ったチョンソンとソヒョクは、噛まれても感染せず、さらにスマートフォンに執着してみんなの分まで壊しまくっているウンジと遭遇。ソヒョクとはぐれたチョンソンは校長室に逃げ込むが、そこでグィナムが校長を殺したことを知る。通報を恐れたグィナムは、チョンソンに包丁を投げつける…!

スマートフォン壊してもSNSの自動投稿はされると思うんですけど… とは思うものの、この演技が怖すぎてどうでもよくなる。グエー!みたいに叫びながらガンガンスマホを石で叩いてるんだもん。血まみれで。

エピソード5

  • グィナムの投げた包丁は、チョンソンの背中に命中したものの、柄の部分だったので命拾い。図書室に逃げ込んだチョンソンだが、生存者の男子高生(本棚の上にいた)は助けてくれない。しかし、後から来たグィナムに呆気なくゾンビの中に突き落とされる男子高生であった。チョンソンとの揉みあいの結果、スマートフォンで左目を潰され、ゾンビの群れの中に落とされたグィナム。「絶対に殺してやる!」と叫びながら事切れる。チョンソンは図書室の本棚に挟まれるなどピンチを経て脱出。
  • 高校のある市内、封鎖が決定。電話やネット回線が規制される(通報が不可になる)
  • 警察を抜け出したジェイクたちだが、チョンソンの実家のチキン店にたまたま避難。チョンソンのクラスメートが出産した赤ん坊を確保する。
  • いなくなったチョンソンを探すために、科学準備室にあるジュニュンのドローンを取りに行くことに。オンジョとジュニュン、無事に回収。
  • その頃、チョンソンはダクトを伝ってゾンビから逃走。通報しようとするもできず、悲壮な表情。しかも外からしか開けられない扉に行き当たるも、なんとか開けて外に出る。
  • アーチェリー部のハリは弟を探していたのだが、それがチョンソンの友達・ウジンだと判明。
  • ドローンでチョンソンを探すグループ。音楽室にいることがわかるが、さらに外を見ると、ジミンの両親がゾンビになっているのが見える。ショックを受けるジミン。ドローンはそのまま電池切れで落下。
  • オンジョの父親、ヘリで救助されて隔離施設(刑務所)へ。
  • ゾンビとなったはずのグィナムだが、生き返る。彼はチョンソンを殺すことを改めて決意する。

ず~っとなんのためにここにいるんだ?と思っていたウジン、ハリの弟だということがわかって納得。

そして、このような状況でありがちな「SNSに現状をアップして助けを求める」という生存フラグが折られてしまいました。助けを呼べなくする、ってすごいですね。

そしてグィナムが生き返ります。半ゾンビ=ハンビとドラマ内では言われていましたが、グィナムとウンジは本当にトラブルメーカーなので、ここからむちゃくちゃやります。

エピソード6

  • ウンジも生きたままゾンビに変化。
  • ナヨン、チョンソンがいる音楽室の隣の楽器管理室に隠れている。食料や飲み物がある部屋にひとりおり、チョンソンに話しかけることもしない。
  • ジヨン、両親のことでひどく落ち込む。
  • 放送室のマイクを利用し、ゾンビを特定の場所に集めて音楽室に移動しようと考えるグループ。実行に移す。逃げた直後にグィナムが包丁を持ってやってきたため、実は彼の凶刃から逃れていた(本人たちは知らない)。
  • ハリとミジンたちはアーチェリー部の部室に避難することに。しかし、ジュンソンが腹部をケガしてしまう。
  • グィナムとスヒョクの一騎打ち。喧嘩の強いスヒョクに簡単に勝つグィナム。しかし、その彼を止めたのはナムラだった。グィナムはナムラに噛みつく。スヒョクはグィナムを階段から突き落とす。
  • 音楽室に集合するグループ。しかし、音楽室からさらなる脱出は間に合わなかった。音楽室に閉じ込められ、ナムラの噛み傷に気が付く仲間たち。スヒョクはナムラをかばうが、チョンソンはグィナムが死んだと信じているため、溝が生まれ始める…
  • ナヨンは楽器保管室に閉じこもり、息を殺す。
  • ビデオにメッセージを遺す面々(デスの歌は面白い)
  • オンジョの父親は隔離施設を脱出!

ナヨン、生きていました!しかし、パク先生はそこにおらず…

グィナムと生存者の追いかけっこもドキドキします。この時のグィナムはまだそこまで鼻が利いていないので、わりと行き当たりばったりです。

エピソード7

  • 感染する特殊隊員(この後実験材料にされる)
  • ナムラをかばうオンジョ。スヒョクもナムラをかばい続ける。スヒョクはナムラに告白、両想いがわかる。そして突然のキス。
  • ウンジ、お化粧して別人のように派手になる。そして宿直室のドアノブをねじきって侵入。隠れていた男性教師の前で金魚を食べ始める。その後、自分に殴りかかった教師を食べる。(いじめの告発を隠蔽された恨みがあった) だが、その直後に吐いている。
  • ナムラ、覚醒。突然耳が良くなる。つまり、生きたままゾンビに変化した。
  • ヘリに救助してもらうため、屋上に脱出する計画を新たに立てるグループ。バリケードを作った教室に前から招き入れ、後部のドアから逃げる作戦。
  • グィナムはまだ生きていたいじめグループのリーダーをなぶりころす。
  • オンジョの父、ゾンビであふれた警察署で銃を入手して娘のもとへ急ぐ。
  • ハリとミジンたちも屋上を目指すが、ジュンソンのケガのせいで行けない。
  • ジェイク、赤ん坊に加えてセビンという少女を保護。さらに動画配信者のオレンジを見つけ、助けるお人よしぶり。ホチョルは彼を見捨ててバイクで去る。
  • チョンソンとスヒョクが教室のドアを開ける役をやる。しかし、スヒョクはその直前に、チョンソンに「ナムラが好きだ」と告白する。そしてなだれ込むゾンビ。なんとか屋上に向かうことに成功するが、屋上にいたいじめられっ子の男子高生(ウンジの友達)はなぜか執拗に扉を開けない。鍵の開かない扉の前で戦い続けるグループだが、そこにグィナムまで登場。
  • 救助のヘリがやってきて、いじめられっ子の男子高生だけが救われる。

金魚食べるシーンってたびたび映画で見かけるけど、生理的に無理です。

グィナムが屋上に行く階段をのぼってくるシーンはかなり怖い。片手に女の子のゾンビを持って盾にして、その子がガジガジしている後ろでニヤニヤニヤニヤしてるの。『悪の経典』と並ぶ、恐怖の屋上前ドアシーン。

エピソード8

  • ウンジ、ゾンビの中に自分をいじめていた生徒たち見つけてイライラ。「学校なんて燃えちゃえばいい」を実行に移す(なお、職員室だけ大炎上。学校全部は燃えなかった)。
  • ヘリ、飛び立つ。
  • ナムラ、怒りのゾンビパワーで油断していたグィナムをブン投げる。その後、屋上に出ることに成功するも、ヘリには間に合わず(男子高校生、気が付いていたが無視)。
  • ジェイクとオレンジを助けに、通園バスで戻ってきたホチョル。脱出成功。
  • 屋上で火を起こすのに挑戦するグループ。なかなか成功しないが、ナムラ、実は喫煙者と告白してライターを渡す(火起こしドタバタコント)。
  • ジェイクたちの乗ったバス、学校から逃げたウンジと接触。そして彼女ごと軍に救出される。
  • ミジン、ハリにアーチェリーを習う。深まる友情。
  • たき火を囲むグループ。デスの歌で家族を懐かしむ…
  • 友達が去った後。ナヨンは楽器保管室から出て、ビデオカメラを再生。友達のメッセージを聞き、自分も飲み物や食料を持って合流しようと決意。しかし、チョンソンがギョンスのことを話しながら泣いている動画を見ているうちに、死んだはずのギョンスが目の前に現れ、彼女を責める。
  • デス、ハリに恋していることを告白。
  • ナヨンの回想。パク先生はナヨンをかばってゾンビとなっていた。「みんなに謝って、ごめんと言って」「そして何か、一つだけでも助けてあげて」というメッセージを思い出して、屋上に食料を持っていこうと部屋を出る。しかし、同時にゾンビがギョンスに見える(自分を責めているように見える)彼女。あっけなくグィナムに出会い、食われてしまう。
  • チョンソンはとうとうオンジョに告白。しかし、グィナムが乱入(壁を登ってきた)し、チョンソンの目を潰そうとする。

ヘリが飛び立った時、マジでイライラしましたね。この男子高校生も何を考えているんだ?いじめのせい?でもいじめられっ子が性格が悪い、人を信じないみたいな描写もかわいそうな気がしますけど。

そして、ここであっけなくナヨンが退場したことにびっくり。

エピソード9

  • またナムラがグィナムを突き落とす(興奮すると怪力になれる模様)。
  • ウンジ、隔離施設でいじめっ子同盟の男子高校生と再会。「あんたを食べたい」とニヤリ。
  • グループ、「誰かがたき火をしたら、みんなが集まろう」と約束。
  • 対策本部にジェイクのメッセージが届き、唐突に特殊部隊のヘリが高校に到着。高校生たちの救助もしつつ、パソコンの回収も行う。しかし、隔離施設でウンジが友達を食べたことが発覚し、「無症状の感染者がいる」ことから救助が見送られる。
  • ハリとミジンたちも急いで屋上に向かうが、間に合わず。合流もできない(他に生存者がいることにも気付いていない)。
  • オンジョの父親、生存者と遭遇。できるだけ手助けしようとするが、車両事故で車にはさまれた妊婦とその夫は助けられず。物資と銃を渡すも、その銃で「嫁と子を助けろ」と脅かされる。しかし、何もできずに(※時間がないのはもちろん、道具がないから)その場を立ち去る。
  • この騒動を利用しようとする国会議員(オンジョの父が助けた女性議員)だが、彼女もゾンビ戒厳令に翻弄され始める。
  • 雨。ようやく水分がとれる。笑っていたグループだが、だんだんとそれが涙に変わっていく。
  • ナムラの気付きから、雷雨のせいで嗅覚と聴覚が鈍り動きが鈍化した逃げようという計画が持ち上がる。山中を抜けて隣の市へ逃げようという計画で、生き残った9人はペアになって逃げることに(デスだけあぶれる)。同じ頃、ハリやミジンたちも脱出を考えていた。雨の中を逃げるチョンソングループだが、彼の目の前に現れたのは、ゾンビとなった母だった…!

ウンジは確保されて実験材料になってしまうのですが、その後の処遇は不明です。

あと、チョンソンのお父さんも生きているかは不明です。(役所に行ってそのまま)

エピソード10

  • 母がゾンビになったことにショックを受けるチョンソン。
  • 逃げる途中、転んだヒョソョンを見捨てるジミン。しかし、反対に彼女が仲間とはぐれ、ゾンビと化す。
  • ようやくハリとウンジが再会。グループの人数は増えるが、逃げ込んだ体育館はゾンビがいっぱいだった。道具室に逃げ込むが、アーチェリー部の後輩・ミンジェは彼らとはぐれ、アーチェリー部の部室に逃げ込む。ケガしていたジュンソンは犠牲となってみんなを助ける。
  • 対策本部ではイ教師のパソコンを解析。感染者は焼き殺すしかないという結論に至る。
  • 朝。用具入れ(ボール入れ)をつないで移動するバリケードを作ろうと動き出すグループ。作り方でジュニョンとミジンが大喧嘩するが、ナムラの仕切りで投票し、事なきを得る。一方、チョコバーを発見しそれぞれ一口ずつ食べるが、デスが勘違いしてジュニョンの分まで食べてしまう(というコント)。
  • グィナムはしつこくチョンソンを追いかける。
  • 脱出決行。ジュニョンがゾンビに噛まれ、自分から飛び出してゾンビの犠牲になり、仲間を守る。すぐにゾンビ化して自分たちを襲うジュニョンの姿に、グループはショックを受ける。
  • 市中に爆弾が投下されることが決まる。
  • オンジョの父親、学校に向かって進み続ける。
  • 鍵のかかっていた体育館の扉を開けたオンジョ。そこに立っていたのはグィナム! …じゃなくて父だった。

このジミンの脱落にはあんまり納得できないですね… ジュニョンはかっこよかったですけど…

あと、お父さんはゾンビが出てくるかもしれない体育館の扉をよく躊躇なく開けましたね。急に父親が立っていてびっくりしたというより、ちょっと笑ってしまった。すごい奇跡じゃないスか。

エピソード11

  • グィナム、アーチェリー部の部室のほうへ。はぐれていたミンジェと遭遇する。彼を気まぐれに見過ごそうとするグィナムだが、チョンソンのにおいがすこしすることに気が付き、彼に噛みつく。
  • 山に逃げるグループ。オンジョの父、ゾンビをひきつけるために犠牲になる。いやいや、ここで犠牲になる!?というタイミングで自決するのがポイント
  • 新館?の工事現場に逃げ込むグループ。ゾンビをまききれず、足場に隠れる。
  • ゾンビ、ドローンで爆撃予定地に集められる。ナムラが爆破の避難勧告を聞き取り、慌てる一同。一方でナムラは人に噛みつきたい欲望と戦い続けていた。
  • ここでグィナム登場。チョンソンに噛みつく。そのまま足場から落下するグィナム(こいつ何回落ちるんだよ)
  • チョンソン、グィナムやゾンビをひきつける犠牲になり、みんなを逃がすことに。最後にオンジョと名札を交換してキスまでして、やっぱり最後まで追いかけてきたグィナムとともに爆破の炎に巻かれる。
  • 高校でも、ゾンビ化した旧友や家族たちが爆発に巻き込まれて焼失(ギョンス、ナヨン、ジミン、ジュニョン、ミンジュは確認できる)。
  • 対策本部の司令官、爆撃の責任をとって自決。

ラストの自決シーンはなんだったんだ。韓国らしいですね。そしてお父さんはなぜあのタイミングで自決したんだ。まぁ、チョンソンのお母さんとオンジョのお父さんがゾンビになってすれ違うシーンは気になりましたが(普通にお互い無視していた)。

あと、グィナムしつこすぎるでしょ。蒲田行進曲ぐらい落ちてるじゃん。対策しないんか。

エピソード12

  • 翌朝。チョンソンが合流するのを待つオンジョだが、彼は現れない。工事現場には灰をかぶった名札が落ちている。
  • オンジョの父の残したリボンを辿り、下山するグループ。
  • まだ生きていたジンスとイ教師の嫁ゾンビ、確保される
  • 脱出しても、隣市もゾンビだらけ。ナムラが戦力になるも、ウジンが噛まれて脱落。姉のハリに「アーチェリーを続けろ」と遺言。ゾンビ化した彼を殺せない一同だが、ナムラが彼を殺す。
  • 様子のおかしいナムラはどこかに消える。追いかけるスヒョクとオンジョだが、彼女はとうとう人を食べていた。それを見られたナムラは号泣しながら姿を消す。
  • 隔離所に着いた6人。
  • その後4ヶ月近く経過、生存者は隔離されたまま、施設を抜け出し、オンジョはたびたび高校の近くまでメッセージや食料を残しに行っていた。しかし、高校の屋上で誰かがたき火をしているのを発見する。
  • 結局、生き残った6人で屋上まで行くことになる。そこにいたのはナムラだった。彼女は同じような半ゾンビたちと行動を共にしているらしい。
  • 「私たち(半ゾンビ)は高校生と一緒。人間でもゾンビでもない、子供でも大人でもない」という謎セリフ。
  • 離れていても友達だよ、というほっこりムードを残して、ナムラは屋上からダイブして自分の仲間と合流。それを見守るオンジョたち。

と、ここでラストなんですね。このドラマのテーマは「境遇が違って袂を分かったとしても、わかりあうこと」とかなのでしょうか。もっとまがまがしいラストを期待していたのですが…

あと、「俺たちは白でも黒でもない!GLAYなんだ!」みたいなセリフはちょっと…

疑問点としては

  • チョンソンは本当に死んだのか?(事情があって身を潜めているのでは?)
  • 先生の飼育していた感染ハムスター、逃げたんじゃない?→再度感染爆発フラグ

あたりがあるのですが、原作の漫画を未読なため、もっと他の展開もあるのかもしれない。

ぶっちゃけ、シーズン2は別の高校を舞台にしてもいいわけですし… 女子校とかね。

ということで、生き残ったのはオンジョ、スヒョク、デス、ヒョソョン、ハリ、ミジン(ナムラも生きてるか)でした。あなたは予想できましたか??